生徒会役員共 「#432」 感想

・いやー正直1人の人間が全部漏れなく追いかけるには無理がありますね。

TVアニメ1期や2期のときはまだしも、劇場版関連の情報とか追い掛け切れてない感覚が大変強い。

まあ今や公式がきちんと全部網羅してくれて当然みたいな素晴らしい時代になったから関係ないか。

とりあえずアニメ関連に関しては、最新情報は劇場版の速報ページでチェックしていきたい。


・そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 感想。

今週号の週刊少年マガジンでは、劇場版公開記念で一挙2話の掲載だ!

ちなみにセンターカラーでカラーページも付いてますが、別に氏家ト全先生による描きおろしなどは無しだ。

つーかこのカラーページ、マガジン公式Twitterアカウントがまるごと公開している

この画像2枚がカラーページの内容全部だ。

俺としては、雑誌を買わなきゃ読めないウリのページなのでは!? とか思ってしまう。

時代は変わった。


まあメインはカラーページよりも氏家ト全先生の漫画だったわ。

そんな訳で、一挙2話の1話目 「#432」 の感想。

扉絵は真っ黒なセーラー服に身を包んだ萩村スズ!

印刷の加減ではなくマジで真っ黒 (マガジンポケットで確認) 。

津田コトミの厨二病が発動してたら 「堕天の〜」 とか 「死神の〜」 とか形容してくれそうだ。

何かやたら特徴的な扉絵ですが、本編とは別に関係しなかった。


開幕 【姫騎士本】 とか印象的なタイトルで来たなあ。

お察しの通り、氏家ト全先生の描く姫騎士 (しかもアーマーブレイク) を見られるぞ!

中破だか大破だか、あるいはクイーンズブレイド的なイメージイラスト。じろじろ見ない手は無い。

天草シノが下ネタよりも七条アリアの行動に素でツッコミ入れてることに笑うw

数ある七条アリアの聞き間違いネタの中でも、たしかに怖い部類の登場シーンだ。


冒頭2本目という早いタイミングで、重たい下ネタをぶっ放しがちな萩村スズ母ネタが来るの良いよね……

もちろんそのボケはド下ネタだった。

【のけぞりスズ】 、萩村スズ母でもそういう場面では萩村スズに配慮するんだ!!? という新鮮さがある。

自身は夫との営みをめっちゃ萩村スズに話しているのにー、みたいな。

まあ、そういう一線を越えないところの良さが 『生徒会役員共』 の良さなのだよな。


今週号は全体的に面白いネタが揃っているけど、中でも 【いいふんいき】 は特に秀逸じゃないですか。

何だこの勘違いは……! シンプルにめっちゃ面白いな。

天草シノの緊張っぷりと対照的に、七条アリアがめっちゃのんびり声をかけてるの愉快すぎでしょ。

シンプルイズベストの笑いだ。


次の 【安全策】 、横島ナルコ先生ほどの人ががゴムを切らすことあるの?

そういう失礼なのか何かのかよく分からない疑問を思ってしまった。

いやでもテレフォンセックスが途中で切れてしまったネタとかあったしな……

あるいは相手やプレイによって、そういう忘れ物も多いドジっ娘属性とかを使い分けているのかもしれぬ。


輪ゴムって何か知らないうちに財布とかに紛れ込んでいるよねー。

そういうあるあるネタも 【しばってプレイ】 の天草シノにかかればセルフSMネタに早変わりだ。

良い子も悪い子もマネしてはいけない感じのプレイだ。

何気に直前の横島ナルコ先生のネタとゴム繋がりネタ2連続ですね。


1本目の最終ページでは、桜才学園映画部のネタが2連続。

まずは 【功績の影】 。

津田タカトシたちが主演を務めた映画部制作の映画 (「#413」) は、いつの間にか映画コンクールに入賞した模様。

マジか、映画コンクールに天草シノたちが随伴するネタとか来ると思っていたのに!

桜才学園には珠算部まであるのだなーとか思っているうちに話題は次の映画に移っちゃってるし。

うーん、撮った映画をみんなで見るような上映会のエピソードとかやってくれないものかなあ?


