・今週の 『生徒会役員共』 は、嬉しいことに出島さん登場回! ……という以上に、マニアックさに震えた。
「ヤングマガジン掲載の下ネタ漫画か?」 と感じたのは久しぶりかも。
メイン登場人物が出島さんと七条アリアだけあって、重たい下ネタが飛び交いまくりである。
そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#463」 は、津田タカトシが車の中で出島さんと七条アリアと過ごすお話だ。
アニメ版の 『生徒会役員共』 の舞台が相模大野駅付近をモデルとしているのは有名ですが。
それとはまた別に、氏家ト全先生は舞台を先生自身がお住まいの東北地方に想定している気がする、たぶん。
とはいえ具体的な地名が特定されたシーンは無いけど…… (金閣寺除く)
そう思っていたら、開幕 【がっくし】 では具体的な地名っぽいものが出た!
バス停の名前がお目見えである。
「千庄駅前」 か 「千序駅前」 と読めるバス停だー。
駅の名前も出ているじゃあないですか、一体これはどこにある駅なのだろう と思ったね。
まあ "千庄駅" も "千序駅" も実在しないわけですが。
ていうかもしかしてこれ 「チ序駅 (ちじょえき) 」 なのかも?
"痴女" と掛けたダジャレなのかもと思ったよ。
もちろんそれは、オチで登場したのが出島さんと七条アリアであったから、ってのが理由のひとつですけど。
開幕の4コマで出会いがしらに何言ってくれてるの、という七条アリアのセリフ。
これがオチなのは痴女の風格であらせられよう。
扉絵で "アリア様" とか何故か様付けされてるのも納得してしまう迫力があった。
女王様モードであるのかもしれない。
そんなわけで津田タカトシが七条家リムジンに in。
1本目の話の流れでよく乗車する気になったな……など思うけど、下ネタ以外は常識人なのが 『生徒会役員共』 の登場人物だ。
まあ轟ネネとか場を選ばないエロリストもいらっしゃいますけど。
ともあれ2本目 【魔法の車】 からは、ずっと舞台が七条家リムジン内で展開するぞ。
防弾性脳を兼ね備えつつ、更にはマジックミラー号モードまで兼ね備えたリムジンとはこれいかに。
何もマジックミラーでなくとも普通の目隠しグッズで中からは見えて外から見えないようできる気もする。
まああえてマジックミラーにすることで、外の人にもマジックミラー号を想起させて羞恥心を向上させる狙いがあるのかも。
ていうか出島さんがはっきり 「カーセックス」 と言ってるのが意外。
肝心な下ネタ用語が伏せられることも多い 『生徒会役員共』 なのに。
これが大人の風格かもしれない (適当)
世の中キャンピングカーとかトイレ付きの車もあるのに、トイレ機能が実装されてない七条家リムジンであったとさ。
そんなわけで3本目 【車の檻】 は次の4コマに続く説明みたいなネタ。
でもしかしポータブルトイレさえ持ち込まれてないってことは、ここの七条アリアさえプレイの一環なのではないか?
そんな疑念さえ浮かんでしまうな。
特にマニアックさを感じたのは 【煩悩の壁】 。
どういうわけだか野ションせざるを得ない展開に陥ることの多い 『生徒会役員共』 の登場人物ですが!
やっぱ車の中でペットボトルに放尿ってのは変態的なプレイの印象が高まっちゃうな。
マジックミラー越しとはいえ、普通に会話できてる調子なら音が丸聞こえじゃね?
出島さんとかハアハアしてるばかりか鼻も匂いを嗅ごうと凄い勢いで動かしてそうじゃね?
そういう連想さえ容易でヤバい。
このネタに 【深く考えず発言しました】 で下ネタの追撃が入るのも危険な香り。
4コマ目の出島さんがボケているのかプレイを真剣に語っているのか分からないのも、マニア向け領域に踏み込む要素か。
七条アリアと出島さんの2人に津田タカトシが1人でツッコミを入れなきゃならないのは大変だなと思ったよ。
でも逆に七条アリアと出島さんも、津田タカトシ相手だから気兼ねせず普段通りボケられているのかも。
つーか七条家執事の橋高さんは普段からこの2人にツッコミ入れてるのが日常なのか! タフすぎる。
最終ページ 【私 アリアさん】 は唐突なホラーパロネタ。
でもそれなのにちょっと一息落ち着ける息抜きになっちゃってるから今週はやっぱり濃いよ。
ラスト 【口が堅い男】 、これもマニアックだなー。
一時期は何故か異常に多かった萩村スズと尿ネタですが……今回は萩村スズ自身の尿でないせいか、ヤバさが一線を越えている。
そういや無人島エピソードで津田コトミの尿と萩村スズな組み合わせがあったけど、まだあれはギャグ寄りだった。
今回のこのオチは、やっぱギャグ要素を振り切ってマニア向けプレイの空気を帯びてるぜ……
今週の感想終了。
ちなみに先週は気付かなかったのですが、前回 「#462」 からサブタイトルのフォントが変わった。
変わったというか、連載当初からずっと使っていたフォントに戻った。
つまり、「#431」 から 「#461」 の間だけ サブタイトルのフォントが別物であったということ。
どういう理由があるのだろう?
氏家ト全先生の好み……ではないだろうよなぁ。