『劇場版 生徒会役員共2』 Blu-rayディスクが発売

・書くのが遅くなってしまったけど。

この日、2022年3月16日に 『劇場版 生徒会役員共2』 Blu-rayディスクが発売された。



収録特典や法人別オリジナル特典は、劇場版2公式サイトの説明を読んでの通り。

ちなみに 「少年少女アテンション」 のCDが同梱されているほか、歌詞カードも同封されている。

歌詞を知りたいという人にとっても買う価値あるぞ。


そしてこのブルーレイの発売をもって 生徒会役員共』 関連の予定は、全て終了した (2022年3月現在)

氏家ト全先生の新連載情報は、既に発表されている。

しかし 『生徒会役員共』 関連の新しい情報は、今のところもう何も無い。

もしかしたら 『生徒会役員共』 関連グッズの発売も、このブルーレイで最後なのかも。


劇場版2の内容は、見た感じ映画館で公開されたものから変更なし。

劇場版2自体の感想については、こちら↓でどうぞ。

新年あけまして『劇場版 生徒会役員共2』感想 (ネタバレあり)


そうそう、音声特典のオーディオコメンタリーも聞きました。

収録時期は2021年11月下旬~12月のようで、最終回について語られたりしてたけど、新連載についての話題は無し。

最終回の後、声優さんは氏家ト全先生に寄せ書きを送ったりされたとか。

あと、劇場版2の冒頭が再録であることについては、何も触れられていなかった。

再録の話が何かあるかと思っていたのだけどなあ。


オーディオコメンタリーで興味深かったのは、さくらたん着ぐるみの話かな。

アニメ版 『生徒会役員共』 公式Twitterアカウントで、さくらたん着ぐるみ (頭だけ) がたびたび姿を見せている。

この着ぐるみが作られた理由の推測として、「キングレコードが着ぐるみを好きだから」 という発言があったのだ。

着ぐるみ制作についてまで企業風土を絡めて考えたことは無かった、見落としていた観点だった。

氏家ト全先生 新作『八乙女×2』の連載告知が別冊少年マガジンに掲載

・2022年3月9日発売の別冊少年マガジン4月号に、氏家ト全先生の新作 『八乙女×2』 の連載告知が掲載されました。



告知の内容は、週刊少年マガジン公式サイトのお知らせページに掲載されたものと同じ。

いや順序が逆か、別マガに掲載する内容を公式お知らせページで先行公開したのだろう。


ちなみに掲載位置は、裏表紙。

電子版に裏表紙が収録されてるかまでは未確認なので注意されたし。


次に 『八乙女×2』 の新情報が発表されるのは、4月8日発売の別マガ5月号の次号予告になると思われます。


『八乙女×2』 の追加予想


新連載の第一報が出た時に 『八乙女×2』 の内容予想を書いたけど、追加の予想を書いておきます。


別マガでの 『八乙女×2』 の連載告知は、他3本の新連載と同時に告知された。

この告知を見ると、他3本は全部カラーイラストなのに、『八乙女×2』 だけ白黒イラストだ。

すると 『八乙女×2』 は、1話目にカラーページが無いのかもしれない。


もしくは 『八乙女×2』 にカラーページがあっても、ヒロインの少女がカラーページに登場しないのかも。

氏家ト全先生の漫画と言ったら、女子が一番注目される役どころだ。

でもカラーページにはヒロインが未登場だったので、白黒であっても予告ではヒロインを見せてきたとか!?

うーむ、でも漫画の主人公が一切登場しないカラーページは、ちょっと珍しすぎるよな。

すると、『八乙女×2』 の主人公は男子なのかも。


それともうひとつ。

連載は、リアルタイム進行にはならないと予想する。

ジャンルは 「小学6年生隣人コメディー」 だそうだが、もしも連載がリアルタイム進行だと11話目で卒業式を迎えてしまう。

さすがにそうすぐ、卒業はしないだろう (卒業するにしても最終回だろう) 。

生徒会役員共』 と同じく、季節は連動するけど進級無し、ってパターンじゃないかなあ。

氏家ト全先生 新連載『八乙女×2』第一報から推察できるあれこれ

氏家ト全先生の新連載情報の告知が来ました!

