今週の 『生徒会役員共』 「#526」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、浴衣回!

浴衣ならば舞台は夏祭りとか七条家の庭園かと思えば、何と舞台は桜才学園だ。

そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。

「#526」 の感想。


夏祭りとかたしかに6月から催されているし、浴衣を6月に着るのは何もおかしくはない。

けれどもその浴衣着用を、まさか桜才学園内でやるとは意表を突かれた。

つーか普通に割と面白い試みだよなあこれ。

氏家ト全先生の作品の影響でマジに実際の学校でこういう企画が開催されていたりしてほしい。


開幕 【クールな改革】 、この時点では浴衣を着る展開になるとは思わなかったよ。

扉絵こそ浴衣姿の天草シノながら、開幕のオチは七条アリアのアナルビーズ系下ネタだ。

これを即座に理解してツッコミ入れられる津田タカトシのツッコミパワーがすごい。


2本目 【おほめの言葉】 からは浴衣も本番!

桜才学園全体で参加自由型イベントとして、生徒も教師も浴衣着用可能な 「浴衣デー」 が開催だ。

浴衣はもちろん見所だけど、浴衣のために髪を結った天草シノたちも見所じゃあないですか!

この要素、最後に抜かりなくオチとして使われてるのも物語として上手だ。

畑ランコもそりゃ 「お似合いですな 2人は」 とか声を掛けずにいられないでしょ。


浴衣と言えば、学生服などよりもめくれやすかったりチラリとなりやすいわけですが。

【スースー】 では横島ナルコ先生がチラリどころではない大胆露出というより露出狂かよみたいな見せ方をする。

気付かずこうしたのだろうけど、横島ナルコ先生だとわざと見せつけてるようにも思えるのが怖い所だ……どちらなのだろ。


そして 【最先端ファッション】 では、パリィ・コッペリンの浴衣姿もお披露目だー!

パリィ・コッペリンの和装は、何気に2度目か。

単行本17巻収録 「#481」 の歴史レジャーランド体験でも着物を着ていた。

2度目であっても着物姿のパリィ・コッペリンは良いですねえ、普段と髪型が違うのも良さだ。

そしてこのオチは、パリィ・コッペリンと轟ネネという嬉しい展開。

このウチワを差すことと粋とイケてるがかかって、どういうプレイが展開されようというのか。

轟ネネの 「私もやろー」 は、セリフだけなら誤解せずファッションの話として受け止めた可能性もある言葉なのに、

もう絶対これ下ネタとして理解しているでしょって感じられるのが轟ネネの人徳だ (人徳か?)


次の 【ノーパン派】 と 【あなたは何派】 は、続きもの的なネタ。

昔の人は着物の下に下着を穿いていなかったことは既に常識ですが、桜才学園の人達はこの日どうしたのか?

天草シノと七条アリアは絶対これ穿いてないでしょ、と信頼できちゃうよね。

萩村スズは穿いていそう。

そして五十嵐カエデは穿いているのだと明かすというネタである。

それはそれとして、何だかこの穿き掃除をする天草シノたちの絵が良いよねえ。

浴衣姿ならではの味わいがある。


ラストの 【会長の背中】 は、浴衣で髪型が変わったからこそのネタですよ。

髪を結わえばヘアスタイルが変わるだけでなく、うなじが出るわけですねー。

そこを見逃さず下ネタとして理解する七条アリアの視点がスゲェ。

変に "視姦してる" とか表現せず、「津田君がシノちゃんのうなじを凝視してる」 と思うだけのボケ倒しのとこも好き。

七条アリアによる津田タカトシ観ってのは、こうして積み重ねられているのだなーとしみじみ思えるよ。


今週の感想終了。

ちなみに今週号では欄外のお知らせでちょっとしたニュースがあった。

そのニュースとは、何と単行本18巻の表紙は畑ランコに決定したとのこと!

単行本の表紙を誰かが飾るか事前に発表してくるのは初めての事じゃないですか、一体何があった。

ともあれ 「意外にキュートな畑さん」 が表紙なのだと。

まさか先に告知が来るとは……

個人的には青葉トオリが表紙になってほしかったところですが、まあどのようにキュートなのか楽しみにしようよ。