・連載開始10年目にして、天草シノの自室がフィーチャーされる話がついに来た!
今までは自室にいる天草シノの背景として僅かばかり描かれるだけだったからね。
一体どういうお部屋になっているのか?
まあ氏家ト全先生の漫画であるから、あまり現実離れした部屋にならないことは予想通りでしたけど。
そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 「#410」 感想。
開幕 【シャットアウト】 は天草家訪問のきっかけとなるお話。
この時点でもう天草シノの両親が下ネタ側の人達であるともう明かされた。
っていうか、萩村スズや七条アリアのセリフからするに、萩村家や七条家にも天草シノたちよく集まってるみたいね。
いつも通り津田家で集まれるのでは など思ったけど、作中に描かれてないとこでは津田家以外も頻繁に訪れているのだと読める。
萩村家や七条家に何度も訪れているらしい津田タカトシたちでも、天草家を訪れるのは初めてということで。
【シノの部屋】 は、ついに天草シノの自室が大公開。
8コマ漫画で描かれる力の入れようだー。
こういう感想はどうかとも思ったけれど、割と無難ですね……
ぬいぐるみは後で1ネタあるものの、他の誰かの部屋だと紹介されても気付かなさそうなシンプルさ。
部屋の簡素さは、氏家ト全先生のこだわり (もしくはこだわりのなさ?) なのだろう。
アニメ版 『生徒会役員共』 の誕生日プレゼントで貰った 緊縛クマのぬいぐるみも見当たらない。
柔道部部員はアニメから逆輸入されたけど、緊縛クマはそうならなかったみたいね。
他のぬいぐるみは置いてあるし誕生日プレゼントだし、緊縛クマだけ隠したって事もないだろうし。
そして氏家ト全先生の漫画らしく、登場人物の両親の姿は大体描かれない。
まぁ 「会長のご両親って普段は家で仕事してるんですよね」 と 【大人の気分】 で語られたけど。
自宅兼店舗という建物ではなく、普通の一戸建て住宅である。
両親の職業は文筆業とかなのかなあ……漫画家という可能性もあるか。
それにしてもアパートとかに住んでる登場人物って今のところ見当たらないね。
小山先生とかは家が内装しか描かれてないから不明だけど。
天草シノの部屋にあるグッズで、今回唯一下ネタ的なものだったのがぬいぐるみ。
アヘ顔をした動物、「アヘマルシリーズ (アヘマル → アヘ顔アニマル ) 」 のぬいぐるみである。
でも、気になることがひとつ。
完全に下ネタ混じりのアイテムだろうに、萩村スズも津田タカトシもツッコミを入れてない!
七条アリアに至っては、「かわいいの」 という評価だぞ!?
えっ、これってもしかして、『生徒会役員共』 の作中では普通に可愛らしいという価値観で流通しているの……?
まぁ2016年には、海外でインスタグラムにアヘ顔した自撮りを投稿する人が増えた、ってネットニュースもありましたし。
アヘ顔は下ネタと無関係な変顔の一種だという価値観が広まっているのかも……?
アヘマルはさておき、"可愛いぬいぐるみを集めている自分" というのは天草シノにとって隠したい自己イメージなのか。
天草シノって、大人のお姉さんになりたい的な目標を持ってそうに思えることたまにあるよね。
そして自立心アピールな発言もあったのに、【1人の夜】 ではさみしさがあらわな感じに。
まだまだ子供であるって話よね。
つーかそう考えると、普段よく津田コトミと2人暮らししている津田タカトシって立派だなってあらためて思う。
ラストの 【シャワー音】 では天草シノの母親が帰宅。
残念ながら姿は見えず、セリフも無い。
連れ込んだ男子のいるというお風呂場からシャワー音が聞こえれば、下ネタ的な人ならそういう発想になるよなあ。
それはそうと、最終ページの柱がすごい。
「姿は見えず、声は聞こえなくとも、シノの母とタカトシの初対面は大きな一歩であります!」って。
担当編集者の方は津田タカトシ×天草シノ派なのかしらとか思った。