『生徒会役員共』 「#544」 感想

・おっと久しぶりに1週間遅れとなってしまいました。

そんなわけで、先週の 『生徒会役員共』 感想。

この回、「#544」 は、桜才生徒会室で断捨離がおこなわれるエピソードですよ。


扉絵は白黒ボーダーという私服姿の萩村スズ。

ここしばらく、扉絵アオリ文句の配置が妙に凝っているのですが、この回は一段とすごいな。

白地には黒文字、黒地には白文字で扉絵アオリが黒白配置されている。

担当編集者の人が謎の個性を押し出してきているなー?

位置はここにアオリを入れるしかないけど、文字は縁取りにすれば良いだろうに。

謎である、デザイナーか何かに憧れていた編集者の人が担当に代わったのだろうか?

ページ上部の、最新単行本発売中のお知らせのフォントも、やたら統一感の無い個性強いフォントだし。


本編は、開幕 【すっきりしよう】 1コマ目からインパクト強い。

桜才マスコット:さくらたん の着ぐるみは、生徒会室に置きっぱなしだったのか。

無造作に放置されたさくらたんの頭部が異様な存在感を放っている……!

七条アリアが普通の笑顔でさくらたんの頭に目をやる2コマ目も何だかすごい絵面だ。

天草シノたちは ほぼ毎日さくらたんの頭部を目にしているのだろうけど、読者的には初見の光景ですものねー。

ちなみにオチにさくらたんは出てこない。

天草シノが各種サイズ取り揃えていたパッドを断捨離するというオチだった。

これ胸パッドの話を津田タカトシの前で平然と出来るようになってるのだなー、って思ったよ。

つーか、この 「くっ」 って表情をこんなところで見ることになるとは。単純に笑った。


2本目 【はちきれたむすこ】 は聞き間違いネタ自体より、陰影のつけ方に注目してしまった。

津田タカトシ股間のあたり、陰影でそのデカさが描かれているように見える……ような気がしなくもない。


次の 【おかえり5円玉】 は、五円玉で催眠術というコテコテの表現ですげー懐かしい。

これ今もこの、五円玉を目の前で揺らして催眠術をかける、っていう表現は生き残っているのかなー。

それよりも、天草シノがおそらく七条アリアを被験者に催眠エロを試そう、ってなってた事が良さでしょ。

天草シノの下ネタはただの耳年増というわけでなく、中には七条アリアと試して得た知識もあるのだろう。

そのような出来事が読み取れるネタでもあるだろうこれ! 良い。


4本目 【まだいける】 は、萩村スズの体格ネタでも特に切ない話。

純粋に笑える系とかほのぼのする系と違って、氏家ト全先生の4コマの中でも何か一風変わった展開である。


そういや初見時は気付かず読んだけど、【ハートを送ります】 では天草シノが方言しゃべってた。

断捨離の話で 「先生もなげるものあったらどうぞ」 と言っている。

"なげる" は "捨てる" という意味の方言で、標準語ではない。

過去には "まんじゅう" が特定の地域で女性器であるって方言ネタもあったけど、今回は特に注釈も無し。

どうしたどうした。

それはそうと、横島ナルコ先生の投げキッスシーンというサービスカットでもあったりするのも珍しい。


開幕のパッドネタが最終ページ 【着やせするタイプ】 で再登場。

しかしまあこの回の七条アリアの胸の大きさは特にデカいな……!

暴力的、とまで表現したくなる大きさだ。

そりゃあ天草シノもLサイズの胸パッドを手元に置きたくなりますよねー、という説得力がある。

そして津田タカトシが七条アリアの胸を放置して天草シノにツッコミ入れられているのもすごい。

いやまあ、読者的には珍しくとも、津田タカトシは ほぼ毎日この胸を目にしているためかもな。


ラストの 【え!?】 、津田タカトシが他の誰よりも下ネタに反応してしまうことがあるの好き。

飽きずにめちゃくちゃやってる横島ナルコ先生がそれを言うか、という驚きでないのは確実だ。

というか何気に、きちんとした性教育を行う横島ナルコ先生、という一コマと言えるかもしれない。

もし 『生徒会役員共』 TVアニメ3期があるなら、NHK教育テレビでアニメ化してこのネタも放送してほしいぜ!