今週の 『生徒会役員共』 「#540」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 「#540」 感想。

今回は特にイベントの無い日常回ですよ。

扉絵の横島ナルコ先生は、何だかモデルさんみたいな雰囲気がありますね。

日常の所作では見られないちょっとオシャレなポーズだし、アオリ文の白と黒のコントラストのせいもあるし。

まあそのアオリ文は 「好色なる聖職。」 と下ネタ面を紹介する内容ですが。


開幕 【本日晴天】 は、これまで数えきれないほど描かれてきたけど誰も注文してこなかったアレがメイン。

そう、生徒会室の椅子が初めて取り上げられる話だ!

まあ、取り上げられたところで普通のパイプ椅子であり特に椅子自体への感想は無いわけですが……

オチは日干しで熱された椅子へのリアクションが二段構え。

こんな日常に潜むグッズで簡易SMに発展させられて快感を得られるとか、七条アリアが流石の貫禄であった。


2本目 【レントゲン】 、天草シノが普通のテンションで平坦なツッコミしてるのが何か可笑しさある。

多分、七条アリアの持ち出したシチュエーションがあまりに奇抜だったから付いていけずこの反応なのかなと。

もしくは天草シノ的には、今は猥談ではなく化粧品トークを続けたい気分だったのかもしれない。

ちなみに "骨格フェチ" で検索したら普通にヒットしたけど、さすがに骸骨そのもののフェチではないご様子。


3本目 【ネーム入り】 、轟ネネの直筆イラスト上手いな!?

サラサラと万年筆で水着美少女キャラを一発描きである。

明確に断言されてるシーンは無いけど、やっぱ轟ネネは漫画とか好きな人物像なのだな、ということも伝わる。

あと、余談だけれど細かい話。

細かいうえにメタな話ですが、『生徒会役員共』 内のこういう場面に出てくる架空のオリジナル二次元キャラ、

ここでもそうだけど、大体が金髪ツインテキャラだよねー。

氏家ト全先生にとって好みのキャラクター造形なのかなあ、あるいはこれが描きやすいデザインなのかなあ。


次の 【たぶん合理的】 、この腕章の使い方は笑った。

たぶん五十嵐カエデからもダメ出しを喰らうやつなのに、当の天草シノは真面目な表情してるのもウケる。

【どしゃぶり】 は、やったぜ出島さんのターンだ!

過去に途轍もないものをひっくり返している出島さん、出島さんでもやっぱりそれは引くのだな。

それはそれとして、バケツをひっくり返して青ざめてる出島さんは見てみたいとは思いますよねー!


最終ページ、【人気ワード】 の普通にお姉さんやお母さんポジションにいる魚見チヒロがすごいな。

もう津田家に馴染みすぎているよー。

いつかそのうち、津田タカトシが魚見チヒロを実の姉だと感じてるようなリアクション見せる回さえありそう。

それはそうと、こういうテストで悪い点を取った答案用紙が見付かっちゃう展開で、50点でこうなるのか。

世にある多くの漫画だと、0点とか明らかに赤点のテスト答案が見付かるのに、50点は現実味がある感じか?

あるいは魚見チヒロたちの秀才ぶりが感じられる点数、ということなのかもしれない。


ラストは 【おでむかえ】 で萩村家が舞台だ。

萩村スズが父親から万年筆をもらったというエピソードもあったし、今回は萩村一家勢揃いと言うのは……言いすぎか。

いつか萩村スズと父母とボアが全員出てくるネタも見てみたいものです。

今週の 『生徒会役員共』 「#539」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、英稜生徒会がメイン!

