・この度 国立国会図書館にゲーメストを寄贈してみたので、その顛末を書いておくよ。
きっかけは、今年5月の下旬頃。
「ゲーメストを処分したいなあ。でも後で読み返したくなるかもしれないなあ。
かといってデータで残しておくには、スキャンするのが面倒だし……」
そんな悩みを抱えたんよ。
「本を読みたいけど収納スペースに困る ⇒ 図書館を利用すればいいじゃない!」 と、
お悩み解決法はすぐに思い浮かんだんだけど、国立国会図書館蔵書検索システムのNDL-OPACで検索してみるに、
手持ちのゲーメストは、ほとんどが国会図書館に無い号ばかり!
これじゃあ手持ちのものを処分したら、もう読めなくなってしまいますー。さあ困った。
そこで思い出したのが、国会図書館に 『デスクリムゾン』 を寄贈した人の体験記!
国会図書館は、一般の人からの出版物も納本してくれるのです。
もちろん自ら製作した同人誌等だけではなく、今回のように 出版社等の出版物を個人が寄贈するのでも大丈夫。
詳しい規定は、国会図書館の係員さんにお尋ねください。
それじゃあ折角の機会だから、メストを国会図書館に寄贈してみようじゃなイカ!
国会図書館のサイトに一通り目を通し、メールにて質問してみたよ。
アダキの葉 :
「どんな手続きが必要なの? 汚れていても大丈夫なの?
納本したい雑誌一覧はこれこれなんだけど、受け取ってもらえるの?」
国会図書館 :
「送料は負担してくださいね。宛先は○×です。
寄贈であると分かるようにして送ってください。
その雑誌一覧のうち、これとこれを送っていただけると助かります。
汚れているかどうかは当館が判断します。場合によっては処分させて頂きます。
その他、そちらの連絡先を教えていただけますでしょうか。」
そんな感じにメールを送信したり受信したり。
返信を元に、連絡先・同梱物リスト・寄贈である旨を記したプリントを作成し、
指定されたゲーメスト10冊と一緒にヤマト便にて発送したよ。
するとその数日後、「ゲーメストを受領しました」 とのお手紙が届きました。
これにて寄贈手続きは完了したのだけど、ここからが長かった!
「送ったゲーメストは いつから読めるのかなー」 と待っていたら、まず製本が始まったのが6月26日。
国会図書館の蔵書は、番号シールが貼られたり、数冊を一資料にまとめたりと、色々製本することがあるんよ。
当然ながら、製本作業中の蔵書は借りられません。
「2009年6月26より 製本中です」 「利用を停止しています」 と表示され、選択できなかった。
その製本作業が寄贈したゲーメストに対して行われ、
作業が完了して全てが借りられるようになったのは、今年9月の上旬! 約3ヶ月もかかるんだねえ。
これにてようやく寄贈したゲーメストをまた見られるようになったって事ですよ。
そんな訳で、こうして俺の国会図書館への寄贈体験は終了を迎えました。お疲れ様でした。
ちなみに今回寄贈したゲーメストは、96, 122, 124, 126, 127, 128, 130, 131, 132, 248号。
あの伝説の豪鬼プレイヤーセレクトコマンド掲載の号や、
真サムライスピリッツの新キャラ4名の予想イラスト掲載の号もあるよ!
「独占情報!
スーパーストIIXでゴウキを使えるコマンド公開!」 のゲーメスト124号。
「お詫び
今回掲載予定であった豪鬼出現コマンドは、諸般の事情により今号での掲載が不可能となり、
当ページ内にお見苦しい点があることをお詫びいたします。
表紙にコマンド公開とありますが、
訂正が間に合わず記事内容と違いがあったことを重ねてお詫びいたします。
この豪鬼出現コマンドは、8月30日発売号のゲーメストで独占公開することになりました。
また、コマンドに関するお問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。」
これ、いつ見ても笑うしかないわw
実際の黒塗り印刷の薄さは、君自身の目で確かみてみろ!