・ 「あれは怪物なんかじゃない‥‥」
「私たちと同じ放射能の抗体を持つ人形‥‥」
「コッペリオンの一員です」
な、なんだってー!
というわけで、衝撃の展開を迎えてしまった今週の 『COPPELION』 、「PHASE.9 【おぞましき正体】」 の感想だ!
なんとまあ、野村タエ子さんの言うことにゃ、
今まで応戦していた巨大ミジンコは 成瀬荊たちと同じコッペリオンの一員なのだとさ!
いやいやいや。これがコッペリオンの一員って。
だって人間食べてるんですけど……?
先週 多喜二さんを捕食して、今週にはもうすっかり消化しちゃっているじゃあないですか。
"肉食系女子" "草食系男子" ならぬ、食人系コッペリオンとでも言うんでしょうか。
けれど野村タエ子の発言を裏付ける、状況証拠ってものもあった。
それは近付くもの皆殺す、中性子使いの円谷真奈のすぐ側で平気で行動できているってことだ。
そんな芸当が出来るのは、抗放射線能力を持つ コッペリオンだけ!
なんてこった。
おまけにこの巨大ミジンコ、どうやら円谷真奈の仲間であるらしいのよ。
急所のような、目玉なのか心臓なのか分からぬ赤っぽい球状の物質を巧みに変化させて、
円谷真奈にハートマークを飛ばしておった。
自ら感情を表しているのか、勝手に感情が形作ってしまっているのかは知らないけれど、どうやら感情もあるみたい。
きっと正体は、「コッペリオンの製造研究段階で、発作を起こして突然変異した元コッペリオン」 とか何かなんよ。
それで円谷真奈たち2年生のボスは、こういう巨大ミジンコのような怪物を脳波干渉して操ってるの。
そしてこういう怪物たちは、"邪鬼" と呼ばれているわけだな! 当然、弱点は丸太だ。
うん。それなんて 『彼岸島』 ?
それにしてもこの巨大ミジンコ、ひょっとすると知能もあるのかもね。
政府の創造物であるなら、本能だけで行動する動物みたいなのを生み出すとも考えにくいし。
円谷真奈を見てハートマークを出していたのは、「好みのタイプだから」 とかだったらどうしよう。
「食べてみたら美味しそうだから」 だったらもっと困る。
意思疎通とか出来るのだろうか?
好みのリズムとか聞いてみたら、「好きなリズムは、カニバリズム!」 とか言いそう。
あと 『COPPELION』 次回休載。
ヤンマガ30周年記念に合わせて、なにか特別編でも準備しているのだろうか?
それと順序が逆転したけれど、今週のここまでのあらすじを書くぞ。
先週、巨大ミジンコさんにとっ捕まった小津歌音。
そこを助けに現れたのは、日本刀を持った小津詩音でした。巨大ミジンコの触手を一刀両断。
更に急所っぽい赤い球状の物質に刀を突き立てたんだけど、
なんと巨大ミジンコは、身体を再生させることができたのでした。失った触手さえも一瞬で元通り。
これには小津詩音も 「にゃん‥‥!?」 と吃驚。
井上智徳先生がtwitterで言ってた 「小津詩音LOVEな人はお楽しみに!」 回ってのはこのエピソードだったのかしらん。
新宿ピカデリーも出てきたし。
もしそうだとすると、井上先生は発売日のおよそ1ヶ月半ほど前に原稿を描いているってことか。
しかしまあ、俺が好きな小津詩音は、
こういう小津詩音だったり、こういう小津詩音だったり、こういう小津詩音だったりするのです。
成瀬荊たち一行が地上へ逃げれば、そこは2036年の新宿ピカデリー。
そこへやってきたのが、巨大ミジンコと円谷真奈だったって訳です。成瀬荊たちは身を隠してる。
ここで冒頭の驚愕発言に繋がるわけだね。
そんな感じでした。