今週の 『生徒会役員共』 「#636」 感想

・連載終了まで残り1ヶ月を切った、今週の 『生徒会役員共』 感想。



最終回について 「豪華巻頭カラー企画を構想中!!」 との予告が出ましたが……

それは感想の最後でまた触れます。

未来の話よりも、今は 「#636」 の感想だ!


扉絵は魚見チヒロ。

着る途中なのか脱ぎかけなのか、質感が分からない服は肌着にも見えてえっちだ……

「今週はウオミー回!!」 ってデカデカとアオリ文句があるけどさ、これ本当にウオミー回なの?

むしろ天草シノ回なのでは……とも思える、日常寄りの話だった。


開幕 【インドアな日】 では、いつもの顔ぶれが津田家でヒマを持て余す。

用事を片付けて暇になったのか、用事も無いのに押し掛けたのかは読者の解釈次第。

ともあれヒマな天草シノ、魚見チヒロ、津田タカトシ、津田コトミが、トランプゲームに興じるぞ!

最初に決めるルールがそこなの……と笑った。

天草シノは津田家を訪れるために、どういう理由を用意しているのだろうねえ。

ちなみに七条アリアと萩村スズは、今回1コマも登場しない。


2本目 【大きい順】 では、七ならべで遊ぶ話。

タイトルはトランプゲームの七並べを表す言葉かと思いきや、ミスリードだった。

津田コトミ、魚見チヒロ、天草シノの順に並んで、"七ならべ" ならぬ "乳ならべ" というオチ。

おっと、久しぶりに津田コトミのバストサイズを示唆するネタが来たなあ、何やら懐かしい。

七条アリアが津田コトミのパジャマを借りてサイズがきつくないのだから津田コトミも巨乳のはず

そういう感想も昔書いたっけ (単行本3巻#50」 ) 。

魚見チヒロのサイズは不明だけど、順当に天草シノよりは大きいということが判明だ。


3本目 【ウオミーのターン】 では、おおっとブコメ的要素がここで来た!

津田タカトシが魚見チヒロの事を下の名前で呼ぶ!

けれど、ラブコメ的要素はこの1ネタで終了だ。

マジで?

下の名前で呼ぶのにまったく臆さない天然津田タカトシがオチだし、この後2人のラブコメ要素は無い。

「今週はウオミー回!!」 の扉絵アオリは何だったのか……謎である。


うーむ、もしかして津田タカトシとのラブコメ展開がある、という予想が間違いだったのか?

前々回の 「#634」 は、たしかに七条アリアと津田タカトシの恋愛要素強めであった。

だから最終回直前までラブコメ展開メインの話が続くと予想したけど、予想を外したか?

正直この 「636」 、名前を呼ぶネタ以外はいつも通りの内容だし。

"魚見チヒロは恋愛対象としてのラブではなく 家族・親戚関係のラブです" 、という話でもあるまい。

単に、この登場人物にたくさん出番がありますよ、という程度の 「今週は〇〇回!!」 アオリなのかも。


余談だけども。

出島さんは 「出島サヤカ」 の 「サヤカ」 という下の名前を一度も呼ばれることなく連載終わりそうですね。

初登場時にフルネームの無い登場人物は、他にもいた。

でも轟ネネは、途中で萩村スズから下の名前で呼ばれるようなった。

また横島ナルコ先生や畑ランコは、アニメ版で下の名前が出る場面があった。

ところが出島さんは、本編でもアニメ版やドラマCDなどでも、下の名前は一度も出ていない。

出番が少ない権藤リキゾウ学園長みたいなポジションでもないのになあ……

残念無念。


4本目 【こども心】 、重たい系の下ネタが来た。

「ババヌキ」 という単語を下ネタとして捉える発想は無かったぜ……

ババで抜くからババヌキか。

しかも熟女的な意味での "ババ" ではなく、方言で "うんこ" を意味する "ババ" の方だ。

うんことかで大爆笑する子供心あふれる下ネタであると言えよう! いや言えないよ。

昔のゲームに 「ババデル」 という名の登場キャラクターがいたのを思い出した。

これを言うのが七条アリアあたりでなく、魚見チヒロというのも凄い。

魚見チヒロも幼い頃から下ネタサイドの立ち位置だったのだな……!


