・あらすじ。
『それでも町は廻っている』 3巻が発売となり、同時に それ町作者の石黒正数氏の短編集が出たので それの話。
それ町3巻については、1巻を買って2巻を買った人なら3巻も買うと信じているのでスルー。
どんなマンガなのかは1巻紹介を読めば良いじゃあないの。
この巻は、2巻の商店街旅行者リストに1コマだけ顔見せしてた 古道具屋の亀井堂静さんがメインの話や、
初めてのお客さんを歩鳥が一人で接客する 無謀極まりない話が収録されております。
そして石黒正数短編集、『Present for me 〜石黒正数短編集〜』 の お話。
中身としてはデビュー作やら未発表作やら、7話の短編を収録。
表題作の 「Present for me」 と、デビュー作の 「ヒーロー」 以外の 5作品がギャグマンガ。
中でも面白かったのは、4話目 「カウントダウン」 。
放送部に所属する高校生達が人類滅亡をテーマにショートフィルムを作る話なのだけど、多段構えのオチが見事。
それ町2巻の、紺先輩のお土産鈍器のエピソードくらい感心した。
また一番笑ったのは、3話目 「なげなわマン」 。ストレートにギャグ。
筋骨隆々としたおっさんが真面目にアホをするってのは 定番っぽい気もするけど、やはり面白い。
巻末 「収録作品への想い」 での、なげなわマン掲載後のエピソードまでも面白い。
内容としては当然それ町とは関係ありませんけど、
それ町好きな人なら充分に楽しめる出来。
そしてそれ町は万人向けに仕上がっているので、
つまりこれはもう皆にオススメじゃあないか。あらまあ、なんと素敵な事でしょう。