4コマ7本とも全部が英稜生徒会のネタですよ。

ここ4週間、ずっと天草シノたち桜才生徒会の生徒会選挙編が繰り広げられていたことの反動かもしれない。

おかげで今回は、天草シノが1コマも登場していない回でもある。

皆勤賞が途切れたとはいえ出番の多さは変わらず姿を見せる天草シノでも、今週は姿を見せず。

というか魚見チヒロたち英稜生徒会以外には、モブ生徒を含めて他の人物はほぼ登場しない。

濃密すぎる英稜生徒会エピソードだ。


そんなわけで今週の 『生徒会役員共』 、「#539」 感想。

「本日は英稜生徒会の一日をご覧ください」 と案内をする森ノゾミが扉絵だー。

アオリ文句に 「生徒会全メンバーの中で実は人気上位の森さん」 とあるのは気になりますね。

これって、500話目記念のときに実施された人気投票の結果を見てこう書いているのだろうよなー。

あの人気投票の結果、単行本18巻の描きおろしで発表されるかと思っていたけど、発表されていないままだ。

いつか結果は公表されるのだろうか……

人気について 「理由は、お胸の大きさと極めて普通であるところ。」 と書ける理由も人気投票の結果にあるのか?

ちなみに、この扉絵で森ノゾミのお胸は特段大きく描かれてはいない。

人気のある理由がガチで胸の大きさだとしても、だからってそこを強調していかないのが氏家ト全先生らしさだと思う。


開幕 【ウラがありそう】 は、学校づくりの今月の目標のお話。

「笑顔がたえない学校づくり」 が目標なので、遅刻した広瀬ユウを叱るときにも笑顔でいくというネタ。

これはネタよりも、英稜生徒会の仲の良さがにじみ出ている雰囲気が良い感じですよね。

そんなほのぼの仲良し系のネタなのに、2コマ目で森ノゾミと青葉トオリの胸部を見比べるなどしてしまった。

いやだってほら比較してくれと言わんばかりの並びですし……


2本目 【疎い青葉さん】 は!

やったぜ、青葉トオリがオチの4コマだ! それにサブタイトルに青葉トオリの名前が入っている!!

サブタイトルに青葉トオリの名前が入っているの初めての出来事じゃあないです!?

うひゃー、かつて "名前は無いけど背景によく映り込むモブ生徒" みたいな扱いだったのも今は昔だ。

だんだん出番が増してきているのは青葉トオリ好きなので嬉しいね。

このネタとか、たまたま他に人がいなくてツッコミを青葉トオリが担当することになったみたいなネタではない。

青葉トオリがいてこそ成り立つボケ側としての役目でオチ要員だぜ。

そんなわけで、実は何気に野球というかソフトボールに疎かった青葉トオリ嬢。

あぁー微妙にがっかりした表情もかわいいよなあ。

つーかここで残念に思ったことを正直に出していける関係性である、と伝わってくるのが良い感じ。

凄いと思わなかったことを察せられてツッコまれたのでなく、凄いと思わなかったことを態度に出してるわけで。


3本目 【かっこいい魚見さん】 は、魚見チヒロのターン。

魚見チヒロが昔ソフトボールをやっていて "不動の8番" と呼ばれたこともあるネタは、単行本5巻 「#120」 ですが。

まさか再びソフトボール部の助っ人として活躍するエピソードが描かれるとは思わなかった。

かっこいい魚見チヒロの格好良さが失われるオチは、自分の手でなく他人の手のような感覚だからと思われる。

まあそれよりも、やっぱどうしても3コマ目に注目してしまいますね!

またしても森ノゾミと青葉トオリの胸部を見比べるなどしてしまう並びでしょ。

そして胸よりもこの全身で喜ぶ青葉トオリのリアクションも何かあどけなさのある可愛らしさだし。

おいおいどうした、青葉トオリはロリキャラ方面に進化しつつあるのか?

登場期間は長くとも、個性を出すようになってからは間もない分、色々な属性を獲得する可能性を感じられる。

青葉トオリには今後とも目を離せないな。


そして4本目の 【体育会系】 では、森ノゾミと広瀬ユウが密着する! (手のひら的に)

「広瀬さん 指長いねー」 と、その確認でぴったり手のひら同士をくっつける森ノゾミと広瀬ユウ!

いくら同じ生徒会役員同士でも、これは結構親密でなければやらない行為でしょー!