5本目 【50%に生きる】 では、魚見チヒロが1コマも出ない!

ますます 「今週はウオミー回!!」 とは何だったのか……? という気持ちになるね。

前回や前々回のような、2コマぶち抜きの大きな絵で魅せるコマも無いし。

でも魚見チヒロが出ない代わり、津田コトミとムラサメ君が可愛い。

津田家の飼い猫:ムラサメ君は、今回も色々なコマに出没してますが、ここでは若干大きく登場だ。

ババ抜きに負けた津田コトミと顔が近くて仲良さそう、ていうか可愛い。


最終ページ、6本目は 【シノのターン】 。

天草シノと津田タカトシの掛け合いを、魚見チヒロが見守るぞ。

ちなみにラストのネタも同じ構図だ。

やっぱりこれ、天草シノ実質主役回じゃないです……?

"2人の関係性を見守りたいのが魚見チヒロなのだ" という解釈は強引だろうし。

氏家ト全先生としては、特定の登場人物をピックアップした話に思わせるつもりは無かったのかも。


作品的にはここまでの展開が活かされていて、下の名前で呼ぶ罰ゲームが再登場。

天草シノも自身の下の名前を津田タカトシに呼んでもらうかと思いきや、予想外の逃げ方だ。

ここで逃げることこそ、天草シノと魚見チヒロの違いと言えよう。

津田タカトシにとっては、こちらの方が罰ゲームになっているか。

津田タカトシが天草シノを下の名前で呼ぶ場面は、あったとしても最終回になりそうですね。

ていうか魚見チヒロの言動が、天草シノを引き立てる伏線になっちゃってるよ。

繰り返しになるけど、「今週はウオミー回!!」 とは何だったのか……?


ラスト 【2人で】 もまた、天草シノと津田タカトシの話。

タイトルの2人が示すのも、天草シノと津田タカトシの2人だろう。

魚見チヒロと津田コトミはお留守番かな。

津田タカトシ的には、魚見チヒロに休んでてもらおうと気を遣ったのだろうなあ。

魚見チヒロと2人で買い物とはならないあたり、やっぱり天草シノ回だった気がする。


今週の感想終了。

連載完結まで残りあと4話!

つーか今回、「今週はウオミー回!!」 が来たのは予想外だった。

てっきり最終回直前まで、こういう誰か1人を特集する話をやると思ってたのだけど……

でももしそうならさ、天草シノがラストで、その1つ前が魚見チヒロになりそうじゃない?

だから今回は、三葉ムツミあたりが来ると予想してたのだが……

もしかして、予想が外れているのかも?

来週が 「今週はシノ回!!」 であり、次々回の残り3話からは最終回に向けた特別なエピソードとなるのかも?

一気に時間が飛んで、卒業式間近の話がラスト3話目から繰り広げられるとか。


そして最後に、冒頭でちらりと触れた 「豪華巻頭カラー企画を構想中!!」 の予告の話。

一体どういう企画をやるのだろう?

生徒会役員共』 って、カラーページがあってもアニメの告知がカラーで、漫画本編は普段通りのケースが多かった。

でももうアニメは制作されないと思うから、漫画自体の巻頭カラー企画と考えて良いだろう。

氏家ト全先生がカラーページを描くのかどうか?

ていうか巻頭カラーなら、生徒会役員共』 が初めて週刊少年マガジン表紙を飾る可能性もあるだろう

企画だけじゃなくて、そこにも注目だ。


カラーページでよくある例は、声優さんとかからのコメントが載るやつか。

あと、他の漫画家さんが登場人物のイラストを寄稿する企画!

