生徒会役員共 「#471」 感想

・1週間遅れでの 『生徒会役員共』 感想ですよ。

この回は、津田タカトシと五十嵐カエデのWデート編の続き!

2人きりでホテルの一室に1泊するという展開が予想されるお話だー。

一体どういう一夜を迎えるのか、と思いきや天草シノたちも交えてのワイワイとした一晩になったとさ。

さすがにそうか……

ここで天草シノたちを振り切って2人きりで泊まるような立ち回りは、そもそも五十嵐カエデもできなさそうだし。


そんなわけで、『生徒会役員共』 「#471」 の感想。

開幕は扉絵の時点でWデートに誘ったヨシ君ナオちゃんのカップルはおかえりんぐ。

五十嵐カエデも親から外泊の許可をあっさり得られてる、展開がはえー。

【ハッスルした夜】 では五十嵐カエデが外泊を認める親にぷんすか怒っちゃう。

そういや五十嵐カエデの親御さんは下ネタ側の立ち位置なのかなー、気になるところだ。

そんな迷える子羊の五十嵐カエデに七条アリアが解決策を提示するわけですが、ツッコミ役が天草シノなの面白いな。

下ネタ的な考えなのにこの真面目な戸惑い顔で言うのか、みたいな感じもある。


2本目 【絶対的な壁】 の時点で舞台はすでにホテルの一室!

ドキワクな一晩が幕開けかーと思いきや、七条アリアがボケを放り込む。

ドキワクどころか徹夜で勉強会をするという 津田タカトシ的にはボーナスチャンスから罰ゲーム的な感想抱いてそうな展開だ。

【青の世界】 によれば五十嵐カエデのご提案であるそうですが、天草シノたちも一緒なのは誰の要望なのか?

天草シノたちまで一緒なのは五十嵐カエデの提案ではなく、天草シノたちからの提案だと思うのだけどどうだろう。

もちろん五十嵐カエデを心配してるのでなくて、津田タカトシとの仲が更に深まっちゃうことを懸念して、みたいな感じで。

それはそうと2コマ目のテーブルを囲む一同の絵が良いよね……可愛らしいうえに楽しそう。


1コマだけ出島さんが 【夜はこれから】 にてご登場。

そっか、七条アリアが一泊するなら出島さんも付き添いかー。まあそりゃそうか。

そういやこういう場面に橋高さんが付いてきてることは無いのよな。

橋高さんは一人で七条家に泊まり込みなのかしら、とかどうでも良いことが気になってしまった。

どうでも良いついでに書けば、徹夜でも萩村スズは全く眠そうな素振りを見せてないね。

成長したってことであろう。


七条グループが運営するホテルなら、つまりはそういうホテルなのか……?

そのような疑問は残ったままに 【朝チュン】 では朝を迎えた。

まあレンタル衣装くらいカラオケ店やプリクラ押しのゲーセンにだってあるし健全だよね、ということにした (いやでもスク水は無いよな


朝一番でナオちゃんからLINE (っぽいの) が飛んでくるのは、五十嵐カエデとナオちゃんの仲の良さの表れって風情で良い。

「おはー よく眠れた?」 とか全然下ネタなこと聞いたりしない挨拶なのも 何故かニヤニヤしちゃう。

下ネタ側の登場人物でも、こういう普通人な一面もきちんと兼ね備えている!

こういうところが氏家ト全先生の漫画の魅力だ。

ていうかナオちゃんのアイコン、アヘマル (アヘ顔アニマル) シリーズなのでは。

作中で人気シリーズのキャラクターという話があったけれども、ナオちゃんまでアイコンに利用しているとは。

五十嵐カエデのアイコンが小鳥なの、何かすげーそれらしいですね。

説得力があるアイコンチョイスだ。


ラスト 【一人つっこみ】 は五十嵐カエデの独り相撲なネタですが。

ちゃんと、この一晩やWデートを五十嵐カエデはどう思ったのか、というとこを描いてくれるのは誠実ですよねー。

五十嵐カエデ自身の意志で選んだ結果の一日ではあるけれど、きっかけはどれも振り回されてだったじゃあないですか。

そこを気にして不憫に思ったり後味もやもやしちゃう読者が出ないようフォローする丁寧さだ。

連続エピソードの締めだから、読後感良いほのぼのとした一息付けるオチでもあるのだろう。