生徒会役員共 「#380」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は入浴展開だ。天草シノたちが基本ずっとお風呂で過ごす。

ちなみに今週の週刊少年マガジンでは、1つ前に載ってる漫画が突如として入浴シーンになって次号に続いた。

マガジンで読むと入浴展開が2本の漫画で続いている誌面構成なのよ。

ところが先の漫画の入浴がお色気シーンだったのに対し、後の 『生徒会役員共』 の入浴は生活の1シーンって感じであり、

氏家ト全先生のブレなさとかそういうものを感じられるぞい。


そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 「#380」 感想。

扉絵の七条アリアが手にする牛乳に書かれた文字は 「手漉き牛乳」 と初見時に読んだのだけど、

今改めて確認したらこれ 「手濃き牛乳」 ですね……

パッと見で下ネタかと勘違いさせるネタかと思いきや、直球で下ネタが割り当てられてるネタだった。

もちろんそんな牛乳ブランドが実在するわけでも無い。

牛乳瓶の中に入っているミルクはちゃんと牛乳なのかも疑わしい、危ういレベルの下ネタが繰り出されていた。


開幕 【プライベートな付き合い】 では、天草シノと五十嵐カエデが裸の付き合いをするお話だよと説明されたー。

まぁ先に書いた通り、一緒にお風呂に入るだけですけど。

津田タカトシのお供発言に、五十嵐カエデと同じようなリアクションを返す天草シノも良いよね。

自身が下ネタ的な目に遭いそうな時は、下ネタ側の立ち位置な天草シノも、非下ネタ側な五十嵐カエデみたいな反応になるのなーっていうか。

あと五十嵐カエデの男性恐怖症はどうしたのとか思わなくもないですが、そういや今回男性恐怖症ネタは1つも無いね。

もはや津田タカトシ相手なら五十嵐カエデは別に平気で、そのことを津田タカトシも認識してるって状況なのかも。


2本目からは最後までずっと銭湯が舞台である。

最近はスーパー銭湯なども流行りですが、天草シノたちが訪れたのは昔ながらの銭湯である模様。

【あたたかい心】 は 「体と心が温まる」 に引っ掛けたオチですが、これってどっちの意味なのだろう。

"心が温かいから怒り心頭なことも暖かい心で許せる" なのか、"煽られて心が温まる" なのか。

まぁオチやサブタイトルからして前者の解釈だろうけど。氏家ト全先生の漫画なのだし。


さてさて銭湯を訪れたのは天草シノたちの他に五十嵐カエデもいるとは説明された通りですが、

何故だか轟ネネも銭湯で一緒にご入浴されてましたよ!

【イメチェン女子】 では、轟ネネが眼鏡を外すよ。

轟ネネが眼鏡を外すのは単行本5巻 「#105」 の扉絵以来2度目かと思いますが、セリフにある通り雰囲気変わるなー。

萩村スズにとっても轟ネネが眼鏡を外したところはあまり見ない一面なのか。これは貴重なワンシーンだ。

萩村スズは天草シノたちとは七条家の別荘やら施設を訪問したときとかよく一緒に入浴しているわけですが、

なるほど轟ネネとは一緒に七条家施設を訪れたこと無いし、なるほど一緒にお風呂入ること普通に無いのだなーとか思った。


氏家ト全先生の漫画では、女子が入浴時に髪の毛が湯船に浸からないよう結った髪型にするのがおなじみの光景ですが!

今回、轟ネネは別に髪を結わないぞ。

轟ネネの髪の長さなら結わなくても良いくらいってことだろうか。へぇーって思った。

ちなみに轟ネネが髪をまとめた姿を見たい人は、単行本12巻 「#312」 で確認できるぞ。眼福だね。


それはそうと 【イメチェン女子】 のオチには、轟ネネのメガネは度数がきつそうだなーとも思った。

裸眼で遠くを見ようとして睨みつけるような目になるネタは今回無い。フェチの人は次回に期待だ (そんなフェチがいるはか知らないが) 。

次の 【I】 も轟ネネネタ。

浴場が舞台であっても本当に裸体が描かれない氏家ト全先生の漫画において、2コマ目の轟ネネの背中は随分と露出度高いな。

まあそこよりもこのネタでは、轟ネネはデリケートゾーンの毛の処理とかしているのとか明かされる。

凄い漫画だな!

Iライン処理してる様子を萩村スズに見られても轟ネネは普段通り、という点にも凄さを感じる。


続く 【O】 では轟ネネのOライン、つまりはお尻の毛が生えているのかどうか明かされた。凄い漫画だな!

轟ネネはOラインに毛が生えていないという事実が明かされた。

喜ぶ人が多いのか、悲しむ人が多いのか? それは不明だけど。

そして同時に、天草シノにはOラインが処理するくらい生えているのだろうって描写も来た。

つーか、「じゃあ我々なりに考えてみよう」 って下ネタの予感しかしない名フラグだわ。


轟ネネはIラインをお手入れしているがOラインはそもそも生えていない。

そういう陰毛フェチの人には嬉しい情報 (なのか???) が明かされたところで、五十嵐カエデのターン。

【シノさん相談室 IN 銭湯】 では悩みこそ明かされないものの、天草シノが見事な回答をした模様。

天草シノと五十嵐カエデの親睦が深まったようですが、更にここで陰毛話のターンだよ。

とうとうここで作中にも 「陰毛」 という単語も出てきてしまった。


ラストは天草シノたちよりも津田タカトシのターンだろうか。

【ふりだしにもどる】 では1本目以来登場しなかった津田タカトシが何をしていたか明らかに。

何をしていたかと言えば、普通に柳本ケンジとゆったり湯船でくつろいでいましたとさ。

女湯では普段通りの下ネタが繰り広げられていても、男湯は平和な世界だったとは。

津田タカトシが出るには出るけどセリフが1本目にしかないしツッコミ休息展開とは珍しいなと思ったよ。

あと、裸にバスタオル巻いて太って見える七条アリアがここでもまた分かりやすく描かれてるのは良いなとも思った。