今週の 『生徒会役員共』 「#589」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#589」 は、主に桜才学園が舞台の日常回。



ちなみに内容とは関係ないけれど、今週号では 『生徒会役員共』 がやたらと前の方に掲載されている。

巻頭掲載ではないものの、前から2番目という掲載位置だ!

生徒会役員共』 を知らずに週刊少年マガジンを手に取った人の目にも入りそう。

なお、『生徒会役員共』 本編の前には劇場版2の健康器具付き前売り券の告知がデカデカと掲載されている。

生徒会役員共』 を知らない方へも健康器具の存在を周知させる親切設計だ。


さてさて本編、扉絵はパリィ・コッペリン。

私服姿での萌え袖をお披露目だー。

ちなみに本編では制服姿で若干萌え袖気味の格好を披露しており、2度おいしいと言えそうだ。


開幕 【ずぷっ】 は、生徒会室に蜘蛛が入り込んだ話。

単行本2巻収録、『生徒会役員共』 がマガジンへと連載が移籍してきての2話目を思い出しちゃうね。

生徒会入ってから初めてたくさん褒められたのが虫退治、という過去の津田タカトシが懐かしい。

今や津田タカトシの実力は皆が知るところなので、今から虫退治をしても褒められたりはしない。

今回も同様に津田タカトシがどうにかするわけですが、それはそれとしてオチは七条アリアの空耳。

「全身の毛穴がひらいた‥‥」 という他の穴に下ネタで繋げられそうな話が、下ネタ空耳で捉えられちゃう。

萩村スズのツッコミはもっともだー。


2,3本目は畑ランコの話。

【突撃 畑さん】 にて、天草シノにインタビューを申し込む畑ランコ。

言葉でおだててダメならば、焼き芋の差し入れでお願いだー。

つーか直球の買収じゃあないか。

単に甘いお菓子を差し入れるのでなく、秋という季節にあった食べ物をチョイスするのがセンスの良さか?

というか焼き芋を選んだ理由は、次の4コマが答えとなっているのかもしれない。


続く 【固定装備】 は、畑ランコとマイクの話。

普段からマイクを持っている畑ランコについて、萩村スズが話題に上げたぞ。

畑ランコの回答は、「マスメディアに携わる者には必需品だからね」 。

どうして必需品なのかという、もう一歩踏み込んだ話になるのかと思ったら、これを踏まえたボケがオチ。

マイクが必須なのは、マイクを向けることで相手に取材中だと意識させる目的もあるのかなあ?

いやそれはともかく、焼き芋を食べる → おならが出やすい ということを踏まえたオチだった。

天草シノのお尻へとマイクを向ける畑ランコ、もしやここまで考えて差し入れに焼き芋を選んだのだろうか。

もしそうなら策士すぎるな。

というか続き物のネタとは思っていなかったので、予想外で笑った。


4本目 【おはなばたけ】 は、パリィ・コッペリン meets ジャパニーズスラング "花摘み" !

「ちょいと花摘みに行ってくる」 と笑顔で立ち去る轟ネネは何か良さがあるな……

"花" と "鼻" を掛けてのネタですが、納得感のある誤解に繋がった。

鼻つみというか鼻つまみだ。

フィクションだけでなく現実にも割とありそうな誤解だと思う。


5本目は、氏家ト全先生の漫画としては珍しく直球のサービスカットと言えるかも。

【背中で語る】 では、背中が開けた大胆コーデに古谷サチコがチャレンジだ!

「アドバイザーはナツキ」 とのセリフがあるけど、そういや南野ナツキの登場以前にも似たセリフがあった。

あのとき古谷サチコにアドバイスをしたのも、実は南野ナツキだったのかもなあ。

というか、北山カヤではないのだな。

読者モデルの北山カヤがファッションのアドバイスをするなら、自然な気がする。

でもここでは、子供を産んで今は人妻という南野ナツキがアドバイスをしている!

意外な関係だ。

まあ人妻とはいえ一般的に大学生の年代なわけで、ファッションセンスは若者であるわけで。

学生時代の南野ナツキがどうだったか作中で描かれていないから、意外とファッションリーダーだったのかも。

スピンオフや番外編などで、古谷サチコたちが生徒会長だった頃のエピソードとか描かれたら良いのになあ。

それはさておき、オチは古谷サチコのカバンチラである。

スカートが大きく捲れているのにパンツが見えないのは、パンツを穿いてないからなのか?

