・さて本日は!
『生徒会役員共』 の最新単行本、18巻の発売日ですよ!!
16巻から17巻まで1年と1ヶ月も間が空いたのに、17巻から18巻までは僅か4ヶ月で発売だー。
やったね。
更に18巻では引き続き、OAD付き限定版も同時発売!
そんなわけで単行本の詳細を以下にまとめたよ。
まずはコミックス18巻の収録内容から。
週刊少年マガジン掲載分の収録は、「#488」 から "一応は" 「#518」 まで。
何が "一応は" なのかは後述させてくれ。
ツチノコ探索編の前編から、パリィ・コッペリンと行列のできる店に並ぶ話までだ。
なお、登場人物紹介のページ数は引き続き2ページのままだった。
紹介される人物に広瀬ユウが追加されたが、どうにか2ページに収められている。
うーむ、青葉トオリとかの紹介文は無しか……
ギリギリあと1人分のスペースは取れそうだが、中里チリや青葉トオリは紹介されていないのよ。
これは主要な登場人物があと2人くらい追加されなきゃ、ページ数は増えないだろうな……
18巻では巻末おまけとして、桜才柔道部の部員である2人の1ページ漫画が描きおろされている。
というかこのおまけマンガ、柔道部の名無し部員にフルネームが命名されている漫画だった。
単行本5巻 「#96」 の柔道部壮行会で 「アニメのオリキャラ」 とメタな紹介を受けているあの2人組に名前がついたよ!
何だろうこれ、一体どうした?
ずっと名無しだった登場人物が多いのに、というか苗字はあっても下の名前が不明な登場人物もいるのに、突然の命名。
17巻の描き下ろしではヨシ君ナオちゃんに "馬川ヨシオ" と "花巻ナオ" の名前が付いたし、謎の命名ラッシュだ。
何かもう、そんなに名前を知りたいなら教えてやる! 以外の意志を汲み取れない感じの巻末おまけ漫画だよ。
氏家ト全先生にどういう心境の変化があったのだろう。
この調子だと、19巻では大門先生や橋高さんがいきなりフルネームで呼ばれるだけの巻末おまけが描かれるのか?
それともこの柔道部部員の名前を知りたい、的なファンレターとか多数届いていたのだろうか……?
かなり謎。
ちなみに2人のフルネームは、"及川シノブ" と "鈴村ホタル" だった。
クールっぽい方が及川シノブで、髪を結ってる方が鈴村ホタル。
18巻単行本の表紙は通常版が畑ランコで、限定版が広瀬ユウ。
17巻に引き続き、巻数にちなんだポーズを取るという歴代 『生徒会役員共』 表紙のルールを完全無視だ。
完全無視というよりか、17巻からルールが撤廃されたというのが正しい認識なのだろう。
氏家ト全先生が、そろそろ表紙で別のポーズを描きたくなったものかと。
そんなわけで、表紙では胸元でハートマークを作る大変にキュートな畑ランコと広瀬ユウを見られるぞ!
18巻表紙には青葉トオリの登場を願っていたが、このポーズを青葉トオリがしたなら破壊力が高すぎた。
致死量の可愛さを誇るであろう、危うい所であった、いやしかし青葉トオリであってほしかった。
そういや18といえば18禁、R-18を連想させる数字ですが、別に18歳未満禁止にちなんだポーズではないのだな。
ここで出島さんや横島ナルコ先生だったら18禁なポーズをしていたかもしれない。
カバー折り返しには、作者コメントと描きおろしキャライラスト付き。
18巻の描きおろしキャライラストは、パリィ・コッペリンだ。
ちなみにカバー下は、表紙・裏表紙と同じ絵。
氏家ト全先生の作者コメントは、次の通り。
18巻出ました。
この巻で連載500回むかえております。
めでたい。
ちなみに氏家ト全先生の自画像は髪を切った直後というか、スキンヘッドである。完全なハゲである。
そして次巻 『生徒会役員共』 19巻は、2020年9月17日の発売予定だ!
19巻も引き続きOAD付き限定版がありますが、また1年と1ヶ月開く形だぞ!
