バトル展開お休みの巻き

・おかげで一気に話が進んだ 今週の 『COPPELION』 、「PHASE.16 【竹下通り】」 あらすじと感想。


前回 成瀬荊たちを窮地から救い出したセミ型飛行メカ。

それがどこの機関の所有物なのか、操縦士が一体何者なのかは一切不明。

正体を問う成瀬荊の質問を全力でスルーして、成瀬荊を催眠ガスで眠らせて運搬。

結局今は、完全に正体不明。

期待の底面には放射線マークがペイントされていたから、日本政府の手のものなのかなあ。

わざわざ "催眠" と書かれた催眠ガスのスイッチがギャグ描写でないのなら、日本人向けの機体なのだろうし。


一方、生存者たちと行動を共にしていた野村タエ子が、小津歌音にぶち切れ。

やりがいを感じていた人命救助を、「つまんねー任務」 「偽善者ごっこ」 と言われて、

「別にあなたたちに手助けなんて求めてません!

私たちは これから渋谷のシェルターへ向かいます! もう ついて来ないで! 以上!」 と激昂。

小津歌音は、珍しく呆気に取られてしまってた。



ちゃんと行き先は告げておくところが野村タエ子さんらしいと思うんだ! まさに優等生。

とりあえず、ここから小津姉妹は別行動を取るみたいだよ。


渋谷のシェルターへ向かう途中、何故だか原宿竹下通りに放置されていた成瀬荊・深作葵と合流。

毛布とか掛けられず、通行人も誰もいないとはいえ 道路の真ん中にうっちゃられていた。

放置したのはセミ型飛行メカの操縦士なんだろうけど、放置の仕方に労わりとかが感じられない。

"助けに来たのは、実は生きてた黒澤遥人じゃないの?" と思ったりもしたけど、それは無いっぽいね。


そこへ第2部の生存者たちを無事に名古屋へ連れ戻った、三島教頭から成瀬荊へ無線でコンタクト。

あんなに無理に東京へ救助ヘリを飛ばした三島教頭先生たちだけど、

特には処罰されたりはしていないみたいだ。

まあ、まだ処分が決まっていないだけなんだろう。


三島教頭からの報告は、生存者が無事であることと、救助ヘリの整備中であることだけ。

保健係からの報告として、成瀬荊は次のような報告をした。

「‥‥渋谷の生存者と合流しました 至急救助ヘリの出動を‥‥

それと―――

Dr.コッペリウスの捜索を要請します


ドクターコッペリウスについてを報告だ! ストーリーの核心に迫りそうだな!

ちなみに成瀬荊からの報告はこれだけ。

市川迷砂たち2年生と接触したことや、ドクターコッペリウスから聞かされた話の真偽を問うような報告はせず。

三島教頭ら防衛省へ、全ての情報を伝えることは止めたようだ。

"成瀬荊の胸のうちに 防衛省に対する疑念が芽生え始めた" というのは言い過ぎかもしれないけれど、

"隠し情報を持つことで、防衛省とのやり取りで役立てよう" くらいは考え始めたのかもしれないね。


っていうか三島教頭が "ドクターコッペリウス" の言葉だけでいきなり面食らうってことは、

ドクターコッペリウスは、研究所にいた当時からドクターコッペリウスと呼ばれていたってことなのかねえ。

多分周りの人から呼ばれ始めた名前なのだろうけど、これ自分からそう名乗り始めたのだったらなんか嫌だな。


そして成瀬荊たち保健係と生存者たちは、生存者の本部:渋谷シェルターへ向かう。

小津姉妹は別行動を取り、三島教頭たちはひとまず救助ヘリの整備だ。

そういったところで次号へ続く。


ちなみに井上先生の巻末コメントによると、今後は夏らしい展開になるとのこと。

夏らしい展開と言うと……水着回でもあるんだろうか? もしくは肝試し展開とか?

作品テーマと合わせて、原爆記念日のような展開かもしれない。


それはそうと、USTREAMで井上先生のペン入れの様子を視聴できるのよ。

公開期間限定? その辺はよく分からないけど、とりあえずお早めにどうぞ。

料理をしている小津詩音とか確認できるぞ!



西暦2036年の東京を描いたSF作品「COPPELION」(コッペリオン)。

著者の井上智徳さんのペン入れ作業を中継。

ヤングマガジンで掲載される誌面のペン入れ作業を見られるチャンス!


井上智徳さんペン入れライブ 前編

井上智徳さんペン入れライブ 後編