あるいは布面積が狭いパンツを穿いているのかも。

下着も南野ナツキのアドバイスを受けている、という可能性へ妄想を膨らませられるオチだ。


最終ページ、6本目の 【アウト】 は津田コトミがトイレに間に合わないネタ。

慌ててトイレに駆け寄るもドアの前でがっくり肩を落とす津田コトミが描かれておる。

そりゃ津田タカトシもこういう勘違いをしますよねー。

これ今回一番笑った、よくぞこういう面白い誤解シチュエーションを思い付かれたものだ……!


ラストの7本目、【セーフ】 は反対にトイレに間に合うネタ。

"アウト" と "セーフ" でサブタイトルが対になっている組み合わせという小ネタが光る。

慌てて学校のトイレに入る萩村スズ、校則を遵守するので走らずに早歩きしてるっぽいな、描写が細かい。

そういやトイレシーンって 『生徒会役員共』 で何度も描かれたけど、ほぼ毎回ドアからの外の描写だな。

個室内でトイレしているカットが描かれたことは、滅多に無い。

個室内が描写されても、描かれてるのは登場人物の上半身とかバストアップだけだったはず。

下ネタ漫画であってもお色気漫画でないと、いうのを徹底されてるな。

そこはともかく、オチは七条アリアの下ネタ空耳だ。

今週2度目であり、今回3本あるトイレネタのうちの1本でもある。

しかも空耳されるセリフの発言主は、1度目と同じく萩村スズだ。

今週の内容を総括した終わり方と言えるかもしれない。

今週の 『生徒会役員共』 「#588」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#588」 は、横島ナルコ先生による下ネタ回ですよ。



扉絵も横島ナルコ先生であり、「今週は女性教師による下ネタパレード回です!!」 のアオリ文句付き。

おっと内容に触れられているのは珍しいな。

でも一体どれほど下ネタ溢れのパレードなのかとページをめくってみれば、割と普段通りという印象だ。

つまり普段から下ネタパレードな女性教師という話ですが。


開幕 【ぎぶ あんど ていく】 では状況説明。

急に降り出した雨に対して、傘を持っておらず立ち往生する天草シノたち。

横島ナルコ先生が車で送ることと引き換えに、資料整理のお手伝いをするよう匂わせてきたー。

七条アリアは出島さんに車で送ってもらってたりするのでは、と思うけど毎日ではないのだろう。

むしろ都合がついたときだけ、出島さんは七条アリアを車で送迎しているのかもな。

「遠回しに手伝えと」 とのツッコミがあるけど、結構直球に近い気がする。

横島ナルコ先生は普段から他の生徒も送っていたりするのかな。

送り狼みたいな行為にも及んでいるのでは……など、薄い本の導入みたいな妄想を膨らませてしまった。


2本目 【雑談】 では、早速横島ナルコ先生のお手伝いだ。

皆もくもくとやるわけではなく、サブタイトル通りに雑談しながら資料の整理。

普段4人で座っている生徒会室の机、横島ナルコ先生が座る場所はやっぱり普段から空いてる萩村スズの向かいか。

そこはともかく、オチは 「おにぎり」 から 「おにんにんにぎり」 という突然の下ネタ。

七条アリアの下ネタ空耳でも、こうは聞き間違えないだろうレベル……!

意図を汲み取ったツッコミをする津田タカトシたちでさえ、「何言ってんのこの人」 という直球の返しだ。

読者にとっても津田タカトシたちにとっても、突飛であったっぽいな。

お疲れですか とか、欲求不満ですか とかも言われない。


そんな突飛な下ネタも、天草シノには刺さったようだ。

次の 【シノ思った】 は、「アハハ」 と笑う天草シノが1コマ目に来ておる。

これは 「おにんにんにぎり」 に笑っているのか、それとも時間が開いてまた別の雑談で笑っているのか……?

でもおにぎりの話題から時間が経っていないようなので、やっぱりおにんにんにぎりに笑ったっぽいな。

津田タカトシの 「え今の内容で?」 のセリフは、何だか普段より下ネタにノってない感じがあると思う。

どうしたの? この回の津田タカトシは体調でも悪いのか?