このイラスト寄稿は個人的に期待したいのだが……マガジンの場合は無理そうか?

マガジンはこの手のイラスト寄稿企画を、マガジンの "顔" と呼べる一部の超人気作品にしか許さないようなので。

『はじめの一歩』 や 『FAIRY TAIL』 で実施されたくらいで、『七つの大罪』 ですら実施されなかった。

残念ながら、望み薄だろう。


あって欲しい例としては、来週から 『生徒会役員共2』 が始まります、といったサプライズか。

でも巻頭カラーで大々的に終わるなら、続編は無さそう。

仮にあったとして、英稜生徒会が主役のスピンオフ漫画を別の漫画家さんが描くとかかなあ。


つーか、氏家ト全先生の次回作告知というのがありそうじゃない?

10月22日現在、『生徒会役員共』 の次の連載予告は来ていない。

2001年に漫画家デビューされて以来、氏家ト全先生が初めて何も連載していない期間が来るというのか!?

この20年間、常に何かしらの作品を連載していた氏家ト全先生だ。

次の作品を既に構想中であることを願いたい……

次回作は、氏家ト全先生が原作の熱血ファンタジーバトル漫画という未来もあるかもしれないですね。

今週の 『生徒会役員共』 「#635」 感想

・『生徒会役員共』 を読めるという事に、初めて恐れを感じたよ。

最終回にまた1話近付いたという事なので。



今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#635」 は、前回同様 「あっ これ最終回に向けた特別な展開だ」 と伝わる内容。

前回は七条アリアのスペシャルな回だったけど、今回は萩村スズのスペシャルな回だ。

扉絵は萩村スズ。

前回感想で書いた予想通り、「今週はスズ回!!」 とのアオリ文句がデカデカと入ってた。

やはり次回以降も、「今週はウオミー回!!」 「今週はシノ回!!」 のパターンを覚悟して良さそうだ。


開幕 【痛恨のミス】 は、朝の登校風景から。

水曜日なのに木曜日と勘違いしてしまう津田タカトシ……という導入なのですが。

これ、週刊少年マガジン読者であるならあまりしないミスをしているのだよね。

週刊少年マガジン公式のTwitterアカウントによるツイートで気付いた。




たしかに……!

何か違和感あるなと思ったが、「まあマガジンの発売日が水曜だからかな」 と納得してスルーしてしまってた。

たしかに熱心なマガジン読者なら、今日はマガジンを読める日だと、水曜日は間違えるまい……!

私事ながら。

実はここしばらく週刊少年チャンピオンを読むのが億劫になって数週間分溜めてたりしたのですが。

そうすると、あれ明日って金曜日かと思ったけどまだ木曜日かー、ってことが起きたりしてた。

毎週すぐにチャンピオンを読んでた頃は、起こりえない勘違いだったのに。

リアルな着眼点だ。


漫画的にはマガジンの発売日は関係なくて、それより大変なのは授業の方だった。

2本目 【ひゅーひゅー】 では、津田タカトシが時間割を間違えていたことも判明。

そして津田タカトシと萩村スズは、クラスで隣同士の席であったことも判明だ。

この配置になった席替えだけで4コマ1本やれそうなシチュエーションですが、特に何もなし。

氏家ト全先生的にも、今回のエピソードをやるために出てきた発想なのだろう。


そして今回、登場人物のちょっとした出番がとにかく多い!