今まで遅くとも半年くらいで単行本が発売していたのに、また1年以上開くのかー。
これは一体どういう理由で……と思ったが、まあこれ完全にOAD制作側の都合だろう。
単行本は半年で出来ても、OADは他の何かに手を取られて半年では間に合わないスケジュールなのだろう。
まあそういうものか。
そういや今回の単行本18巻は、平成で最後の連載分までを収録だった。
なので単行本19巻は、令和になってから1発目の連載分からを収録となる。
元号的にはキリが良い (元号的にキリを良くする意味は分からないが) 。
ほか、いつもなら単行本化にあたっての変更点も挙げているところですが、今回は後日にということで……
そしてOAD感想の前に。
ここである意味、単行本18巻で最大の見所をご紹介だ。
さあさあ、各自お手元に単行本18巻をご用意ください。
用意したら、9ページ目を開いてください。
ツチノコ回の後編に突入したページですねー。
さてそのページをよく見ると、何だか足りないものがありますねー。
本来そのページの右上にあるはずのアレが無いのです。
……そう、話数カウントの表記が無い。
勘の鋭い方はもうお気付きかもしれないですが、じゃあその前後の話の話数カウントはどうなっているでしょう?
そう、何とまあ!
本来は 「#489」 だった話を話数カウント無しとして、「#490」 だった話を 「#489」 にずらしている!!
うわー、まさかの調整が来た!
うわああああああああああ、マジかよこれー。
……
……説明をします。
そもそもね、『生徒会役員共』 の話数カウントはもう何年間も1話ずれていたのですよね。
週刊少年マガジン連載時に話数カウントが1話少なく数え間違えられて、もうずっとそれっきり。
修正されないままの理由は不明。
俺は俺でファンレターとかマガジン編集者のTwitterアカウントにずれてる報告をしてみたのですが、修正されないまま。
それなのに、単行本になると何故か正しい話数カウントで数えられていたわけですよ。
氏家ト全先生も単行本作業の際に話数のずれとか気付かれただろうに、修正はされずに放置されていた。
おかげでマガジン掲載分と単行本とでカウントが1話ずれたままという奇妙な状況が今日まで続いていたわけですよ。
ところがだ!
その話数カウントのずれは、単行本18巻で唐突に終わりを迎えた。
マガジンの間違いが修正されたわけではない。
誤ったマガジンのカウントを正すのではなく、正しい単行本のカウントを1話ずらすという手段で統一された。
何だそりゃこりゃ!
謎すぎる。
このタイミングで話数が統一されたのは、単行本帯にもあるとおり連載500話目を迎えたからであろう。
その500話目がマガジンと単行本とでずれていては格好がつかない……など考えて統一を図ったのだろうが……
いやそれならこっそりマガジンの方を修正してほしかったよ!
18巻を見ての通り、連載500話目の内容は500話目を祝うような内容ではなく、至って通常運転のエピソードだし。
500話目を記念して描かれたカラーページは、モノクロで2箇所に分けて収録されているし。
500話目をマガジンの掲載時から変えたところで、その変更に気付くのは元から話数のずれを知るような読者だけなのでは。
この記事の冒頭で、収録内容が "一応は" 「#518」 までと書いたのも、これが理由。
正しい話数カウントとしては 「#518」 ですが、今後の 『生徒会役員共』 の話数としては 「#517」 となるわけなので。
うへえ。
うちのサイト各所の話数カウントは、今後に少しずつ単行本の話数に全部合わせていきたいと思います。
・最後に、『生徒会役員共』 18巻限定版に付属のOADをご紹介。
OADジャケット表紙は、津田コトミと出島サヤカ。
ジャケット表紙では巻数にちなんだポーズを取るというルールが継続だ。
19巻のOADをどうするつもりなのかは気になるところ。
OADの収録時間は、およそ30分。
『生徒会役員共*』 第24話と銘打たれているOADだけあって、TVアニメ1話分だ。
TVアニメのBD/DVDには ピュアver.(P音あり) と思春期ver.(P音なし) の2種類があったが、
OADの内容は思春期ver.のみにつき、OPの轟ネネのバイブのモザイクは無いし、ピー音で伏せられていない言葉も多い。
感想。
まず開始すぐビックリしたのは、生徒会会則のシーンが無い! ということ。
アニメオリジナルとはいえ、TVアニメ版1期第1話から劇場版でも休まずにあった生徒会会則のシーンが無いとは予想外。
"たまたま入れ忘れた" とか、"ちょっと尺の都合で削りました" などの理由ではないと思う。
これは完全な勘だけれど、もう生徒会会則のシーンは19巻のOADにも無いのではなかろうか。
Aパートでは、七条トラベル主催のミステリーツアー編がアニメ化だ。
このエピソードがアニメ化ということは、七条家執事の橋高さんの初登場シーンもアニメ化ということですよ!
