生徒会役員共 「#188」 感想

・2012年6月20日には、週刊少年マガジンマガジンSPECIALが同時発売!

生徒会役員共』 と 『プチプチたんたんプチたんたん』 が一挙に読める日になったよ。


まずは今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#188」 は、第一回桜才学園球技大会にむけて津田タカトシたちがテニスの特訓をするエピソードだー。

開幕 【幻の天才プレーヤー】 では状況説明。

中学時代には全国大会へ進出した経験をお持ちの七条アリア先輩すげえ。さらりと出てくる "七条家のテニスコート" もすごい。

もはや七条家にテニスコートが敷設されていても当たり前という話かよ。


球技大会の話題が出た前回、「津田タカトシと誰がコンビになるのか?」 とのネタがあったけど、

ジャンケンに勝利したのは (負けたのは?) 三葉ムツミだったらしい。

【平気な存在】 では、そんな三葉ムツミのアンダースコートがチラリ。

"パンツじゃないから直接的なお色気シーンじゃないもん!" っていう扱いなのか……?

いやこれパンツと同じで、氏家ト全先生が描かないようにしている 登場人物の直接的なエロなシーンじゃあないの、と思うがどうか。


どうでもいいけど、ここの三葉ムツミのアンダスコートのライン+お尻の描写、

『プチプチたんたんプチたんたん』 第5話の山田コンスタンツのスクール水着のライン+お尻の描写と、ほとんど同じである。


それはさておき、オチの 「だよねー」 には笑った。完全に予想外の方向から轟ネネのボケが飛んできた! これはすごい。


【未開の穴】 、テニスコートに一体何を作ってくれちゃっているのさ!w

「ああ 壁尻プレイ用の穴だよ」とか事も無げに説明するものではないよ!

そして一体誰がプレイしているのか! そこが肝心要である。出島さんは!? 出島さんは使っているの!?


そして始まる練習試合。

【スズボレー】 のブチキレ萩村スズ吹いた。セリフのフォント変わる勢いだとは!

【津田君の容態】 、全く冗談では済まない事態でもツッコミ入れようとする津田タカトシが半端ない! ツッコミの鑑だ。

バッタリ倒れるレベルなのにボケを入れる天草シノは、マジ耳年増である。これが快感だったらどれだけMなの……!

それにしてもボールを受ける1コマ目、津田タカトシがボールに全く反応していないのが 何だかシュールで笑いを誘うなあ。


【背後の感触】 、七条アリアにも津田タカトシはとんでもないM男だと認識されているのだろうか。

「あわよくば‥‥」 って!w そんなあわよくばが実ってたまるか! このネタも吹いた。

"テニスのレッスンでべたべた触るセクハラ" とかいうシーンも、氏家先生にかかればこの4コマである。

「下ネタ×シュールの鉄人」 とマガジン編集部から称された理由がよく分かるネタだと思った。


ラスト。【オチ】 では出島さんが登場だヒャッハー! 栄養分が補給されます!

ネタとは無関係で1コマだけの登場ながら、「出島さんの登場は連休の時期だけに絞られている訳ではない」 と確認できて良かったぜ。

そして "いよいよ次回は球技大会本編か?" と思いきや、

まさか今回ラストの1コマで片付けられるとは思わなかった。氏家先生らしい思い切りの良さだとは思う。

あとどうでもいいけど、柱のアオリ文句が何かスゲェ真っ当な気がする。普段と微妙にノリが違うような。

プチプチたんたんプチたんたん 「第5話」 感想

・そして次には、今月の 『プチプチたんたんプチたんたん』 第5話 【ラッキースケベ予備軍】 の感想でござい。


今回メインとなるのは、新キャラの男子高校生:田隈カオル (15) だよ。

寮母の朝宮さんを 「マミさん」 と下の名前で呼ぶこの男子、なんと朝宮さんの甥っ子であったとさ。

さらに花園ハナたちのクラスメイトでもあり、第4話にて示唆された "片岡ヒカリの好きな人" でもあり、

山田コンスタンツの擬似裸ワイシャツ用にYシャツを提供した人物でもあった!