主役は萩村スズと津田タカトシの2人だけど、脇役が沢山登場する。

クラスメイトの轟ネネ、三葉ムツミ、パリィ・コッペリン。

桜才学園教師は徳川先生、横島ナルコ先生、小山リカ先生が脇役として登場だ。

萩村スズの愛犬:ボアの姿も見える。

「今週はスズ回!!」 とアオリ文句にあったけど、むしろ "今週は桜才学園2-B回" と言えそう

ちょっと見ないくらい誌面が賑やかだ。

普段だったら、ここまで名前アリ登場人物を描かないよね氏家ト全先生。

やはり最終回を意識した一要素だろう……


3本目 【非日常スズちゃん】 に4本目 【体感時間】 と、萩村スズの幸せ時間が続いちゃう。

時間割を間違えた津田タカトシと教科書を共有するため、距離が近いからだー。

そのお顔は普段と変わらず冷静ですが、内心はそうでもなかったという話。

生徒会会計にして10桁暗算朝飯前なのに数学の問題を間違えちゃうぜ。

様子を見守る轟ネネのリアクションがツッコミとなる構成だ。

いつまでもこの津田タカトシと距離の近い時間が続けば良いのに、という本音が 「もう」 に現れちゃう。

轟ネネ的には、萩村スズの津田タカトシに対する好意はニヤニヤして見守れる対象なのだなあとも分かる。


5本目 【あ】 は、ちょっとイレギュラーなパターンだ。

4コマ漫画なのにオチてないというか、これ次のページの8コマ漫画の前半4コマと1つで成立する8コマ漫画だよね。

前回 「#634」 にもオチていない4コマ漫画があったけど、あちらは七条アリアの思いを総括する意味の4コマだった。

でもこちらは、萩村スズがうっかりミスに気付くだけ。

続き物の8コマ漫画+4コマ漫画を、4コマ漫画+8コマ漫画と切り分けたかのような雰囲気だ。

ページを跨ぐから12コマ漫画とするわけにも行かなかったのかも。


そして最終ページ 【おあいこ】 は、8コマ漫画。

津田タカトシが教科書のお礼に、萩村スズにジャージを貸す。

「サイズ大きいかな」 ってデカいと貸す前に分かるやろ……! など思ってしまった。

とはいえ、彼シャツならぬ彼ジャージ状態がこの回の大オチだ。

萩村スズ的にはサイズが大きいことも嬉しいシチュエーションなのだろう。

"ω" の猫の口みたいになった口元とか見逃すべからずだぜー。


今週の感想終了。

連載完結まで残りあと5話!

やはり残り5話は、今週同様、津田タカトシとの恋愛モノ寄りエピソードなのだろう。

最終回までに天草シノ、魚見チヒロの回があるのは確実だよな。

森ノゾミ回もほぼ確実にあるだろう。

すると最終回が別パターンの特別な回だったとしても、もう1人こういうエピソードを誰かやれる計算だ


一体どの登場人物が来るのだろう?

予想としては、三葉ムツミかと思うのだが、どうか?

俺の好みで言うなら青葉トオリなのだが、まあ無いな。

もっと言うなら津田タカトシと誰かの回ではなく、七条アリアと出島さんの回だったら嬉しいなあ (絶対無い)


ちなみに今週号の週刊少年マガジンの目次ページで、氏家ト全先生のコメントは以下の通りだった。


本屋に行くのが楽しいです。


特に変哲のないコメントだけれど、普段と違って活動的なコメントじゃないですか?

連載終了を控えた漫画家さんがこういうコメントをするときって、最終回の原稿を脱稿済みの場合じゃない?