氏家ト全先生 新連載『八乙女×2』(やおとめかけるに)第一報
氏家ト全先生 新連載『八乙女×2』(やおとめかけるに)第一報


公式発表内容


新作のタイトルは、『八乙女×2』(やおとめ かける に)。

気になる掲載雑誌は、講談社の月刊誌である別冊少年マガジン (通称:別マガ)。

2022年5月9日 (月) 発売の別冊少年マガジン6月号から連載開始とのこと。


また、物語のあらすじが週刊少年マガジン公式サイトのお知らせページに掲載されていました。


マンションの隣室に引っ越して

きたのは、少し変わった女の子!?

生徒会役員共』の氏家ト全先生が

描く小学6年生隣人コメディー!!


これに伴い、連載開始カウントダウンキャンペーンとして 『生徒会役員共』 の複製原画の抽選プレゼント企画が開催中。

詳細は、上記週刊少年マガジン公式サイトのお知らせページをご確認ください。


作品タイトルから推察できること


さてここからは、現在分かる情報から作品内容を推察していくよ!


まず、『八乙女×2』 の 「八乙女」 とは何かと言えば、宮城県仙台市にある地名だね。

氏家ト全先生は宮城県出身の漫画家さんであられます。

前作 『生徒会役員共』 では、同じく仙台市の地名である "広瀬" や "青葉" を名字とする登場人物がいた。

今回もこのパターンで、地元の地名を登場人物の苗字に当てているはず。

つまり "八乙女" という苗字の登場人物が出てくるのだろう。


氏家ト全先生の漫画のタイトルは、内容をそのまま説明しているケースが多い。

そこから考えると、「八乙女」 という名前の登場人物が、2人出てくるのではないかと。

予告で顔を見せている少女と、おそらく予告では姿をまだ見せていない主人公、この2人の苗字が八乙女なのでは!?

可能性は低いけど、登場人物のフルネームが 「八乙女カケル」 というのも考えられる。


なお、筆者は格闘ゲームプレイヤーなので、"やおとめ" と言えばKOFシリーズのキャラクターの八神庵を連想する。

けれど八神庵の "やおとめ" は、漢字で書くと "八稚女" なので別物だ。

(※ "八稚女" は、格闘ゲームプレイヤーの間では超有名な必殺技のひとつ)

前作 『生徒会役員共』 では、登場人物が格闘ゲームを遊ぶシーンが何度か描かれたけど、さすがに関係なさそう……

それでも個人的には、氏家ト全先生の漫画で "やおとめ" って言葉が出るとは! と少しテンションあがった。


作品ジャンルの推測


公式で予告されているので、「小学6年生隣人コメディー」 で確実だろう。


氏家ト全先生は、過去にはファンタジー漫画を描く意欲を示されていた

また 『生徒会役員共』 には、次回作がファンタジーであると匂わせる描写もあった。

けれど実際の次回作は、コメディー漫画となった。


もしもファンタジー漫画だったら、「×2」 の意味が "1人の人間が2人に分身すること" という可能性もありそうだ。

でも今回は、これまで同様に現実世界でお送りする漫画だろう。


なお、漫画家:氏家ト全先生の一番の個性は下ネタだが、下ネタの有無については予告では言及なし!

これは気になるポイント……!

氏家ト全先生の漫画だから、下ネタギャグ漫画であることは書くまでもない、ということか!?

それとも、下ネタがあるとは書いてないから下ネタは無いです、ということか!?

ここは判断付かないっすねー、素直に発売日を待ちましょう。


氏家ト全先生の作品において、主要登場人物が小学生の連載というのは珍しいパターンだ。

『児童会役員共』 や 『アイドルのあかほん』 では、小学生の登場人物もいたけれど。

もしも連載で作品のメイン舞台が小学校であれば、初めての展開と言える。


また、予告では掲載ページ数も触れていない。

現状は何ページ掲載の漫画なのかや、4コマ漫画であるかどうかも不明。

おそらく過去作 『濱中アイ』 のような、ショート漫画だろうと思われる?


