生徒会役員共 「#414」 感想

・萩村スズが兄妹という設定で津田タカトシに呼び掛けるシーンは、『生徒会役員共』 で2度目なわけですが。



この違いを見よ!

左は演技指導の賜物……というだけでないのは明らかだ。

生徒会役員共』 連載1年目から10年目までの積み重ねがよく現れたひとコマであるのだろう。


そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 感想。

いや、もうこれを書いているのは既に次号の発売後なので、先週の感想なのですが。

この回 「#414」 は桜才映画部の映画撮影編にクランクイン。

扉絵は映画のあらすじ説明を兼ねてて、映画予告のポスターみたいな構図にもなってて楽しい感じ。

お得さ溢れる扉絵でしょ。


映画は 「伝統ある女子校が共学化されそのドタバタに巻き込まれる兄妹」 というストーリーだとか。

本当の妹である津田コトミの意見とか聞いてみたいところですが、今回は特にストーリーに関する話題は無し。

その代わり全面的に出てるのが、萩村スズ推しな展開だ!

平素は見られない感情をあまさず表情で表現したかのような萩村スズの百面相!

喜怒哀楽から焦りやら恐怖まで、もう色々なお顔を見れてもう大変。

氏家ト全先生の気合いの入れようがスゲェ。


そういえば、「#413」 では三葉ムツミがスタントマンを頼まれていた。

この回 「#414」 時点ではアクション要素がまるで見えないから、どういうスタントをするのかと妄想が膨らんだわけですよ。

津田タカトシのスタントでアクションしたりするのか? とかさー。

津田タカトシが今まで着てた制服を着て その匂いやら温もりで何かに目覚めかける三葉ムツミ、というのはどうだろう (何がだ)


開幕 【NG】 は満面の笑顔を見せる萩村スズがこの回最大の見所じゃないかと思う。

この記事最初に貼った画像です。

いやまぁ、この後の展開も色々必読級なので皆様には是非マガジンなりマガポケなりで読んでほしいわけですけど。


2本目 【はずかしい気持ち】 は天草シノの撮影シーン。

天草シノって今までに演劇とかをやった経験あったっけ……と思ったら、白雪王子様のお話で姫騎士シノを演じていた (単行本13巻 「#352」 ) 。

ネタ自体は、七条アリア×露出ネタという状況ながら羞恥心に言及してるのが何か興味深い。

七条アリアも "脱いだ姿を見られるのは恥ずかしい" って感覚ちゃんと持ってるんですね (ド失礼) 。

恥ずかしいからこそ良いのだ、という主義なのかも。


ブラ透けを気にするトッキー、という 【エキストラ魂】 も七条アリアにとっては胸ときめくシチュエーションなのかしら。

ていうか普段から姿勢悪いから普段から透けているという事態になりません?

あとで普段から思いっきり透けている可能性に気付いた瞬間のトッキーとか見てみたさすぎる。


CG編集技術もお持ちの轟ネネ、【加工職人】 というタイトルからは普段から変な方面の加工をしてそうな印象を受けてしまう。

一体どういう映像を編集してCGスキルを習得したのでしょうか!?

そして 【天才子役】 の萩村スズと轟ネネの2人きりの会話という状況が美味しすぎるよ。

個人的にはこの回で最大級に良いね。

もちろん萩村スズの全力演技や本心が漏れ出ているだろう笑顔とかも良いわけですが、2人だけの人目を意識しないだろう会話というのがさー。


ラストの 【スケジュール】 、妹役ではあるけれどお姉さん的な立場で張り切る萩村スズも見所よね。

妹にお姉さんのように引っ張られたいというフェチの人は大勝利であろう (そんなフェチがあるのかは知らないけど)。

というかこの回は萩村スズ成分が濃密すぎる。萩村スズづくしの回だった。