更にはそこから発展して始まる恋人繋ぎ、ではなく "逆恋人繋ぎ" 。

というか、正確に言い表すならば "手四つ" である。

いきなり手四つを始めるとかいういたずらを仕掛ける広瀬ユウも、誰かれ選ばずこうはしないだろう。

広瀬ユウが森ノゾミに心を開いているからこそ始めた突然の力比べですよね、これぞ仲の良さ。


全然関係ないのですけど、手四つで検索したところ、

手四つシーンが出てくるアニメを教えて下さい。女同士または男と女がいいです。 というYahoo知恵袋がヒットした。

さらには、アニメに出てくる手四つシーンを収集している方もいた

手四つフェチがいたのか……


続く5本目 【百合系】 では、手四つ中の広瀬ユウと森ノゾミをウオミーが見て誤解する。

もうイメージ映像として、百合の花が咲き乱れている光景に見えてしまっていますよ。

青葉トオリはソフトボールに疎かったけど、魚見チヒロは格闘技系に疎かった という対比……とは深読みしすぎか。

同じ光景でもこれ観測者が広瀬ユウだったら即座に力比べだと判断したのだろうな。

つーか、広瀬ユウは両親の夜の営みを目にしてプロレスごっこだと判断した、みたいなネタありそう。


最終ページ、6本目 【毒をはく】 は魚見チヒロがMっ気を獲得かよ。

というか1本目の 「笑顔がたえない学校作り」 が既に消えている。

時期が別のネタ同士なのかもしれないが……こう、不要な設定は引っ張らないのも氏家ト全先生らしさか。

まあ見るべきは、ほっぺたを膨らませて怒った風なウオミーのリアクションであろう。


ラストの7本目、【ひろう こんぱい】 は今回全体を通してのオチ。

というか扉絵にあった "英稜生徒会の一日" を総括しての全部のオチってことだよねー。

ツッコミ役として健気に頑張る森ノゾミが労わられる展開だからか、後味もほのぼのしてるの構成が上手だわ。

今週の 『生徒会役員共』 「#538」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、連載史上初めて4週にわたった生徒会選挙の決着エピソード!

投票から開票まで1話で行ったぞ。

はたして生徒会長となるのは誰なのか……!?

というより、天草シノ以外になるかならないかが注目ポイントである気がしますが。

そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 「#538」 の感想。


扉絵は生徒会長候補の津田コトミ。

アオリ文句の 「もし当選すれば妹・会長、兄・副会長!?」 という事実は、こう書かれて何気に初めて気付いた。

当選するのは天草シノだろうし、他の人だとしても津田コトミは無いだろうと思ってしまっていた。


開幕 【敵は己のなかにいる】 から畑ランコの発言に笑った。

「ライバルは自分自身」 、そんな伝え方のできるセリフだったのか。

そして2本目 【ぶるぶる】 、轟ネネと萩村スズの仲の良さとか良いよねー!

ていうか投票シーンでこんなことありえるのか、って感じある。

投票所でまで性感帯を責めるようなプレイをしてる轟ネネに、読者のテンションもうなぎのぼりでしょ。

少なくとも俺は轟ネネの二の腕に触れたいと思いました (知らんがな

#507」 で二の腕の感触は乳房と同じ、というネタもありましたが、轟ネネはこの俗説を知っているのかなー。

轟ネネがさ、二の腕マッサージを津田タカトシに申し出られたらさ、どういうリアクションをするのかなー?

いや津田タカトシでなくとも萩村スズに申し出られてたときのリアクションも気になる。

轟ネネなら萩村スズも拒まなさそう。


次の 【チェック】 、投票用紙でこの下ネタの発想は無かった。

パンツフェチの人がいたら、チェック柄のパンツどころか好みの柄のパンツに塗り絵する下ネタの連鎖も起きそう。


投票時間中の天草シノたちはと言えば、別室で待機中であった。

別室の中はどんな雰囲気なのか、張り詰めた空気なのだろうか、など思えば答えはサブタイトル通り 【わきあいあい】 。

候補者としてはライバル同士でも顔見知りの仲ですしねー。

というか天草シノは、五十嵐カエデ、津田コトミ、パリィ・コッペリンの3人ともと一晩過ごしたことのある仲だ。

"一晩過ごす" でなく "一夜を共にする" だと意味が全然違ってしまうところですが、前者です。

3コマ目は、氏家ト全先生が何か一瞬だけでも不穏な空気が漂っているように見せかけた演出なのかもな、と思った。


そして最終ページでは、いよいよ生徒会長が決定だ!