あるいは、笑いのツボが大きく外れた下ネタだとリアクションがこう、という描写なのかもしれない。


続く4本目 【JKにぎり】 では、いきなりおにぎりが登場だ。

3本目と4本目の間に時間が飛んで、その間に天草シノたちが宿直室を借りておにぎりを作ったのだとか。

校内にあるだろう貸し出し用とかの傘を借りて、近くのコンビニとかに買いに行った方が……というのは野暮か。

たくあんまで用意されてるが、まあこの辺は漫画的なアレかもしれぬ。

そこはともかくオチは横島ナルコ先生の下ネタであった。

すっぱいおにぎりから下ネタに繋げることってできるのだな……という感じ。

これは全然関係ない俺の欲求ですが、横島ナルコ先生は成熟してない女子を味わった経験もあってほしいですね。


5本目 【レビュー】 、萩村スズは身長が小さいなら身体の他の箇所も未発達なわけで、手も小さいというネタ。

なるほど言われてみれば、と感心した。

今までありそうだけど、こういう要素に着目したネタは今までなかったような。

氏家ト全先生も最近思い付いたのか、あるいは実際小さい子供を見ていて気付いたりされたのかなあ。

というか萩村スズの視線に気付く津田タカトシが凄いし、視線を察して適したコメントを言えるところも凄い。

何という気遣いパワーだ、ツッコミが上手いということイコール気遣いが上手いということか。


最終ページの 【くだけた仲】 は、横島ナルコ先生の親密さの感覚が気になるお話。

思えば色々な人と肉体関係を持っている横島ナルコ先生だから、仲良しのハードルも上がっているわけか。

ちょっとやそっと身体を許したくらいでは心は開かないぜ、みたいなことのようだ。

股は開いても心は開かない、という下品な言い回しを思い付いてしまった。

もっと直接的な 「肛門についているティッシュを指摘できるくらい」 より下品かもしれない。

こう、堂々と下ネタを言ってるのに下品すぎと感じない辺りが横島ナルコ先生の品性なのかもな。


今週の感想終了。

最終ページの隣にありますが、10月23日 (金) から特典付き前売り券第3弾が発売となる。

第3弾の特典は、健康器具だ。

絶対買うぜ。

『生徒会役員共』 「#587」 感想

・1週間遅れとなってしまいました。

今週の、ではなく先週の 『生徒会役員共』 感想。

この回 「#587」 は、リモートで交流会をする話だ!