おまけに女子寮のモブキャラたちに対してリアクションを取ったりもするぞ。


この田隈カオルの紹介を中心に展開するのが第5話だよ。第5話なんだけど……何か微妙だなあ。

個々の要素は好きなのだけれど、全体を通しての感想だと、何か微妙な印象を受けた。

理由を考えざるを得ない。


……思うにこれは、田隈カオルの印象が微妙なせいかなあ。

お風呂上り (or シャワー上がり) の裸バスタオルの女子生徒を見て鼻血を垂らす田隈カオル、

そんな彼は、寝癖女子や寝巻き姿女子やごはんつぶ頬に付けた女子を見てさえ鼻血を流すー。

"いやそれ別にエロくないだろ!" ってシチュエーションにも興奮するので、ラッキースケベ体質とまでは行かず、

サブタイトルにて 「ラッキースケベ予備軍」 と称された。

寮母の朝宮マミといかにもな会話を交わし、実はクラス委員長だった片岡ヒカリと (オチ含め) テンプレ的な会話も交わす。

つまりは 「ギャルゲー/エロゲー主人公を氏家先生流にパロディしてみた」 ってキャラなのだろうけど……

なんか、パロディしきれてないというか、テンプレ通りのキャラじゃね?


氏家先生の作品のキャラは 「初登場時から超インパクト! 絶対他キャラと間違われない個性!」 って感じじゃなくて、

エピソードの積み重ねでキャラの性格も重なっていく感じじゃあないですか。

なので今の段階でこういうキャラが出ると、

花園ハナたちが、主人公っていうより ギャルゲーとかにおける攻略対象キャラとしてしか個性が出ないような気がして怯える。

「氏家先生の新境地とは、"既に開拓され尽くした凡百ラブコメ" だった」 なんて未来になりやしないかと!


まあきっと、今後に話が進むにつれて、キャラの個性が出てきて面白くなるはずのだろう。氏家先生のマンガだもの!

とりあえずまとめれば、「今はまだ新キャラ登場より、既存キャラを掘り下げてほしかった」 というのが総括かしら。

個々のネタは面白いしー。


そんな訳で全体の感想終了。次は個々のネタの感想を羅列するよ。

・田隈カオルと会うために、シャキーンと着替える片岡ヒカリが前半の見所だよな。1ページ目とのギャップを見よ!

でも後半の田隈カオルを見るに、片岡ヒカリはパジャマ姿のまま応対した方が喜ばれていたのだろう。世の中上手く行かねえな。

・田隈カオルの無害系男子アピールに対する花園ハナのツッコミは笑った。アホの子なのにもっともすぎるツッコミだ!

・裸バスタオル女子は、普段の氏家先生通りの露出度の低さで安堵。

・そして山田コンスタンツのあだ名が決定。"コンスたん" って上手い命名センスだなあ。しっくり来るし。

ティッシュ箱差し出してくれる花園ハナの姿は、田隈カオルにとってもっと刺激が強いんじゃあないでしょうか!

ここで 「花園ハナは実はオープンブラしてたりする」 とか教えたら、田隈カオルの理性がもう完全に吹っ飛びそう。

・片岡ヒカリのガチ半告白で正気に戻るのは、「ギャグマンガだから」 以上の理由を感じられなくて何か微妙。

今後、「田隈カオルは真っ当なシチュエーションでは興奮しない性癖でした」 とかフォロー入ったりするのだろうか。メガネがダメとか。


以上、そんな感じ。

ちなみに最終ページには、「次号、皆で力を合わせてプチのアレ・・をたてちゃおー♂♂」 ってアオリ文句があった。

……アレ、か……

これで次号の内容が、「EDであると判明したプチを治療するため、花園ハナたちが奮闘する」 って感動モノだったらどうしよう。

それはそれで面白そうか。

まあ、「番犬として認めてもらうべく (顔を立てるべく) 頑張る」 、って内容だろうよな。雨雲先生の登場とか期待できそう。