【結果発表】 、生徒会長に就任したのは、2位に大差をつけて天草シノ!

天草シノの再選だー。

まあ本命、大方の読者の予想通りであったとは思いますが、ここの4コマのオチには不意を突かれた。

何と可愛らしいリアクションであり消失イリュージョン。

一見クール系のようにも見えて実は表情豊かな天草シノの、また意外な素の顔が見えた感じっすわ。


ラストの 【がんば】 は、生徒会長選挙が終了直後の生徒会室の話。

改めて思えば、この生徒会室に天草シノたちが4人揃うのは、生徒会長選挙が始まる前以来なのだなあ。

当たり前のような光景にして、実はそうでもなかっりする日常の風景。

そういう味わいがあるコマでしょ。

そしてオチを持っていくのは畑ランコ。

投票理由はオチのコメントまで本当なのかどうか、畑ランコの勝手な付け足しなのか?

生徒会選挙のきっかけは五十嵐カエデだけど、物語としては畑ランコが最初から最後まで陰の主役であったようだ。

畑ランコと五十嵐カエデの良いコンビっぷりから妄想すれば、五十嵐カエデを畑ランコがたきつけた、って可能性もあるかも。


今週の感想終了。

どうなるかと思った生徒会長選挙編だけれど、終わってみれば普段通りの 『生徒会役員共』 だったな。

連載期間中に一度しか描かれないエピソードだろうのは変わりなかろうけど、平常運転か。

生徒会が舞台の漫画にとって、生徒会長選挙は最終回に描かれるエピソードのひとつでもあるだろうしさー。

こうなると次回がまたちょっと気になるな。

普通に桜才学園が舞台で、特にイベント無しの日常的4コマなのだろうか。

しばらく話が桜才学園に集中していたし、次回は英稜生徒会が舞台の話になるのかもしれない。

これで英稜生徒会の生徒会選挙編が来たらさすがに度肝を抜かれる。

今週の 『生徒会役員共』 「#537」 感想

・今年の 『生徒会役員共』 は連載史上初となる出来事が何気に多い。

単行本17巻と18巻では表紙が巻数にちなんだポーズではなく、「#530」 では天草シノが初めて1コマも登場しなかった。

つい最近の 「#534」 は、最終回でもないのに登場人物のパンツが描かれたし。

今年の氏家ト全先生に一体どのような心変わりが……と気になるところですが!

何と今回は、生徒会役員共』 史上で初めての長編4話目に突入が確定したエピソードだ!

おっとマジかこれー。

今までの 『生徒会役員共』 の続き物エピソードは、最長でも前中後編の3話構成だったのよ。

それが今回、初めての4話構成、あるいは5話目に突入だってあるかもしれない状況だ。

一体この生徒会長選挙編はどうなってしまうのか……!?

そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 「#537」 の感想。


扉絵は生徒会長候補の1人であるパリィ・コッペリンが来た。

この流れだと、次回の扉絵は候補者の1人である津田コトミなのかなあ。

開幕 【心の準備】 から始まる今回のテーマは、候補者演説。

てっきり前回の水泳大会が候補者演説の代わりかと思ってましたが、そんなことはなかったようだ。

"エロ線" って何だろうと思って検索すれば、手相の線のひとつだそうな。

ネットで調べるに、少なくとも10年以上前からテレビで放送されていたりするようだ。

手のどこかかと言えば、中指と薬指を囲むように伸びる線だとか……って、えっ、そんなところに線あるの?

自分の手のひらを見てみたらそれらしい線が無くてビビった。

マジか?