連載開始時期


正直、『生徒会役員共』 の連載終了から 『八乙女×2』 の連載開始まで、かなり期間が短いよね。

一読者としてはありがたいものの。

(もっと長らくお休みされるかと思ってた)


漫画雑誌での新連載は、連載が決まってから実際に掲載されるまで、1年近く準備期間を取ることもあるそうな。

それを考えると、『八乙女×2』 の構想は 『生徒会役員共』 の連載中からあったのだろう。

生徒会役員共』 が終わってから、次は何を描こうかーと考えられたものでは無いはず。


さすがに 「『八乙女×2』 を描くために 『生徒会役員共』 を終わらせた」 という推測は考えすぎだろう。

でも 『生徒会役員共』 と 『八乙女×2』 の同時連載の話は、あったとしておかしくないはず。


新連載の告知時期が早めなこと


5月9日から連載開始なのに、3月3日にTwitter上で新連載の告知がなされた。

これは、雑誌の早バレ (リーク、情報漏洩) 防止対策のためと捉えて良いだろう。


出版社は、私たち一読者が思うより遥かにリーク対策に力を入れているようで。

たとえば3月9日 (水) 発売号の別マガだと、3月6日 (日) 頃にはリークのおそれがある模様。

(印刷所や製本所に勤務する人などにリークの犯人がいたりするらしい)

そこでリークの危険性がある日付より前に、ネット上で新連載の第一報を出したものと思われる。


なお、『八乙女×2』 の連載予告が最初に載る雑誌は、3月9日 (水) 発売の別マガで確実かと。

先程の週刊少年マガジン公式サイトのお知らせページを見ると、画像の右下に別の漫画の予告も載っている。

つまりこれは、既に完成した予告ページの原稿を切り取って載せているということ。

3月3日時点で予告ページの原稿が完成しているのは、3月9日発売号の別マガまでだろう。

同日発売の週刊少年マガジンにも、同じ予告ページが載るかもしれないけど。


別冊少年マガジン (別マガ) について


別マガは講談社の月刊誌だ。

でも、雑誌のカラーがどのようなものかは、読んでいないので分からず……!

正確には10年くらい前まで読んでいたけれど、さすがに10年も経てば雑誌の個性も変わるだろう。


別マガと他誌で連載経験のあるショート系漫画家さんといえば、桜場コハル先生や、小林尽先生がいます。

それを考えると、氏家ト全先生も同じ位置づけとなる……のか?


ちなみに、別マガと週刊少年マガジンとでは、編集部が同じだとか

なので連載雑誌が変わっても、氏家ト全先生の担当編集者さんは同じままという可能性もありそう。

漫画家さんによっては、担当編集者によって作風が変わる人もいるそうだけど、これなら安心だね。


終わりに


とにかく 『八乙女×2』 が楽しみ!!

