生徒会役員共 「#420」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 では、珍しい要素が2連発。

まず、扉絵が津田タカトシだ!

津田タカトシは集合絵でなら稀に扉絵に登場するけど (「#414」 とか 「#278」 とか) 、単独での扉絵は滅多に無い。

前回 津田タカトシが単独で扉絵になったのとか、クイズキングやってた頃だよ ( 「#356」 )


また、今回のメイン登場人物は天草シノと津田タカトシと畑ランコの3人だけ。

モブ女子生徒も登場するが、つまり七条アリアと萩村スズが登場してないのよ。

「桜才生徒会の4人はその週 (その回ではなく) に1度は出番がある」 ってのが 『生徒会役員共』 におけるお約束みたいなもの。

(※ 別に明言された決まりではない)

#181」 「#182」 「#183」 は一挙3話掲載で、七条アリアたちが1,2話目には登場しなかった ってことはあったけど。

そういう特別な回以外で4人が揃わないのは、かなりレア。

氏家ト全先生が意識して4人ともに出番を用意しているなーと感じられる週もあるくらいなのだが……

うーん、どうしたことだろう?

それとも今週は、それほどまでに新顔の 「さくらたん(仮)」 が特別な存在なのかも?


そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 「#420」 の感想。

新たなる存在である、「桜才学園さくらたん」 が初登場となるエピソードだ。


さくらたんとは何者なのか?

それは開幕 【タカトシ仕様】 で明らかに。

天草シノいわく 「桜才学園のマスコットキャラを作りたい!!」 との事で、即座に試作品として登場したのがさくらたんだった。

生徒会の癒しマスコットである萩村スズ ( 「#151」 ) の地位があやうい!

そんな失礼な心配もつかの間、持ってこられたのは津田タカトシが来る用の着ぐるみであったとさ。

着ぐるみの頭部のインパクトが凄いけど、4コマ目の楽しそうな天草シノの顔も好き。


ついに 【チャームポイント】 でさくらたんの登場だー。

「桜才マスコットさくらたん(仮)」 として現れでた、その姿!

"ブサかわいい" の系統に属する犬っぽいゆるキャラの着ぐるみがお出ましだ。

「 "桜" 才学園」 だから桜の花びらを付けた頭部、全裸にリボン、「桜才学園さくらたん」 の名札!

装飾品はそれだけかと思いきや、アナルビーズな尻尾がオチとして使われた。

っていうかサブタイトルの 【チャームポイント】 って、この尻尾がチャームポイントなのかよ……

氏家ト全先生の漫画なのに、猫ではなくて犬ってのは意外かも。

津田タカトシが犬っぽいという印象によって犬と決まったのかもな。

津田タカトシのお尻を開発したいという七条アリアの要望によってアナルビーズしっぽの実装も決まったのかも。


それとこないだ 「#410」 で登場したアヘマルシリーズとの関連性が気になってしまう。

天草シノ的にはこういうジャンルのぬいぐるみが好きってことで、その辺の好みも反映されてそうだよね。


次の 【ハードワーク】 まで、1コマ目が右手を挙げて挨拶してるようなコマが3本連続してる。

意図的なのかは知らない。

ともかく畑ランコが新聞部としてマスコットの取材をするぞ。

オチたるネタの面白さよりも2コマ目で真面目に写真撮影にいそしむ畑ランコが良いなーって感じてしまった。


見た目楽しいのが 【期待と不安】 だよね。

この笑顔と嫉妬の両立してる天草シノのこのお顔!

3コマ目も純粋に可愛いし。

【ご立腹会長】 で我慢の限界を超えた天草シノの怒り方もさー、ぷんすかって感じのこの良さが素敵だ。

「あ」 って一瞬素に戻るコマもスゲェ良い。

天草シノの楽しさが詰まってるよ。

このページ、繰り返し見てても飽きない1ページだ。


ラストの 【ツーショット】 は8コマ漫画。

1ページ目のアオリ文である 「すました顔して初めてアソコにタッチです!」 、まさか触られるのが天草シノだったとは。

てっきり、着ぐるみ越しだからと天草シノが津田タカトシの股間にタッチする展開かと思っていたよ。

それにしても、この焦ってるだけで嫌悪感は一切無さそうな天草シノのリアクションなー。

最後の落ち込みと比べたら もう少しも気にしてなさそうな反応!

そこに良さを見た。


感想終了。

なお、来週の週刊少年マガジンでは 『生徒会役員共』 が休載です。

やっぱり劇場版関連の仕事でお忙しいのだろうなあ。