桜才と英稜の生徒会同士で、ビデオ会議をしちゃう。

現代的な要素が出てきたなー。



扉絵は、私服姿の魚見チヒロ。

胸元がシースルーの服装に見えるけれど、多分そうではない。

下に白い服を着てるって表現だろう、それでも胸元の緩い服であることは変わりないか。

「リモート越しの色香。」 とアオリ文句にあるものの、さすがにこの格好でビデオ会議するわけではなかった。


開幕 【サプライズな放課後】 では、早速ビデオ会議の始まりである。

津田タカトシたちに知らせないままビデオ会議を繋げておくという、天草シノのドッキリないたずらだ。

#585」 の感想で、スマホを使いこなす天草シノの成長が凄いと書いたけど、もう今回はリモート会議も1人で始められてる。

天草シノのPCスキルは既に一端のものみたいですね。


このビデオ会議は、どれくらい前から繋がっていたのだろう。

ウオミーたちは声を潜めて桜才側の話を聞いていた、ってことだよな。

こういうのって何故か面白くなって、笑いをこらえきれず吹き出してバレたりするやつだわ。

英稜生徒会は、全員ちゃんと声を潜めていられてたのかなー。

まあ単純に、英稜側でマイクをミュートにしておけば済む話ですけど。

マイクをミュートにして英稜側の声は届かないけど桜才側の声は聞こえる状況、何か下ネタが発生しそうだな……

桜才側へ聞こえないのを良いことに、魚見チヒロがとんでもない下ネタを言ったりしてそう。


続く2本目 【得意分野】 の1コマ目では、英稜生徒会の全員がモニター越しの挨拶だ。

この手のデフォルメの全員集合描写、たまにあるけど可愛らしくて良いですね。

仲良し感が出ているよなあ。

「リモート会議」 が 「いもうと会議」 になっちゃう七条アリアの空耳ネタ、納得感ある空耳だ。

作中の映画で妹役を務めた萩村スズもいるし、妹会議なら桜才に分が上がりそうですね。

いや妹会議ではなくリモート会議ですけど。


3本目 【バストアップの君】 では、リモート会議で盛り上がるぞ。

いやリモート会議というより冒頭であった通りの交流会であるらしく、もう雰囲気は和気あいあい。

ビデオ会議をするなら会議机にそれぞれ着席して全員が映るようにとなりそうですが、そう堅苦しくはなく。

PCのカメラの前に全員近付いて集まるという、何というか、スマホのビデオ通話みたいな集まり方だな。

まさに交流会か。

そんなくつろいだ状態からの、上半身しか桜才側に見えない状況を活かした下ネタだ。

この下半身裸という下ネタに、広瀬ユウとかどんな反応を示しているのか気になっちゃう。

あははと冗談だと分かって笑ってるのかなー、それとも魚見チヒロがマジでそうなのかと一瞬驚いちゃうのかな。

どういうリアクション見せてるのだろう。


やったぜ、青葉トオリがデカデカと登場だ!

4本目 【今日はカレーです】 は、電話越しでは伝わらない映像を交えたコミュニケーションだ。

「英稜もゆるキャラ考えました」 と、"えーりょくん" というキャラの描かれたプリントを青葉トオリが映す!

おいおい可愛いかよー。

ゆるキャラよりお前の方が可愛いよと言ってやりたい……!

それにしても最近の青葉トオリは、何やら無邪気幼い可愛い系を目指してる感があるな。

"青葉トオリ自身がそういう路線を目指す意志を見せている" のではなく。

"氏家ト全先生が長年無個性モブだった青葉トオリをサブ登場人物に昇格させるべくの個性付け" という感じで。

いずれにしても可愛い。


それにしてもこの "えーりょくん" は、何の動物がモチーフだろうか?

初見ではモグラだと思ってしまったのだが、改めて見るにモグラじゃあないよな……

ネズミか? いや、ネコか?

猫だったら、犬がモチーフである桜才マスコット:さくらたん と対になると言えるしな。

というかこの英稜ゆるキャラ:えーりょくんは、青葉トオリ画のイラストなのだろうか?

可愛い絵を描きよるな……!

青葉トオリが取った授業のノートは、空いたスペースにこういう絵がちらほら描いてあったりするのかな。

そうだとしたら可愛すぎて身悶えしてしまう。


ちなみに、さくらたんってゆるキャラだっけ、とお思いの方もいるかもしれませんが。

単行本19巻収録 「#523」 では、「桜才ゆるキャラさくらたん」 とのサブタイトルがあった。

というか単行本15巻収録 「#420」 の初登場時には、さくらたんのコンセプトはゆるキャラと明言されていた。

この初登場時のさくらたん、今見るとビックリしちゃう。

さくらたん、初登場時は服を着ていない
さくらたん、初登場時は服を着ていない

さくらたん、初登場時には服を着ていなかったのか。

すっかり桜才制服を着ている認識になっていたよ。

こうして今から見てみると、全裸で登場してるみたいだな……


次の5本目 【私のモノよ】 は、リモート会議で効果倍増というネタか。

リモート会議のシチュエーションを活かした下ネタが今回2本あるわけですが、この七条アリアの発想は無かった。

画面越しでの対面だから、物理的距離は離れててすぐには会いに行けないというのを活かした下ネタがあるとは!

スゲェよ。

ていうか直前の 「シノちゃん私に任せて」 のセリフも、オチを見てから読むとまた笑える。

何を 「任せて」 だというのか。

この場の全員が誰も予想していなかっただろうやり返し方だわ。


最終ページは6本目の 【でこぼこ】 、今回一番笑ったな。

"身長に特徴がある" という言い方をすれば、二人とも同じと言える萩村スズと広瀬ユウ。

まあ実際は全然同じでなく、画面に入らないにしても広瀬ユウは背が高すぎて、萩村スズは背が低すぎてが原因だ。

広瀬ユウは身長の高さゆえに、他の人の身長や、背の高さについての思いに無頓着なのだろうなー。

うっかり変な失言が出そうな危うさがありますね、というか今回まさに失言をしているのか。

オチのコマは悪意の無さが伝わる笑顔だ……

というか実際、普段より少し描き込まれている笑顔って感じだ、可愛い。

そんな可愛さと 「ぬおおおーーー!!」 の叫びのギャップもあって笑うわこれ。


ラストの 【バイバイ】 、この回で一番上手いネタはこれだろう。

リモート越しの相手にバイバイと手を振っているのかと思えば、カメラに付着したゴミを取ろうとしてただけ!

