Mission.27 【因縁】 感想

・今週のCOPPELIONについて、あらすじを説明して感想。


小津姉妹がすっきり爽やかに目覚めていた頃、

主人公チームは、最後の作戦内容おさらい。作戦開始直前で、読者に優しいタイミングだ。

作戦内容は、次の通り。

1."成瀬荊" "深作葵" "黒澤遥人" "ノーセンス" の3名と1体からなる陽動班は、

 小津姉妹と第一師団を三鷹駅へと誘き寄せ、施設から1km離れた時点で狼煙を上げる。

2."野村タエ子" "黒べえ" "源内" "梶井息吹" "梶井五次郎" からなる整備班は、

 狼煙の確認後、東小金井駅へと出発し、電車を復旧させる。

3.整備班の乗り込んだ電車が三鷹駅に近付いたら、合図の汽笛を鳴らす。

 小津姉妹と第一師団を倒した陽動班は電車に飛び乗り、全員でこの地区を脱出する。


さらりと説明がなされたけれど、最も難しいのは小津姉妹を施設から引き離した上で ぶっ倒すことだろう。

生物の体内イオンを感知できる小津歌音には、主人公チームが二手に分かれている事がばれるかもしれないし、

小津姉妹の特殊能力:怪力&電気操作は、一度は倒せたとはいえ超きついはず。


そしてこんな重大局面に来て、深作葵がかかえる 小津姉妹に対するトラウマの存在が明らかに!

なんと深作葵は東京入りする前、小津姉妹からいじめを受けていたのでした。

昼食取り上げて 返して欲しけりゃ全裸で校庭を走れと命令する小津姉妹、そして脱ぎだす深作葵。

そこを成瀬荊が見付けていじめを止めていたという事で、だから小津姉妹は成瀬荊をウザがっていたのだとさ。


というか小津姉妹は元から性格歪みすぎである。

こんな性格のを実際の任務に派遣するなよ。コピー元の小津句音が殺人鬼だと分かった時点でどうにかしろよ。

閑話休題

まあそんな訳で、深作葵はこれから直接対決する小津姉妹について考えただけで気絶してしまう。ダメだこりゃ。

っていうか深作葵が活躍してるとこを見た記憶が無いんだけど。特殊能力って何か持っていないのだろうか。


一方その頃 小津詩音は、行動開始前からリストカット。さわやかな朝が台無しだー!

しかもどうやら日課にしている御様子。爽やかな朝には似つかわしくない光景ですよ。

それにしても行動開始直前にリスカとか、

放射能の特殊能力を持つだけでなく 治癒力に優れたコッペリオンならではである。


ちなみに小津姉妹の服装は、これまでと取り立てて変わらずじまい。

一応は姉:小津歌音の衣装は初登場時から変わったけれど、妹:小津詩音の衣装は同じまま。

小津詩音の同じ制服を調達してくる器用さには苦言を呈したい。


そして今週、最後のページで主人公チームが小津姉妹とご対面! 深作葵はまた気絶!

成瀬荊・黒澤遥人・ノーセンスの2人と1体は、深作葵をどうにかしつつ、

小津姉妹と第一師団を引き離し 撃破できるのか!? 小津姉妹の活躍にご期待ください。


おまけ画像。

成瀬荊による 「作戦が成功して、あとは電車に乗って脱出するだけ!」 という状態の想像図。



順調に行った妄想の中でさえ、深作葵は電車に乗り遅れるヘマをやらかした姿で登場。

あれー!? 完全にお荷物扱いだ!? そういや施設内で閉じこもってニート呼ばわりされていた過去もあったな……

こりゃ、作者の井上智徳先生が深作葵みたいなキャラに愛着を感じるタイプだからなんだ! と思うしか救いがなさそう。