よって橋高さんもアニメに登場して声がついたわけですが、残念ながらスタッフロールに名前は無かったので声優さんは不明だ。
ちなみにスタッフロール、今回のOADには登場しないトッキーの名前が何故か載ってる。
もしや図書室のモブ生徒に混じってトッキーがいるのでは、など思ってチェックしたが、別にいなかったし。
単純な間違いか?
ついでに細かいこと書くと、ミステリーツアーのコスプレ風イメージ映像で天草シノが茶髪になってる。
光の表現かなと思ったけど、他の津田タカトシ・萩村スズ・七条アリアの髪の色は普通だし。
そうそう、声優さんと言えばCパートでは "魚見チヒロの声マネをする森ノゾミ" というシーンもアニメ化。
氏家ト全先生はこのネタを描いた当時、どこまでアニメ化を意識されているのだろうと気になったネタですよ。
さてその実際の声真似の出来ですが、かなりスゲェ似てる。
すぐに似せられたのか、アニメ製作スタッフの人達は苦労したのか、裏事情が気になるところ。
またBパートでは、部活動報告のエピソードのもアニメ化されている。
よって単行本10巻 「#257」 で、誰がどのツッコミを入れているのか気になるシーンも正解発表が来た。
今回のOADは特に音声が楽しい内容と言えるのかもしれない。
そういやBパートでは、柳本ケンジと津田タカトシの絡みが何故か追加されていた。
天草シノたちと積極的に絡む必要に迫られた柳本ケンジ、という激レアな一幕ですが……何だこれ。
映画部として登場するのは上手いこと出番を差し込んだなーって感心したけど、かなり謎の態度と謎のオチが来た。
誰得のアニオリギャグなのだろう。
アニオリと言えば、桜才学園マスコット:さくらたん を使ったアニメオリジナルシーンは良かった。
さくらたんも今回のOADでアニメ化ということです。
原作では出番を重ねるにつれ割とゆるキャラっぽくなりましたが、OADでは初回登場時のインパクトを保ったまま。
というか原作初登場時よりも着ぐるみのぼてっとした表現に力が入っており、異様な迫力を誇っている。
これは正直カワイイとかキャーキャー言われないでしょ、みたいな怖さがある……
まあデザインはともかく、話の内容は良かったね。
ちなみに天草シノが後ずさりするシーンなどはコマ送りしてもパンツは見えない。
あと細かいことで良かったとこ。
ミステリーツアー編、食事中に手を止めるシーンの天草シノ&萩村スズのシュールな顔には何か笑った。
あと洋館を去るときに七条アリアが橋高さんと出島さんの側に並んでいるの何か良さがあるよね。
そして最後に、書こうか書くまいか迷ったのですが……
ミステリーツアー編でさ、アニメオリジナル描写として天草シノの入浴シーンがあったじゃあないですが。
まあ 『生徒会役員共』 らしく、天草シノの裸体は湯気に覆い隠されて全然見えない。
でもさ、この天草シノの入浴シーンって画面の明度を調節してみるに普通に乳首や乳輪が描かれてませんか??
気のせいか?
上の画像の左側が元のキャプチャを拡大した画像、右側はそのキャプチャの下半分を色調補正した画像。
俺は色調補正に自信があるわけではないので微妙ですが……
天草シノの左胸とか先端部にクッキリと色の境が浮かび上がっていないですか?
ちなみに局部は、右腕にかかったタオル (?) の陰になってガードされていた。
とりあえず18巻の感想はそんな感じです。