俺の手相はともかく、別段ここを刺激してもアドレナリンが分泌されるわけではないらしい。

ツボ的には肩に効くツボであるみたいだし、アドレナリンが出るのは天草シノだからこその連想なのだろう。

そしてこの天草シノを見ても 「いつも通りだわ」 であっさり流せる津田タカトシが良いですね。

安定度がすごいや。


2本目 【カエデの公約】 からは、候補者演説も幕開けだー。

唐突に謎のユーモアを挟んできてどうしたのコレ感が半端ないぞ。

畑ランコがツッコミを入れず良い様に受け止めるのは仲の良さの表れといった感じで好き。


続いて 【コトミの公約】 では、津田コトミのターン!

まったく思い付きみたいな動機で、というか本人もノリでの出馬を認めていたので演説も危ぶまれる津田コトミ。

でも候補者演説の内容は一応まともな出だしから展開したぞ!

3コマ目でトッキーが 「いいコト言うじゃん」 って思ってるのは良いシーンですね!

これって誰に聞かせるためでもない、トッキーの心の声ですよ。

本当にそう思って津田コトミを認めてるってことじゃあないですか、大変良い。

そしてそのトッキーの想像を超えてきただろう津田コトミの最後のオチ。

緊迫と緊縛を間違えるネタも過去にはあったし、わざとではないかとも思えてしまう。

これこそはさむべきユーモアということかもしれない (そんなわけはない) 。


次の 【パリィの公約】 は、留学生ながら生徒会長に立候補したパリィ・コッペリンの演説だ。

どんな下ネタが飛び出すかと思えば、日本文化への誤解はあれども割とまとも。

朝に食パンを咥えての登校についてパリィ・コッペリンは反対派ということなのかなあ。

天草シノなら、パン咥えて登校はラブコメ的な出会いのキッカケ、とか言うと思う。

いやパリィ・コッペリンもキッカケと捉えてて、風紀が乱れの防止にパン咥え登校せずに済むようしたいのかも。


最後に現生徒会長である天草シノが 【シノの公約】 で演説だ。

何気に "天草シノが生徒会長として理想の学園のあり方を明確に言葉で語る" という激レアなシーンでもある。

氏家ト全先生が描きたかったのは、生徒会選挙よりもこのシーンだったのかもしれない、と思える展開だー。

でもそのオチは天草シノらしさが出るマイクの握り方であった。

ちなみに "フレミングにぎり" は氏家ト全先生オリジナルの造語っぽい。

"フレミング握り" で検索したら介護の現場での話題がヒットして何故か申し訳なさを覚えてしまった。


ラストの 【よろしくお願いします】 は8コマ漫画。

「がんばってください」 と津田タカトシが心の声で応援する相手は、まあ天草シノであろうよな。

津田コトミを応援してる説とか思ったが、それだとこう丁寧語にはならないだろう。

そしてオチは、男性恐怖症でも津田タカトシ相手なら大丈夫な五十嵐カエデもいるからこそのネタである。

1,2コマ目で五十嵐カエデが他の生徒と握手しているか描かれていないのは まあ描写を避けるよなーって感じ。

オチを務める畑ランコは、五十嵐カエデが津田タカトシに手を差し出している様子をどう思っているのだろう?

ここで津田タカトシが五十嵐カエデの手を取って、畑ランコを驚かせてほしさはあるな。

いや、昔の告白番組風に見えているなら、津田コトミの手を取った方がビックリするか。


今週の感想終了。

いよいよ次号は投票編だ! そしておそらく生徒会選挙エピソードの完結編。

生徒会役員共』 できっと一度しか描かれることのないだろうエピソードだし、結末が気になるところだ。

大波乱は無いだろうけど、やすやすと天草シノが再選するだけの話で済むのかという疑問もあるしな。

初の4話目に踏み込む長編の決着は、見逃し厳禁だ。

今週の 『生徒会役員共』 「#536」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、生徒会選挙に関わる話……なのかこれー?

先週の続きなのに、今週の内容を予想できる人は皆無だろう。

そんなわけで今回は、「第1回 生徒会長候補者だらけの水泳大会」 編!