そういう事も気になってしまうよ。

るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 維新激闘編の永久コンボ集を公開しました

るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 維新激闘編の永久コンボ集を公開しました。



■概要

とにかくコンボの無いこのゲーム。

まともなコンボはコンビネーション技からのダウン追い討ちくらいですが、永久コンボも少しは見付かりました。

コンボムービーとして構成できるほど多彩な技の組み合わせは厳しいので、永久コンボ集として割り切りました。


動画説明文にもある通り、本作では 「HALF GRAVITY」 という隠しオプションを使えば永久コンボも余裕です。

重力が半分になる、というか浮きが高くなるため多くの技で永久コンボが可能に。

こうなれば何でもかんでも永久コンボとなってしまい、逆に面白くない。

そこで動画後半に、 「HALF GRAVITY」 を使った永久コンボの一例を一応収録。

動画前半は 「HALF GRAVITY」 を不使用の永久コンボを収録しました。


■見所

動画前半、「HALF GRAVITY」 不使用の永久コンボパートが見所です。

確実に初出だろう永久コンボを含むほか、重力通常設定での永久コンボはこれらで全てのはずです。

「HALF GRAVITY」 不使用の未発見の永久コンボは、もう他に無いでしょう。


■コンボの木偶について

本作ではキャラごとにコンボの繋がりやすさが異なります。

見た目的に一番コンボを叩き込みやすそうなデカキャラ:ひょっとこが、実は一番コンボが繋がらない事実!

「HALF GRAVITY」 を不使用の永久コンボは、実はどれもひょっとこ相手には繋がりません。


動画を見ていただいての通り。

このゲームの基本となるコンボは、浮いた相手への空中コンボと、地面で跳ねる相手へのバウンドコンボです。

地面に触れるまでの時間が長い & 地面で跳ねてる時間が長いキャラが、コンボの木偶に向いています。

ところがひょっとこは身体がデカイ分、地面に接するまでが早く、地面で跳ねてる時間も短いのです。


コンボの木偶に向くキャラは、般若、式尉、四乃森蒼紫、斎藤一、神谷薫の5キャラです。

木偶としての使い道は、一長一短。

般若は、地面で跳ねている時間が最長。

神谷薫は、地面で跳ねている間の喰らい判定が一番デカい。

四乃森蒼紫は、空中やられ中の喰らい判定が一番デカい。

式尉と斎藤一は、空中コンボにもバウンドコンボにもそこそこ向いている。

およそ、そういう感じです。

「このキャラを木偶に選べば全部コンボが入る」 というキャラはいないので、コンボごとに試す必要があります。


■コンボ解説

基本どのコンボも見た目通りですが、一種類だけ特徴的な永久コンボがあるので説明します。


剣心、般若:ジャンプ小攻撃×n

このゲームでの一部ジャンプ攻撃は、着地硬直を何かしらの行動でキャンセルできます。

そこで着地と同時に再びジャンプ弱攻撃を出すことで、まだ浮いている相手に追撃できました。

おまけに剣心と般若のジャンプ弱攻撃は、前進するため間合いも詰められます。

技を当てても間合いが離れることなく、永久コンボとなりました。


般若:{ジャンプ大攻撃-(前ダッシュ)}×n

般若のジャンプ大攻撃も、着地硬直をキャンセルできる技です。

しかしジャンプ小攻撃と違って前進しないため、同じ技の繰り返しでは間合いが離れてしまいます。

そこで着地硬直を前ダッシュでキャンセルし、前ダッシュをジャンプ大攻撃でキャンセル。

これを繰り返すことで間合いを詰めつつ、ジャンプ大攻撃を連続ヒットさせられました。

今週の 『生徒会役員共』 「#634」 感想

・ついに "終わり" が来ちゃった。



今週の 『生徒会役員共』 感想。

まだ今回 「#634」 は最終回ではないけれど、「あっ これ最終回に向けた一歩目だ」 と伝わる内容。

連載終了の予告後に来た古谷サチコ主役回や轟ネネ主役回と違って、完結を意識した七条アリア主役回だ。

つらすぎる……


扉絵は七条アリア。

「今週はアリア回!!」 と、デカデカとアオリ文句が入ってるのを見たとき珍しいなとは思ったけど。

これって次号以降、「今週はスズ回!!」 「今週はウオミー回!!」 的パターンになりそうなやつだよね?