えっ、この勘違い上手すぎでは……?

氏家ト全先生、リモート会議のシチュエーションを描かれるのは初めてのはずなのに、よくこのネタ思い付かれたな。

過去にこういうビデオ通話みたいな状況があったのは、単行本19巻#533」 のウオミー祖母とのテレビ電話くらいなのに。

勘違いに指摘が入らないまま終わるのも良い。

このネタ、リモート会議中に行って誰かに指摘のツッコミが入る描かれ方もあっただろう。

でもそれよりツッコミ無しのボケ倒しみたいなオチの方が素晴らしかろう。

ネタの活かし方も秀逸だ。


以上、そんな感じ。

この回の 『生徒会役員共』 は、いつにもまして良かったと思う。

あと何気に、柱の登場人物紹介がちょっと珍しい。

最初に英稜生徒会が青葉トオリまでフルメンバーで紹介されて、桜才側の紹介は七条アリアと萩村スズだけ。

両生徒会が登場する回で、津田タカトシと天草シノが省かれる登場人物紹介ってあまりない選出だ。

今週の 『生徒会役員共』 「#586」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#586」 は、桜才学園の日常エピソード回だ。

行事やイベントは無くて、天草シノたちの日常的下ネタのお話。



扉絵だけは桜才学園と関係なくて、白ワンピース姿の五十嵐カエデ。

「学内、清楚系最高峰!!」 ってアオリ文句が載ってるけれど、清楚系ファッションなの?

この格好で学内にいたら風紀が乱れちゃいそう、とかよこしまな感想を抱いてしまった。

頼りない両肩の肩紐を掴んで、外側へ思い切りずらし下げたらどうなるのだろう、って。

よこしまというより悪童のいたずらだな。


開幕 【DKビジョン】 、男子高校生の視線ということか。

何やら久しぶりの登場である気がする、権藤リキゾウ学園長。

登校する学生への朝のあいさつをしている生徒会のもとにやってきたー。

この初手から下ネタをぶち込んでいく七条アリアには笑った。

誰にも区別なく、出会いがしらにこれを言える七条アリアは本当に下ネタが好きなのだな……!

ていうか女子生徒の股下デルタだけでなく、七条アリアは男子生徒の股間にも目を配っていそうだ。


2本目 【笑顔でピース】 では、ヨシ君ナオちゃんこと馬川ヨシオと花巻ナオがメインだ。

ただの自撮り写真かと思えばプレイ中の光景であったというオチ。

これを屈託なく五十嵐カエデに見せられるの、花巻ナオにとって五十嵐カエデはやはり親友なのだろうな。

学内でイチャイチャしているのを注意しているうちに仲良くなったのか、その前から友人だったのか?

ていうかヨシ君ナオちゃん、次第にマニアックな下ネタに傾倒していってるなー。

連載初期には清純な付き合いをしてるように見えたのに。

この下ネタ側になっていく変遷は、氏家ト全先生の過去作 『妹は思春期』 の岩瀬ショーコを彷彿とさせる。

おかげで何か懐かしい感じがあるな。

つーかもし連載初期はマジで清純な付き合いだったなら、初体験も連載開始後のいつかにあったって事になる。

いや、だからどうしたって話ですけど、ヨシ君ナオちゃんだし。


続く3本目 【通りすがりです】 は、畑ランコと五十嵐カエデのネタだ。

畑ランコと五十嵐カエデも仲が良いけど、畑ランコと五十嵐カエデと花巻ナオで遊ぶこととかあるのかな?

それはともかく、ヨシ君ナオちゃんのようなツーショット写真を意図せず五十嵐カエデもやってしまうオチ。

さすがにプレイ中写真のような下ネタではなく、むずがゆささえある青春の一ページって感じの写真ですけど。

3コマ目でスマホを覗き込む畑ランコが何だか可愛い。

五十嵐カエデが写真を消去したかは描かれないとこ、尺の都合もあろうけど想像の余地を残す感じでもあるな。


4本目の 【仮の話】 は轟ネネと萩村スズの4コマですが、何と轟ネネが萩村スズに振り回されるパターンだ。

もちろん萩村スズなので、轟ネネを下ネタで振り回すわけではないぞ。

むしろ沸き起こったエロ心さえ引っ込むような金の話、現実的な話で夢のある話にマジレスだ。

「もし宝くじ当たったら」 という仮の話に 「貯金」 や 「固定資産」 の回答、これが萩村スズらしさか?

