・2週間以上遅れでの 『生徒会役員共』 感想となってしまいました。
これきちんと昔の回から順に感想を書いているので、遅れた理由とかまた書いてもな……という感じか。
それはともかく、「#443」 の 『生徒会役員共』 感想。
この回は明確にテーマがあって、それは桜才生徒会メンバーが飼っているペットである。
萩村スズは犬のボア、七条アリアはエティエンヌなどの猫たち、津田タカトシも猫のムラサメ君を飼っている。
じゃあ、天草シノが飼っているペットと言えば……?
いないのよなーそれが。
開幕 【ペット談義】 は普段通りの下ネタボケとツッコミのようで、違うところが1つあった。
それが今回のテーマであるペットの話。
登場人物4人が1人1コマ使って喋るおそろいな構成ながら、天草シノだけが下ネタを話して仲間外れ感がよく出てる。
つーか七条アリアでも下ネタに乗ってこないことあるんですね……
2本目 【さみしいのだ】 にていよいよ本格的にペットの話題に。
本格的に、と書いたけどオチのボケは 「七条アリアにとってのペットとは?」 ってなっちゃう空気読まない下ネタだけど!
「〇〇のだ」 って語尾のサブタイトルは天草シノらしさがあって好き、このふくれてる1コマ目ともベストマッチでしょ。
3,4本目の 【マイルームペット】 と 【サイレントタイム】 は色々とヤバくないですか!?
七条アリアと天草シノのソロプレイ (下ネタ的な意味で) の事情がほのめかされたり明らかになっちゃったりしてますよ!
「私は声を押し殺してする派だ!!」 という恥ずかしボイスがインコには覚えられずとも津田タカトシが覚えちゃうよ。
そして天草シノと七条アリアの間柄でも、そのときの声がどうとの情報は共有してないのだなーって分かっちゃうのもエロい。
少年誌の限界に触れていそうな下ネタなのではなかろうか。
ハムスターのネタでもさー、七条アリアはペットの前ではそういう事をしていないってのも分かる発言であろう。
天草シノ10歳児という貴重な映像も登場する 【心配性】 、描かれるのは割とリアルな亀である (下ネタ的な意味ではなく) 。
続く 【深く想う】 はネタとして好き。
この権藤リキゾウ学園長の登場や、津田タカトシの意味深でそうで実はそうでないこのセリフの雑な適当っぷり、それに対する天草シノのリアクション!
ちょっと面白すぎるでしょ。
ラストの 【かめさん】 は、ふたなりジャンルに分類できるのかどうか?
分類するならこれ系統のネタは、氏家先生の過去作品から通して10本目くらいになりそうな気がする、どうだったか。
つーかこのオチの 「NO」 と一言だけで切り捨てるツッコミの選び方が上手いよねえ。
まあそんな訳で、桜才学園の池に住む亀の 「亀吉」 と天草シノとの触れ合いのエピソードである。
亀吉はペットにはならないが、天草シノは亀吉の学園長公認の飼育係となって触れ合えることになったわけですよ。
心温まる系の展開というやつか。
まあ七条アリアの下ネタがそのほのぼのさを中和していく読後感ですけども。