ラスト 【無修正】 は夢の拡がるサブタイトルですが、柳本ケンジと轟ネネの2人で織り成す下ネタというのは新しい可能性があるかも。

轟ネネがロボット研究部と映画部とのかけ持ち部員になってるのは良い感じの適当さだなと思う。


1本目の感想終了。

続いて一挙2話の2本目の感想ですが、ここで 『生徒会役員共』 のマニアックな小ネタを。

実は先週号からサブタイトル (【姫騎士本】とか) のフォントが変更になっている。

というか、先々週号までずっと同じフォントだったのに、先週に突然変わった。

さらに、今週号では先週号ともまた違う別のフォントになっている!

前回丸文字っぽいフォントになったかと思いきや、今回はオシャレにとがった感じのフォントだ。

謎の工夫を施してきたな……

また来週号ではサブタイトルのフォントが変わっているのかもしれない。

要チェックだ (というほどでもないか)

生徒会役員共 「#433」 感想

・さてそういうわけで、一挙2話な今週の 『生徒会役員共』 の2話目の感想。

2話目の 「#433」 扉絵は、たまにある場面説明を兼ねた扉絵。

夏休みに突入して、天草シノたちが図書館で畑ランコと出会うエピソードだ。


"図書館でうるさくして注意される" とかいうド定番を開幕 【マナーのお話】 で津田タカトシがくしゃみでやりよった。

そして津田タカトシでもくしゃみをかけられて喜ぶレベルには達してないんじゃないですかね (間違ったツッコミ) 。


2本目 【焦がれる乙女】 では畑ランコが早速登場だー。

ていうかサブタイトル良いよね。

畑ランコでも身を焦がすような思いをしているのか……! という意外な一面が発掘された感じがある。

4コマ目で 「おや 皆さん」 と振り返ったときにはもう隠されてしまった素顔だ。

畑ランコ好きな人には貴重なネタが来た感じだ。


今週公開の劇場版には絡めなくても、最近の大ヒットアニメだかである 『けものフレンズ』 には絡めてきたのだろうか?

【宇宙からの声】 と 【うすい展開】 には そんな事を思ったね。

マガジンを手に持って読んでる途中にさ、視界の端に件のアニメの登場キャラの "サーバル" みたいな姿がちらちら見えててさ。

一体これはどういうネタになるのだろうと思ったよー。

つーか畑ランコの自己イメージが気になるネタがやって来た。

「私不思議ちゃんじゃないよ?」 と汗流して否定する畑ランコは面白いなあ。


そんな訳で、今回のテーマはUMA (未確認動物) としての "女型の獣人" 。

というか2話目では、氏家ト全先生の描くケモノ娘を見られるぞ!

女騎士は1コマだけだったが、ケモノ娘の方は2コマも出番がある。

つーか今週は 「姫騎士」 やら 「ケモノ娘」 やらフェチ度が高いっぽい下ネタが多いですね。

ファンタジー世界が舞台の読切漫画とか描かれたりする前兆であってほしい!


女型の獣人というUMAは実在するのか? 実在しないのか?

畑ランコのジャーナリスト魂と、天草シノ&七条アリアの下ネタプレイ説が勝負になってる展開はウケる。

【ひとつの可能性】 1コマ目の天草シノの表情とか、滅多に見ない感じの目の死にっぷりなんだけどw

河童の情報で張り込みをした話とかも振り返るに、天草シノはUMAとかかなり興味が無いみたいだ (単行本8巻 「#200」 )


ラストの 【あれ?】 は次号に続くエンド。

〇〇山を舞台にUMAを探索するエピソーをやるみたいね。

きっとUMAの正体は出島さんというオチになるのだろうけど、一体どういう経緯でこの姿になったのかという想像は付かない。

冒険譚っぽいしスゲェ楽しみだ。

それはそうと、劇場版の公開とは全く関係ない話で一挙2話が終わるとは思わなかった (せいぜい映画コンクール入賞ネタくらい)

