Mission.33 【遥人の銃】 感想

・スワンボートに乗って逃げる深作葵を、同じくスワンボートに乗って追い掛ける小津詩音。

遂に追い付いたかと思われたその時、ノーセンスが小津詩音のスワンボートを爆撃した!

池へと頭から落ちる小津詩音。

おいおい……つまりこいつは来週びしょ濡れって事じゃあないですか!

小津詩歌はびしょ濡れになってほしいという俺の期待が叶うとは! 井上智徳先生ありがとう!

あとは井上智徳先生が どれだけ力を込めて水に濡れた小津詩音を描いてくれるか次第だな!


さあて、そんな訳で今週もやってまいりました、今週の小津姉妹感想! もとい、今週のCOPPLEION感想。

先週は合併号にてお休みだったけれど、今週は問題無く小津詩音も小津歌音も登場だよ。

COPPELIONとは同じジャンルである 『彼岸島』 も相変わらず絶好調だし嬉しいね。ヤンマガ嬉しいね。


一方その頃、小津詩音のお姉さんである小津歌音はと言えば、気絶からすぐに回復したよ。

うつ伏せでぶっ倒れたのに、起き上がった時には何故か仰向け。

これはきっと、第一師団が介抱したからなのだろう。

コッペリオンである小津歌音は、第一師団にとって作戦遂行に絶対不可欠な存在の一人だものな。

怪我をそのまま放置して、もしも死なせてしまう事があっては 取り返しがつかないもの。

つまり手当てのために、仰向けへ寝かせ直したのだろう。

「きっとエロい団員がいたずらしたんだよ(*゚∀゚)=3」 等と思ったことはありません。


意識を取り戻した小津歌音は、第一師団が調べていた とある物を取り上げる。

それは、黒澤遥人が成瀬荊を助けるために捨てた銃。

いきなり銃を取り上げる理由が見付からないっすよ。黒澤遥人の道具を第一師団に調べられるのが嫌なのだろうか?

前回、あんなにも黒澤遥人から抵抗された小津歌音ではあるけれど、

心のどこかではまだ、「黒澤遥人は、人間とは違うコッペリオンとしての仲間同士」 という想いを持っていたのかも。

けれど、小津歌音が銃に込められた銃弾を取り出して目にしたものは、なんとそれは麻酔弾。

つまり黒澤遥人は もしも発砲する事態になっても、第一師団や小津姉妹を少しでも殺さないようにしていたという事!

コッペリオンは人間の生死を気にする必要は無い、的なことを言っていた昔の黒澤遥人とは大違いだ。

そんな黒澤遥人の決意を知った小津歌音は、

「あの野郎‥‥ すっかり人形の心を失ったか――」 と寂しそうに呟くのであった。


これにて小津姉妹の出番は終了。

人間に対する考え方は黒澤遥人も自分と同じだろうと思っていた小津歌音が、

黒澤遥人の心変わりを知って、来週はどんな態度を見せてくれるのかというのもまた一つの見所である訳ですよ!

これで 「心を許せるのは妹の小津詩音だけ!」 とかなって姉妹で仲良し展開が来たら嬉しいんだぜ!


ああ あと、そして今週の成瀬荊たちの話。

成瀬荊と黒澤遥人と、そして梶井息吹さんのお腹の子供の父親は、この父親の身の上話を進めていたよ。

梶井息吹さんは この子供の父親の名前すら知らないのだけど、

どうやら2人は一緒に写真を撮ったりする 真っ当なお付き合いをしていたみたいだよ。



そこに聞こえてきたのが 京都会議の模様を伝えるラジオ放送。

お台場原発事故からまだ20年なのに、原子力復権の可能性が高いと分かって衝撃を受ける成瀬荊たち!

けれどただ一人、黒澤遥人だけは 「これが人間の限界だ」 と冷ややかに笑うのでしたとさ。


そんな訳で来週に続く。

しかしまあ、梶井息吹さんの子供の父親は、早いとこ名前を出してほしいね。

成瀬荊は 「息吹さんのダンナ」 って呼んでいるけど、ダンナって呼べるか微妙だし。

感想を書く時に、いちいち 「梶井息吹さんの子供の父親」 って書くのはめんどいぜ。


あと電車改造班もちょっと出てきたんだけど、

「はたして、死の風到達前に電車の改造は間に合うのか――!?」 ってだけだったよ。