マガポケでも連載されるはずなので、本屋に行けない人も5月9日を心待ちにしよう。

最終巻 『生徒会役員共』 単行本22巻内容

・『生徒会役員共』 最後の単行本、第22巻が発売されました。

『生徒会役員共』 最終回の感想では、単行本発売が楽しみすぎて喪失感が思ったほど無いと書いたけど。

この単行本発売をもって、氏家ト全先生による 『生徒会役員共』 は完全に終了。

今度こそ本当の喪失感、というか 『生徒会役員共』 の全てが喪失となった。


なおメディアミックス関連で言えば、2022年3月16日に 「劇場版 生徒会役員共2」 Blu-rayが発売予定

これに合わせたタイミングで何か新発表とかあったら良いなあ。


それはともかく、『生徒会役員共』 の最終単行本22巻の紹介です。

22巻は、久しぶりに通常版のみの発売だ。

単行本の詳細を以下にまとめたよ。



まずはコミックス22巻の収録内容から。

収録内容は、「#611」 から 「#640」 まで。

天草シノたちがちょっと珍しい物を食べる話から、最終回までだね。


生徒会役員共』 の単行本は、巻末おまけとして毎回1ページ漫画が描きおろされていた。

しかし22巻では、描きおろし1ページ漫画は無い。

22巻の描きおろしページは、氏家ト全先生からの最後のコメントと天草シノたちの1コマ漫画となっていた。

なお、他に描きおろしは無いぞ。

うーむ、最終回が特別企画満載で豪華だったから、最終巻も豪華な描きおろしがあるかと予想したのだが……

氏家ト全先生からの最後のコメントや天草シノたちのイラストは、各自の目で確認してほしい。

俺の感想としては、氏家ト全先生が自作品に向き合う態度は ずっと昔から変わらず完成しているのだな、と思った。

最長連載の最終巻だというのに、ぶれが無い。

あと、『生徒会役員共』 で最後となるネタにはこれをチョイスされたかー、と思ったりした。


22巻の表紙は先行公開されていた通り、天草シノたちの集合イラストだ。

どこかへ行く最中にカメラを向けられたようなカットであり、さよならという雰囲気を感じられる。

というか、表紙右側の4コマ漫画まで無いとは思わなかった。

集合イラストとは別に、毎巻あった4コマ漫画は普段通りあると思ったのだけどなあ。

ちなみに裏表紙は普段通りに萩村スズだ。


カバー折り返しには、作者コメントと描きおろしイラスト付き。

22巻の描きおろしイラストは、桜才学園の生徒会腕章! そう来たか……! 桜才学園の桜の木が来るかと思ってた。

ちなみにカバー下は、表紙・裏表紙と同じ絵。


ほか、以前までは単行本化にあたっての変更点も挙げていましたが、またしても後日にということで……

というかついに最終巻が発売されても、途中から変更点チェックがおろそかになっているままで申し訳ない。

画像比較ツールとか使えれば目視より高精度でチェックできるのではと夢想したりしたものの、結局できていないまま。

これまで通り目で見てチェックしたい……


次巻の発売予告がこれまでの単行本には挟まってたけど、当然ながら22巻には無し。

もしや氏家ト全先生の新連載告知があるかもと、期待したけど皆無だよ。

なお、22巻では単行本帯の裏面に注目だ

氏家ト全先生から読者へのコメントが書かれている、超珍しい。


その他の情報。

最終22巻の発売日から、楽天ブックスにて「連載完結記念グッズ 第2弾」の発売が始まっている。

【楽天ブックス限定グッズ】最終巻発売記念!期間限定受注製造 生徒会役員共 複製色紙などもあるぞ。

2/20(日)までの限定発売もあるので、早めにチェックだ。


このブログで 『生徒会役員共』 の感想を書くのは、これで最後となるのだな。

今後も細かい何か、というか未着手の単行本変更点チェック結果をブログで書くことはあるかもしれない。

トリプルブッキングが 『生徒会役員共』 にゲスト出演したように、天草シノたちが新作漫画にゲスト出演する未来もあるかも。

でも、『生徒会役員共』 としては、これで終わりなのだなあ……何事にも終わりはあるというやつか。

感想を書き始めた頃は、まさかこれほど長年感想を書くとは思わなかった。

氏家ト全先生、ありがとうございました! 楽しかったです。次回作もまた、期待しています。

ジェネレーションギャップがすごい 『監察医SAYOKO』 感想

・1990年代後半にヤングチャンピオンで連載されていたマンガ 『監察医SAYOKO』。

傑作推理マンガ 『怪奇探偵・写楽炎』 の作者である根本尚先生が推薦していたので読んでみた。

『怪奇探偵・写楽炎』 シリーズを知らない方は検索されたし。

空前絶後のトリック第4巻表題作 【羽衣の鬼女】 や、こういうのを待っていた第3巻表題作 【蝋太郎】 がオススメ。


『監察医SAYOKO』 のジャンルは、基本1話完結のサイコサスペンス漫画。

連載時期は 『科捜研の女』 の放送開始よりも早いとか。

監察医・七浦小夜子が死体の検死や解剖とプロファイリングを武器に、犯人に“立ち向かう”ストーリー。

“立ち向かう”というのは誇張じゃなくて、マジで現場に出て犯人と物理的接触をする話が大半だ。

不可抗力で犯人と接触する話もあるけど、自ら雪山とか沈没船にも赴く。

(不可抗力の場合では、連続殺人犯と地下鉄に閉じ込められたり、カルト教団に狙われたり、時限爆弾を解除したりする)