候補者演説の代わりなのか、天草シノが水泳大会に挑むエピソードだ、一体何がどうなっているの……

そういうわけで今週の 『生徒会役員共』 「#536」 の感想です。


一応は生徒会長選挙関連イベントの場だからか、今回背景には轟ネネや時カオルたちの姿も見えて賑やかね。

2本目 【会長能力値】 では水泳大会開催の経緯が明らかに。

というか畑ランコ率いる新聞部が主導の企画なのかなぁこれ、謎である。

「生徒会長に求められるものは?」 のアンケート結果がオチですが、七条アリアも萩村スズも動じないの微妙に笑える。


次の 【しぼん】 、天草シノと津田コトミの水着姿に目が行きがちですが、注目はセリフでしょ。

生徒会選挙中だから天草シノは会長ではない、という規則に則って津田コトミが天草シノを 「先輩」 と呼んでおる。

設定が細かいし、津田コトミもちゃんと細かなルールを守る子なのだと真面目さを感じられるのがこの4コマの良さだろう。

そしてオチは今回唯一の下ネタを畑ランコがぶち込んでくる。

初期に僅かに存在しただけなのに登場人物紹介にずっと書かれてている 「よくシノの隠し撮り写真を売っている」 の文、

それをこのセリフと絡めて考えると下ネタ度合が増すと思う。


4本目 【50m一本勝負】 、1コマ目が割と懐かしい。

プールの飛び込み台に立った天草シノが 「高い‥‥」 と考えてるシーン、単行本1巻 「#10」 にあったネタだ!

すごく昔のネタなのに、よくぞ同じシチュエーションの高所恐怖症のネタを忘れずに取り上げられた!

そして "飛び込み台に立つ天草シノ" というシチュエーションは同じでも、描かれた絵としては随分違う。

今回の方が周囲の様子を含めて状況が明らかだし、見せ方が上手いのだわ。

氏家ト全先生が十年以上の歳月を漫画家として活動した重さを見比べて感じたりしてみよう。

見比べてみると、昔と比べてだいぶ可愛くなってる津田タカトシにビックリできるな……


50メートル一本勝負なので、水泳大会はあっという間に始まってあっという間に終わった。

【レース実況】 、普通に泳ぐ天草シノと五十嵐カエデはともかく、パリィ・コッペリンが平泳ぎなのは謎である。

何だろう、アメリカの学校ではプールや水泳の授業が無かったりする、とは聞いたことあるけど、平泳ぎはどうなのか。

まぁ去年の 『生徒会役員共』 を見るにパリィ・コッペリンは普通に泳げるようですが、平泳ぎの理由は不明だ。

パリィ・コッペリン的にはこれが一番速く泳げるから、と読み取るのが普通にして最善かしら。

そしてオチは水上走りを試みる津田コトミ。

水上走りするマンガキャラとか見たことはあるけど、50メートル走り切る奴はそういなくない? (そういう問題ではない)


ラストの 【試合に負けて勝負に勝った】 は8コマ漫画。

足をつるのは溺れかけたと見える津田コトミではなく、パリィ・コッペリン!

そしてパリィ・コッペリンを助けるのは津田コトミという意外な展開。

たしかにこう描かれて見せられてみると、津田コトミが溺れかけても予想の範疇といった感じだ。

津田コトミが助けられるより津田コトミが助けた方が意外性があって面白いな……!

何という秀逸な判断。

助けられたコマでおまんじゅうみたいな頭だけ見せてるパリィ・コッペリンが可愛いし。


今週の感想終了。

そして次回は、いよいよ生徒会長選挙本番だ!

天草シノは生徒会長の座を守れるのか!?

今回の津田コトミの活躍は選挙結果に影響を及ぼしたりするのか!?

津田タカトシが天草シノを名前で呼んで天草シノが照れたりする展開はあるのか!?

次回が気になるところだ。


そして今週号の週刊少年マガジンでは、冒頭のカラーページも必読だー!

『はじめの一歩』 連載30周年企画として、週刊少年マガジン関係連載作家さんなどからのお祝い色紙が掲載されている!

もちろん、氏家ト全先生による 『はじめの一歩』 カラーイラストも載っているぞ!

描かれたキャラは、幕之内一歩と、その愛犬のワンポ。

見逃さずチェックしよう。