・ 「そういうマンガだっけ?」 というのが初見感想でございます。
それは今週のTVアニメ版 『生徒会役員共』 の話だよ。
なんというか……アニメスタッフとの距離を強く感じた回だった。
これが俺も、アニメ進行分までと同じ、
単行本1巻までしか氏家先生の 『生徒会役員共』 を読んでなきゃ違和感感じなかったのかもしれないけど、
実際はこの話より未来の天草シノたちの言動を知ってしまっている身としては、違和感を禁じえないなあ。
キャプチャ画像を元に、左端から感想だ。
今回は舞台が海ということで、判子のデザインが砂浜に書かれた文字をイメージしたらしいものに変更。
これそんな凝るシーンなの? 誰が得をするの? ここが一番、アニメスタッフとの温度差を感じたシーンだよ。
左から2つ目。ナンパ男のキャラが変更。
元は津田タカトシたちと同じ高校生のように見えるキャラだった。
それはいいんだけど、「横島ナルコ先生がナンパ男に襲い掛かる」 というアニメオリジナルシーンの追加とは合わなくね?
横島ナルコ先生のストライクゾーンは、萩村スズに声をかけた小学生男児の方じゃあないの。
右から2つ目。ちなみに上の画像は、ひどいと思ったシーンのキャプチャ画像なんで。
「津田君は二次コン」 の一言から、二次コン津田タカトシを描写したシーンが延々と続く。
あとで確認したらこの二次コン描写は1分30秒くらいの尺だったんだけど、
リアルタイムで視聴していた時には、5分くらいの時間に感じられたよ。
"原作そのままのアニメ化では、放送時間に全く足りないから" だろうとは理解できるんだけどさ、
いやしかし…… なんなんだ? 何か別アニメからのネタの流用なのか?
右端。あぁ、氏家ト全先生作品らしくねえなあ。そりゃアニメ制作に氏家先生は関わってないんだから当然だけど。
萩村スズが混浴風呂での情事に興味を隠そうともしない描写は、賛否が分かれそうだと思ったよ。
ここで終わるとTVアニメ版 『生徒会役員共』 がまるで酷い出来みたいだな。
まあそんなわけはなくて、アニメオリジナルでも良かったシーンはちゃんとあるんよ。
左端。
生徒会役員メンバーが、横島ナルコ先生の車に乗って海水浴場へ向かうシーンが追加。ここは良かった。
横島ナルコ先生と七条アリアが、共通の話題で盛り上がるあたりが良いよね。
左から2つ目。
簀巻きにされる横島先生もアニメオリジナル。 ……っていうかこれ、最近マンガであったばかりの展開だぞ!
偶然の一致なの? それとも氏家ト全先生とアニメスタッフで共謀して簀巻きにしたんだろうか。
そういやこのシーン、「ナプキン」 や 「タンポン」 発言に、ピー音が入っていなかった。
同じ言葉でも、ピー音が入ったり入らなかったりしている。基準が謎だ。
これは原作準拠とかなのか? アニメオリジナルでは伏せず、原作で伏せられていたらアニメでも伏せるとか。
すると本当にモザイクが必要なのは、目安箱に書かれたあのマークだけなのな。
それから先週書き忘れたけど、原作とアニメとで明らかに差が出たシーンがあったのよ。
それは 「目安箱は本当に例のマークが書かれて運用されているのか」 ということ。
原作では例のマーク付きの目安箱が使われていることを確認できるシーンはないんだけど、
アニメではマークが書かれたまま運用されている事になってたねえ。
右から2つ目。"機動避妊具コンドム" にアレンジされた。
薄さアピールからビッグサイズ用アピールに変わったのもなんか良い。
右端。次回はついに、五十嵐カエデが登場だ。何故かおかっぱに見える。
っていうか横島ナルコ先生の髪型も、アニメは何か微妙に違う。
以上、そんな感じ。
ちなみに今月のアニメディアには、
総作画監督の古田誠さんが原画の、生徒会役員メンバーの描き下ろし海水浴イラストが掲載されている。
見開き2ページイラストだ。丁度今回の内容に合わせてきている。
なお、アニメージュとニュータイプには特に何も無かった。読者投稿ハガキとかも特に無し。