盛り上がるポイントも無く、だらだらしていたかと

・アニメゴルゴ13の話。『誇り高き葡萄酒』 。

なんというか、マンガのリズムまでそのままアニメ化してしまったような出来栄えだった。

「アニメならではの間の取り方」 というものが、成っていなかったような……

要するに、今回はひどくテンポ悪く感じたよ。


また、OP前のシーンはそうでもないけど、アニメオリジナルの変更点がどれも酷い。

ワイン会社社長が偽ワインを売り付けておきながらクレームを突っぱねるシーンでの、

言葉遣いを粗暴なものにした変更は、改悪にも程があるだろう。


ヤナギダがワイン披露パーティーを開催する意図の描写もいただけない。

「社長が出品したワインが本物ならそれで良し。

偽物だった場合でも、それは公にできるし責任を取らせられる。」 だったから良かったのになあ。

アニメでは 「本物ならそれで良し。」 としか考えていないような描写になっており、

狐と狸の化かしあいみたいな雰囲気が出ていなかった。

単に、善悪対立 (悪がワイン会社社長) みたいな図式になっていてしょぼい。

「東洋人にワインの味が分かるか!」 と社長がぶち切れる場が、

ワイン披露パーティーをした変更も意図が分からん。


ラストでゴルゴの台詞が繰り返されたのには 笑ってしまった。

「大事な事なので2回言いました」 のフレーズが思い返される台無し感だった。