・今週の 『生徒会役員共』 、「#368」 の感想ですよ。
さてさて開幕 【萌えしぐさ】 は、くわえゴムフェチのネタ。
女性が髪の毛をヘアゴムで束ねる際に、両手で髪をまとめつつ、ゴムを口にくわえる姿のフェチのことな。
氏家ト全先生の漫画では、女性の登場人物が束ねた髪型しているシーンは多いものの (入浴時とか) 、
実際に束ねているその瞬間は今まで描かれたことがなかった記憶。
こいつは希少なコマが来た!
フェチの人には嬉しかろう。実際この天草シノの髪ゴム咥え姿にはグッと来るものが……う〜ん、無い。無いな?
俺ってくわえゴムフェチの気があると自覚していたのだけれどもー? 何でだろう。
俺が思うに、髪ゴムくわえ姿の魅力は日常性にあるのだろう。
「何処を見るでも無いうつろな視線」 やら、「作業に集中して周囲には注意への警戒を解き油断しているような姿」 にあるのだろう。
それらの要素が 【萌えしぐさ】 の天草シノには無いからな。
ほか、咄嗟に腹部などの急所を守れなさそうなポージング、口の自由を奪われていると言えなくもない点も良いのかもね。
もしも上で書いたことが髪ゴム咥え姿の一般的な魅力ならば、
「天草シノのこのポーズは、表面だけ真似しており、魅力を理解したうえで行っている耳年増な仕草」 ということで、
そういう耳年増ぶりをネタにしたものなのかなー? と思ったよ。
多分、轟ネネや出島さんならパーフェクトな髪ゴム咥えを見せてくれそう!
……そう思っていたところ、
イラストコミュニケーションサイトpixivのピクシブ百科事典:咥え髪留めの項目によれば、
くわえゴムの魅力は 「口のキュートさ/うなじのセクシーさ/まれに発生する腋チラ」 であるらしい。マジかよ?
……到底承服しがたいが、まぁ俺のそういう嗜好がだいぶ偏っていることを考えると、そっちの方が一般的なのかもしれない……
納得行かない気持ちを切り替え、さて次の2本目 【心の板ばさみ】 には笑った。悲しい話ではあるけれどもさ。
あと七条アリアにとって恋愛の話と下ネタの話って分断されてない同じフィールド上にあるのだろうなーって思った。
ちなみにヤマアラシのジレンマですが、実際のヤマアラシは針の無い部位を寄せ合っているのだとか。
下ネタに対して 「?」 とハテナマークを浮かべる天草シノと萩村スズっていうのはだいぶ珍しい光景かもなー と思いましたが、
【外と中】 は俺がハテナマークが浮かべてしまったよ。
詳しくは "外イキ" "中イキ" で各自検索されたしーって話だけど、どうも両者は全然違うものだそうですね。
これ、どれくらい一般的な情報なのだろう。an・anとかのセックス特集には普通に載ってたりするのですかね……
七条アリアの 「指挿れなきゃいけないから怖いもんね」 というセリフが、ボケなのか一般的な感覚なのかもよく分からない。
たとえばかつて七条アリアは行為後の感覚を語っていましたが、(単行本5巻 「#108」 )
両者の違いが分かる人には、「じゃあ外イキだね」 って類推できていたのかなー?
あと 【刺激的先生】 では久しぶりに小山先生が登場だ。
まぁ横島ナルコ先生がボケても教師同士でしか出来ないツッコミとかあまり無いからな……
ラスト3本は、畑ランコがメインのネタ。今回の扉絵も畑ランコだし。
【出どころ】 は放送室を使った恋愛成就のおまじないみたいなネタですが、
ラジオドラマの回と言い、畑ランコと放送室が絡むと恋愛ネタに繋がるような法則がある気がする。
恋愛ネタに繋がるというか、畑ランコがスクープを狙って恋愛ネタに繋げようとしている、ってのが根底にあるからか。
【グイグイ事が進む】 、やりたい放題な畑ランコ良いし、天草シノを物理的にぐいぐい押してるのも良さがあるよ。
最後の 【神配慮】 、これには唸った。感心した。
天草シノたちの下ネタを 偶然通りがかった五十嵐カエデが耳にして驚くお約束的な小ネタがあったのですが、
それを今回セルフパロディ、というか進化して次に繋げていくとは思っていなかった。
今回舞台の放送室という特徴も活きてくるし、
「中で何が行われても声が漏れ聞こえない」 という畑ランコのもくろみを、意図せず証明しちゃってもいるし。
上手だよなぁぁって言うほかないですよ。