いや萩村スズでも、これが天草シノや津田タカトシから振られた話題なら、こうは返さないだろう。

そのときは空気を読んで遊び倒す系の答えを返すと思う。

クッソ現実的な回答をここでしているのは、これがマジで素の回答だからなのだろうな。

大事な友達の轟ネネにだから返せる、素の自分をさらけだした答えというやつ。

これが気の置けない仲というやつだ! 多分。


5本目 【ぱっちん】 、男子には無い文化の言葉だ……

生徒会役員共』 に出てきた下ネタワードが分からなかったのは、ポルチオ以来か?

この 「ブラぱっちん」 、検索したら最初読んだときに思い浮かべた光景と違った。

ブラパッチンとは、ブラの後ろの紐を引っ張ってから放してパッチンとすること、だとか。

テレビでお笑い芸人が咥えたゴムの反対を放されて顔面でパッチンとなるアレと原理は同じだ。

マジで分からなかった。

これを分かる津田タカトシはスゲェな、音の出所が分からないオチでも良さそうなのに。

どうやって知ったのだろう?

空想だが、津田コトミが魚見チヒロにブラぱっちんのいたずらをしてたりしてて、それを見て知ったのだろうか。

それとも女子生徒が多い桜才学園だから、結構日常的にブラぱっちんを目にできたりするのかな。


6本目 【本気の私】 は、津田コトミと時カオルのネタ。

津田コトミが時カオルにブラぱっちんしてるのを津田タカトシが目撃する、というのも良いかもしれない。

そんな妄想はさておき、4コマ自体は津田コトミの中二病ネタ。

それより道場でぐてーっと横になってる津田コトミとトッキーが良いですね。

柔道部はお休みなのかな、校内でおしゃべりしてるシーンはたまにあるけど、道場でただ寝てるときもあるのか。

これもまた青春のワンシーンって感じで良さがあるなあ。

そしてトッキーを巻き込んで自身のだらしなさに理由付けをする津田コトミ。

さすがにこれはトッキーも黙っていられずツッコミを入れるかー。


ラストの7本目 【あそこです】 は、七条アリアの下ネタ空耳だ。

もはやおなじみド定番シリーズとなった聞き間違い返答ですが、小山リカ先生は耳にするのが初めてなのかな。

横島ナルコ先生の下ネタにも慣れてきた小山リカ先生でも、ただただ戸惑うばかりのリアクションだ。

「あそこの個室」 が 「アソコに固執」 なので、難易度は低いと思えたが……いやこの反応が当然かもだ。

ていうか七条アリアが小さく「やっぱり‥‥‥」 とか言っちゃってるの笑う。


感想終了。

そういや今回、コピーしたかのように同じコマの組み合わせが3組あるけど、よく見ればどれもコピーではない。

そのうち1組は同じ自撮り写真が描かれているというのに、それでもコピーではなくそれぞれ別に描かれたようだ。

コピーで済みそうなコマでもコピーをしないのは、氏家ト全先生のこだわりのひとつだ。

過去作品ではコピーを使っていたこともあるので、作品を描くうちに生まれたこだわりである模様。

何きっかけでコピーを使わなくなったのだろう?

気になるところだな、もしも氏家ト全先生へのインタビュー企画とかあったならどなたか聞いてみてほしいよ。

<2020.10.15追記:マガポケへのリンクを追加>

今週の 『生徒会役員共』 「#585」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、サイクリング編!

前回 「#584」 で天草シノがスモールバイクを当てたから、今回 「#585」 は皆でサイクリングに行く話だよ。

そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。



本編と同じくスポーティな服を着た天草シノが扉絵にも選ばれている。

開幕 【自転車で行こう】 では、早速サイクリングコースのある公園に到着だ。

このシーン、何気に天草シノの成長がすごいな!

現地で 「正しい自転車の乗り方」 をスマホで確認とは、現代的すぎる行動だ。

単行本1巻では、パソコンは苦手で電子辞書さえ好きではなかった天草シノなのに!

