・これを書いているのが火曜日。うっかりしていた。『聖女の救済』 とか読んでた。
それはともかく、アニメゴルゴ13の話。『ラブはナイフ』 。
今回は素直に良かったと感じてみたい。
アニメ化での変更点は、船に乗り込んで以降のシーンほぼ全て。
原作ではベンがゴルゴの力量を測ったりしないし、蛾をナイフで仕留める場面も無い。
ゴルゴを仕留め損なって2本目のナイフを投げるシーンすらなくて、
元々はかなり薄味のエピソードだ。
その上原作では、ゴルゴが真正面近い方向から飛んできたナイフに気が付かない! こりゃあんまりだよ。
ナイフが銃に当たるのはそのまま。
「狙撃に影響が出るかもしれないし、ゴルゴらしくないのでは」 とも思ったけれど、
今回は近距離の狙撃だし、個人的には許容範囲。
ちなみに原作では、ターゲットに何故か2発も銃弾を打ち込んでいる。これもあんまりだ。
しょぼくてゴルゴらしくない思っていたので、きちんと1発で仕留めているアニメ版は良い。
個人的には、「ゴルゴに気付かれた後、逃げずに2本目のナイフを投げてしまうベン」 という描写が、
一流のプロではなかった様子を感じられて、特に良かった。
ぼやぼやして何故か身を隠すことすらなく撃たれていた原作はさすがにしょぼすぎたし。
他、相棒の女性の名前が、何故かマーサからナタリーに変わっていた。あまり見ない変更だなあ。
マーサだと都合の悪い事でもあったのだろうか。謎だ。
ダメな点についても言いたいけれど、
(「銃と違ってナイフは音がしないからゴルゴより有利」 と言わせているのに、
最初のシーンで、ナイフを構えて 「チャキッ」 という音を鳴らしている点とか)
アニメスタッフの工夫が珍しく見られたので、割とよろしかった印象。