"『生徒会役員共』 完結のため、七条アリアと津田タカトシの関係性を今週で行くとこまで行かせます" 、

そういう主張のこもったアオリ文句なのだろう。


開幕 【ある日の放課後】 は、特別なことは何もない日常の放課後からスタートだ。

マジでこのときは今週もまた普段通りのエピソードだと思ったのに……

もう開幕の4コマ1本目から大オチに繋げるためのソーイングセットが出ていた。

ここから既に伏線が張られていたとは。


「危機せまる感じ」 は "鬼気迫る" と "(貞操の) 危機が迫る" のダブルミーニングか。

七条アリアは自身が脱ぐ露出プレイ好きだと何度も描写されたけど、他人に脱ぐのを迫るのはこれが初か。

実はこういうの、天草シノの方が津田タカトシ相手に一線越えそうなギリギリセーフな行為をしてるよね。

金的寸止めのポジションを取ったりとか。

七条アリアは意外と、自分自身で完結してる。

七条アリアは他人に対しては "プレイに目覚めたら良いな" と願うにとどめてる印象ある。

なのに目的が健全とはいえ 「脱いでくれるかな?」 と声をかける状況が来たのだから、そりゃ興奮するかー。

勘違いして全部脱いでくれないかな、とか内心思ってそう。


2本目 【よくあること】 の1,2コマ目は、ぶち抜きで津田タカトシと七条アリアのワンカットだ。

あっ、これ普段と違って1,2コマ目を分断する枠線もない!

普段のコマぶち抜きは、人物の後ろ前に枠線が来るのに!

完全な3コマ漫画だ、超絶特殊なパターンだ。

"普段とは違いますよ" という雰囲気を醸し出す工夫の積み重ねなのかなあ。

次号以降にも、こういう津田タカトシと誰かのコマぶち抜きワンカットが差し込まれるのだろうか?


オチは一応下ネタか。

お胸が今も成長している七条アリアである。

天草シノが不在で良かった……と思ったが、この場では見てなくても普段から見てるだろう光景か。

日常的にこれを見てるなら、コンプレックスが刺激されそう。

全校集会で生徒会メンバーが壇上に上がってるときにも、ボタンが弾け飛んだりしてるのかな……

漫画的には、どうしてソーイングセットを持ち歩いてるのかという疑問を解消するための4コマでもあった。

真の目的は 「大オチへの伏線」 なのだが、そこに別の解答を与えて伏線を隠してしまうテクニックだ!

氏家ト全先生の芸が光る。


3本目 【安全第一】 では、指を怪我しちゃう七条アリア。

「私はスピードにも定評が」 と自慢げな態度を見せた直後に、縫い針で指を突いちゃう失敗だ。

良いとこ見せようとして失敗する4コマ漫画の手本たる構成だが、『生徒会役員共』 としては異端である。

"他人を下げて笑いを取る" というのを氏家ト全先生の漫画では基本的にやらないって思い返させる4コマだ。

じゃあどうしてそれがここで描かれているかと言えば、大オチに向けた伏線であるからだった。


4本目 【応急処置】 では 『生徒会役員共』 らしい下ネタが来た。

七条アリアは貞操帯を穿いている日もあれば、ノーパンの日もあると描写されてきた。

穿き分けるきっかけが何かあったのかとは、今まで描写されてこなかったが……

「今日は恥部に絆創膏貼る日だから」 の発言により "日によって違う" との公式解釈が示されたと言えよう。

貞操帯の日もあればノーパンの日もあるし、絆創膏の日もある。

ペニパンを持っていることがあったのは、ペニパンの日だったからなのかもしれない。

ついでに、ブラもノーブラで乳首に絆創膏の日なのかもしれない、という妄想も膨らむ。

君の好きな七条アリア像をカスタマイズしよう。


5本目 【こまっちゃうなあ】 は!

うわー、最終回をひしひしと予感させる4コマだよ。

4コマなのに全くオチてない! 七条アリアが津田タカトシに対する思いを口にするのみの4コマだ!