氏家ト全先生の何事にも動じないっぷりが凄い。


今週の感想終了。

ちなみに今週号ではマガジンの表紙に一挙2話の告知もあるのですが、別に描きおろしなどは無し。

じゃあ来週号でド派手に劇場版の宣伝がなされるのでは……という予想も外れた。

来週号でド派手に取り上げられるのは、最終回を迎える 『FAIRY TAIL』 だった。


・2017年7月19日 (水) には、週刊少年マガジンの他にも発売された 『生徒会役員共』 グッズがある。

まず1点目は、劇場版の主題歌である 「青春ノンフィクション」 のCDだ。

トリプルブッキング名義なのに、ジャケットに描かれているのは天草シノ・七条アリア・萩村スズ。

実のトリプルブッキングの姿は一切無いぞ。


収録曲目は 「青春ノンフィクション」 と 「ちはやふる恋してる」 の2曲と、それぞれの off vocal ver. を含む4トラック。

たぶん 「ちはやふる恋してる」 は、今後のOADとかでトリプルブッキングが歌う歌なのだろう。


なおこのCDには、店舗購入特典がある。

またこのCDは劇場版のチケットなどを提示して買うと、キャラクターボイスを期間限定で聞けるらしい。

Tアニメ 『生徒会役員共*』 Blu-ray BOX 内容紹介

・2点目。

この日にはアニメ生徒会役員共* Blu-ray BOX(BD4枚+CD複合)も発売された。


収録内容は、上記リンク先の公式サイトを見ていただけると良いかと。

まぁ内容はリンク先にもある通り、アニメ版 『生徒会役員共*』 のブルーレイ版だか。

外箱ケースのイラストは描きおろしですよ。

その他は特に描きおろしイラスト無しか。


封入特典である072P特製ブックレットの内容は、以下の通り。

・オープニング解説

・イラストギャラリー?

・各話紹介

・キャラクター紹介

・ヒロイン座談会

・キャストコメント

・金澤洪充監督インタビュー

・美術設定

・イラストギャラリー?

氏家ト全先生スペシャルコメント

・エンディング解説


イラストギャラリーには、かつてのBDやDVDの店舗別全巻購入特典に使われたイラストも収録されている。

大変嬉しい工夫ですね、素晴らしい。

今回の劇場版で登場した多数の店舗別購入特典のイラストも、劇場版BDなどの付属ブックレットなりに収録されてくれそう。


キャラクター紹介には、作画監督である古田誠さんのコメントも掲載されている。

さすがに柳本ケンジや大門先生などへのコメントは無いが、時カオルや轟ネネについてもコメントを寄せてくれている。

どういう点に気を付けて作画されているのかとか分かったりするぞ。

また、桜才OGである古谷さんの下の名前がこのブックレットで初公開となった。

何故このタイミングで……と思ったが、まあ劇場版のためだよな。

劇場版のために用意した下の名前だが、映画の予告などでは出すスペースが無かったのだろう。


ヒロイン座談会は、声優さんたち3名によるトーク

キャストコメントは、声優さんたち11名へのインタビュー。


金澤洪充監督インタビューは、全13話それぞれや主要登場人物についても語ってくれている。

これが4ページなのは勿体ないページ配分だなと思ったよ!

「原作でも非常に人気があるとお聞きしたエピソードを取り入れました」 って、どれの話なのか もっと具体的に書いてよ!

「人を傷つけない絶妙なバランスの下ネタ」 とは秀逸すぎるまとめじゃない?

生徒会役員共』 の下ネタの魅力を一言で表すなら、と聞かれたときに100点満点で返せる回答だろう、すげえや。


氏家ト全先生スペシャルコメントは、8問のQ&A形式だー。

「Q:本作が長期の人気シリーズとなったことについて、どんな感想をお持ちでしょうか?」 への回答、何かずれてるなと思ったけど、

あーそうか、氏家ト全先生は自分の作品について評価したがらない漫画家さんなのだよなああああ。

だから作品の自己評価につながるような回答じゃあなくて、こういう回答を返したのか!

すげー氏家ト全先生、自身の漫画家として立ち居振る舞いが徹底しているよ。

美しいなと思う気持ちあり、もう少しポロリしちゃってほしいよーと思う気持ちもあり。


最後に、DISC5(CD) 特典CD のドラマ 『ムツミ格闘技教室!』 について。

収録時間は、7分5秒。

完全なオリジナルシナリオ。

……これ台本を書いたのはどなたなのだろう?

もちろん氏家ト全先生ではないだろうし、2期の脚本を書いた金澤洪充監督でもなさそうだ。

1期の脚本を書いた小山知子さんや中村誠さんあたりなのかな……