今や出先でスマホを使って必要な動画をチェックですよ。

これが天草シノの成長だ。

でもこれ、Wi-Fi環境が無さそうな外で動画を見ると容量が……と思ったら、違った模様。

こんな動画をわざわざ出先で探すまい。

必要な動画を探したのではなく、好きなときに楽しめるようローカル保存してた動画だろう。

自転車パンチラ未遂の動画なのに、天草シノ当人はパンチラしないショートパンツっぽいですけど。

言わずもがな、見て好きなジャンルを自分が体験したいかは別の話であろう。


2本目 【とんち】 も、爽やかな秋の青空の下で下ネタが繰り広げられた。

自転車に乗ればサドルでお股が刺激されての 「サドルおなに」 で気持ちいい、というド直球の下ネタ。

単行本17巻収録 「#462」 では同じ下ネタにツッコミ入れていたのに、今回はノリノリだー。

何の違いでこうも態度が違うのだろう。

漫画的には 「#462」 では天草シノしかツッコミ入れる人がいないから、という回答だろうけど。

まぁ、体調の違いとかもあるのだろう。

そこよりも、「おなに」 の表現は気になった。

サドルオナニー、って書いたらダメなの?

週刊少年マガジンは "オナニー" の言葉を使用禁止としていて、規制を回避するための言葉が "おなに" なのかな。

マガジンではなく、電子書籍を出している企業とかの規制かもしれないけど。

かつてドラクエ10では 「レオナにホイミを唱えた」 が 「レ***ホイミを唱えた」 と自動で伏字になったそうだ。

どうやらこちらの規制ワードには、オナニーは含まれていてもおなには含まれていないようだ。


3本目 【メイドが通る】 では、出島さんが登場だ。

よくよく見れば2本目時点でも最後尾に出島さんらしき人影を確認できますね。

大きく口を開いている出島さん、目もパッチリ大きく開いているせいか何か普段と違う印象だ。

七条アリアの汗を口だけではなく目でも受けようというのか……!?

出島さんほどの上級者ともなれば、サドルで快感を得ている場合ではないみたいだ。


4本目 【あつあつ】 は、今回唯一の健全ネタだ。

津田タカトシのタオルを借りてドキドキしちゃって、汗が噴き出す萩村スズ!

おいおい、ウブすぎるよー。

生徒会役員共』 では滅多に見られない可愛らしい反応じゃあないの。

普段は津田タカトシの素肌に密着しているタオルと直に触れちゃうとか、という興奮!

さすがにこの時点では本日未使用のタオルだろうとは思う。

魚見チヒロあたりなら、日常的に接しすぎていてノーリアクションになりそうな気がするぜ。

津田タカトシはこの後気にせず使用済みタオルを使いそうだし、それを見て萩村スズは更に汗を拭きだしそう。


5本目 【千本ノック】 、皆でピクニックのよう外でシートを敷いてご飯としてるの、もはやおなじみの光景ですね。

けれどもここでの昼食は特別な意味を持っていると、出島さんが説明する。

ハンガーノックについて解説する出島さんは真面目そのものだー。

自転車競技などは、ハンガーノックが起こりやすい耐久競技であるらしい。

だから今回のサイクリング回で解説が入ったし、自転車選手は競技中に食事で補給するのか。

出島さんが付き添いで来た意味はちゃんとあったな。

ちなみにオチは、天草シノの下ネタだ。

さすがにこの流れで出島さんは下ネタに走らなかったか、ていうかわざわざハンガーで叩くのはマニアックだな。

こんなマニアックなプレイをオチとしてもハンガーノックを周知したかった、という氏家ト全先生の心遣いかも。


最終ページの 【さわやか生徒会】 は、8コマ漫画。

こういう複数人でこぐ自転車は、タンデム自転車っていうのか。

俺も出島さんに足がつったかどうか見てもらいたいよ! (全然関係ない欲望)

そんな出島さんは、ここでも七条アリアの後ろにつけて汗が飛んでこないか大口を開いていらっしゃった。

そこを除けば、絵面は漫画らしく爽やかなラストシーンだな。

そんな爽やかな光景なのに、このオチは笑った。

「サドルおなに」 とか言ってた人が 「つながっている気分になる」 と言って下ネタに誤解しないのは無理でしょ。

多人数用の特殊な大人のおもちゃでつながっている気分を連想、という意味にしか聞こえない話だ。

当の天草シノはマジで健全な意味で言ってるっぽいのがギャップで面白い。

<2020.10.15追記:マガポケへのリンクを追加>