ああ、これ最終回に向けて登場人物同士の関係を総括するための4コマだな、と直感で理解した。

終わりが来たわ。

作中で描かれる津田タカトシと七条アリアの関係性の、最も進んだところがこれってことだと思う。

だから最終回は、数年後とかに飛ぶことは無く、桜才学園在籍中か卒業式での終わりとなるはず。

そしてエンディングを予感させる4コマがこれってことは、おそらく最終回もしみじみ終わる系統だろう。

濱中アイ』 や 『妹は思春期』 のような全員パンチラエンディングではなく。

アイドルのあかほん』 や 『プチプチたんたんプチたんたん』 のような終わり方をすると思う。


最終ページ 【とりこみ中】 で、今回初めて天草シノと萩村スズが登場だ。

ここまでの4コマ全部、登場人物は津田タカトシと七条アリアだけってわけ。

もしも 『生徒会役員共』 のヒロインが七条アリア一人だったらこれが最終回です、という雰囲気ある。

そして張った伏線が回収されていく。

ソーイングセットも指の怪我もブレザーに血が付くのも、血痕 (結婚) のためのフリだったと。

結婚という突飛なボケを連想させるのは、さすが七条アリアの貫禄……というわけでもないか。

天草シノは、津田タカトシが三葉ムツミと結婚するのかってボケをかましたこともあったしな (単行本1巻 「#4」


ラスト 【私だけの秘密】 は、最後の大オチだ。

伏線がすべて回収されたと思わせておいて、残しておいた伏線であっと言わせるオチ。

下ネタ大好きお嬢様な七条アリアだけど、津田タカトシとの行為は 『生徒会役員共』 では間接キスまで。

そういう幕引きを感じさせる……

この4コマタイトルも、いかにも余韻を感じさせようという感じだし。

普段の4コマだったら "ドジっ娘アリア" とかのタイトルになってると思う。

というか、柱のアオリ文句はもっと直接的だ。

「エロボケ強めのアリア先輩。セクシーお嬢様キャラは永久不滅!!」 、永久不滅って!

これ、今回が作中最後となる七条アリア主役回だと知ってるから書けるアオリ文句だよね。

もう七条アリアがこうしてメインとなる話は無いのだ、と。


今週の感想終了。

完結まで残りあと6話!

もしや残り6話は、今週同様、津田タカトシと誰かの恋愛モノ寄りラブコメ的エンドを思わせる話なのか?

天草シノが最終回として、他は萩村スズ・魚見チヒロ・三葉ムツミ・横島ナルコ先生・森ノゾミあたりで。

いや最終回直前までがこういうノリで、最終回は桜才生徒会だけのしみじみエンドって可能性もあるか。


もし今後もこういう恋愛モノ寄りなら、七条アリアが最初に来たのは上手いなあって思う。

一番下ネタやプレイに積極的な登場人物だし、読者の期待がどこまでも膨らみそうな危険性あるだろうので。

七条アリアが最後とかだったら、津田タカトシの後ろが開発される展開とか期待してしまっていたかも。

今週の 『生徒会役員共』 「#633」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#633」 は、普段通りの下ネタ回!

こないだの出番が最後かなと思った古谷サチコも普通に出てきた。



扉絵は、本編と同じ私服を着ている津田コトミ。

もしや本編で注目しちゃう下腹部に何かネタが反映されているかと思ったが、そういうことはなかった。


開幕 【じばくスイッチ】 、連載初期の天草シノを思い出して ふふっと笑っちゃう。

単行本1巻 「#11」 では 「わっ私がさわると壊れないか!?」 と言っちゃうくらいパソコン使えなかったのに!