感想。

読む前に期待してたジャンルはミステリーであり、トリックや謎解きを楽しみにしていたが、そうでない話が多かった。

公式が宣言する "サイコサスペンス" で正しいジャンルなのだろう。

クローズド・サークルでの連続殺人に巻き込まれる話もあるが、『ゴルゴ13』 ばりのアクション一辺倒の話もある。

読者も考えれば途中で真相に辿り着きうる 『金田一少年の事件簿』 や 『名探偵コナン』 のような漫画ではない。

そういう推理漫画としての謎解きではないが、作中で提示された謎が解明される様は面白かったりした。

2011年の実写ドラマ化に際してのエピソードにも採用されたという4巻収録 【遠い殺意】 は、たしかに一読の価値ある内容だ。


だけど最も強く感じたのは……漫画自体の出来とは別に、ジェネレーションギャップが凄いな。

20年以上前の青年誌作品だけあって、ジェネレーションギャップが凄まじいからクラクラしちゃう。

とにかく平気で人が死ぬ。

警察は躊躇なく犯人を射殺するし、都心の警察署がテロリストに襲撃され数十人の死傷者を出したりする。

もしも2022年現在で現実に発生した事件だったら、ワイドショーをひと月以上は賑わせるだろう猟奇的殺人のオンパレードだ。

命の軽さはレギュラーキャラにも容赦なくて、最後まで登場しそうな準主役が思わぬ結末に辿り着いたりする。

作品全体通しての宿敵になるのだろうと予感したキャラが、呆気なく死んだりする。

「キャラクタービジネス」 という概念が、ごくわずかな作品以外では意識されなかったろう当時の空気を感じさせる。

何と言ったって、作中でのインターネットに関する記述が次の通りだ。


試算では日本の将来の

インターネット加入者は

330万人を越え

これを利用した犯罪も

今後 大幅に増加すると

見られている


インターネット加入者が330万人って少なすぎる! 1990年代の週刊少年ジャンプ最大発行部数653万部の半分程度だぞ。

いかに昔か実感する。


そして絵・作画も1990年代の漫画だな、って感じが半端ないよ。

デジタル化の恩恵もあるのだろう、2022年現在どの雑誌のどのような漫画でも大抵は絵が巧みだ。

でもこの漫画は、アイビスペイントやクリスタどころか、インターネットやパソコンさえ一般的でなかった時代の作。

「昔の青年誌って話が面白ければビックリするくらい絵が崩れてたりする漫画が載ってたっけなあ」 と懐かしくなった。

話を追うのに支障があるような作画さえあったりする。

「この2人は同一人物なの?」 とか、「この犯人って前に出てきたおっさんとそっくりだけど理由あるの?」 とか。

特に、コマとコマとの間での時間経過が分かりづらいことがたまにあり、読みづらかった。

現代の漫画って、昔の漫画の様々な長所を取り入れ短所を改善しての積み重ねで成り立っているのだなあ、と実感した。


冒頭で挙げた 『怪奇探偵・写楽炎』 シリーズのファンの人は、別の意味で読んでみると面白い漫画かも。

というのは、『怪奇探偵・写楽炎』 シリーズは 『監察医SAYOKO』 の影響を受けているのだな、と何となく分かるので。

主人公の雰囲気や、付き従う刑事を 「刑事くん」 と呼ぶ点、

凄い動機の犯人や、登場人物の名前をどう扱うかなどに影響を感じた。


そういうわけで、『監察医SAYOKO』 は 『怪奇探偵・写楽炎』 シリーズのファンならオススメです。

【遠い殺意】 収録の4巻を読んで、気に入ったら1巻から読むのが良いかも。

登場人物の登場・退場的にはちょっと推奨できませんが……

『怪奇探偵・写楽炎』 を未読の方は、【羽衣の鬼女】 を読んでみるのがオススメ。