「発想が昭和」 ってツッコミ入れてる場合じゃない、天草シノ自身も似たような感じだったじゃないの。

その天草シノも、今では古谷サチコにパソコン操作を進める側かー。

長期連載の積み重ねによって生み出された成長だ。


2本目 【サッカーの話】 は、七条アリアの下ネタ空耳オチ。

たしかに "括約筋" って何が "活躍" してるのだろう? とか思っちゃうよね。

括約筋は肛門を閉じる役目で活躍してくれる筋肉ですが、"括約" は締めて括って縮めるという意味。

それはさておき津田タカトシの括約筋が凄かったなら、七条アリアはアナルビーズで何をするつもりなのやら。

津田タカトシがOKを出してたら、七条アリアは自身の手でアナルビースを津田タカトシに挿入してたのかな……

そこまで妄想するととんでもない下ネタですね。


津田タカトシが体育でサッカーしているコマは、氏家ト全先生の画力向上をしみじみ感じられる。

シュートするインパクトの瞬間を正面から (しかも手前に人物を配置) 描くってこれ、ちょっと凝った構図だよね。

並の発想であれば、斜め前方から見た構図で、蹴り抜いた後の様子を描きそう。

些細な描写ながら、『生徒会役員共』 以前の氏家ト全先生ならこれを描くに至らなかったろう、と思えるワンシーンだ。


3本目 【サッカーの話2】 もまた、津田タカトシのサッカーの話。

でも体育の授業の話じゃなくて、津田タカトシが小さい頃にサッカーをしていたという話題だ。

津田タカトシは、中学生の頃はサッカー部所属って話があったっけ (単行本1巻 「#4」 ) 。

黄金の右足と呼ばれてたのはその頃かな?

でも高校生の津田タカトシが 「子供の頃」 と言うなら、小学生の頃かも。

ちなみにオチはサッカーと関係なくて、今度は天草シノによる下ネタ空耳だ。

七条アリアのお約束ギャグとしてパターン化してきた下ネタ空耳、色々とバリエーションを付けてる様子が伺えるね。


おもらしの排泄ネタから続いているのか、4本目 【いっぱい出そう】 は津田コトミによる便秘のお話。

「便秘解消の番組」 からこういう勘違いネタできることあるのか……!

そして誤解したはずの津田コトミが表情良すぎて笑っちゃう。

一体脳内でどういう思考が高速回転しているのだろうか!? 津田タカトシに何を言ってボケようと考えているのかな。

いやむしろこの顔で見つめるだけでボケが完成しているか。

ちなみにタイトルのフリガナは "いっぱい出(だ)そう" らしい。"いっぱい出(で)そう" かと思った。


続く5本目 【やってみよう】 では津田コトミが便秘解消の運動に励むわけですが、二重に予想外の展開が来た。

ここから下ネタに繋がるのは予想外ということと、ポルチオって体外から刺激できるものだったのかという予想外。

検索するに、マジで体外から刺激できるものらしい。

2021年になっても 『生徒会役員共』 では未だ知らない下ネタに出会う事があるなあ。

ていうかこれ、津田コトミが 「刺激がポ〇チオに伝わってきた」 と判断できてることに注目しちゃう!

これを判断できるってことは、刺激したときの感覚を過去に体験して分かってるってことじゃないですか。

見方によっては、津田タカトシの眼前でそういう行為に及んでいるとも解釈できる。

えっちだ……


最終ページ 【コロコロ】 、脱毛プレイが提案なされる割に津田タカトシのスネは綺麗だ。

このネタのためだけにスネ毛がぼーぼーに生えてる描写になったりもしない。

勝手に津田タカトシのズボンの裾を上げる天草シノが平然としてるのも良さがある。


ラスト 【中2メイド】 は、タイトル通り中二病なのに出島さんのターンだ。

生卵の片手割で、突然中二病を発症する出島さんである。

そばに津田コトミがいるわけでもなし、橋高さんと普段のやりとりの中で突然の中二病! どうなすった。

これって結構不思議な4コマだな……

だって漫画的には登場人物を津田コトミや津田タカトシに置き換えても成立するネタだものね。

一体どうして出島さんがこのネタをやってるのだろう……? 出島さん好きな人へのサービスか?

たしかにこの普段は見せない中二病的に自慢げなオチの表情は素敵である。

器用な右手の指先が艶めかしく動く様子を見たくなってくる口元だしな。

見つめたならば、もっと指先とかまじまじと見せてほしいと思えてくるオチのコマだ。