今週の 『生徒会役員共』 「#574」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、七夕イベント!

七夕って以前にもやったような……と思ったけれど、記憶違いだった。

花火だったりお月見だったり、彦星と織姫の下ネタは以前にもあったけど、七夕は初のイベントだ。

そういうわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。


今回 「#574」 は、桜才学園の学校行事として七夕イベントをする回。

扉絵は和服姿の萩村スズだー。

帯の大きさと身体の小ささのギャップとか魅力的な構図ですね。

萩村スズが本編でどんな願い事を書いたのは不明ですが、毎年身長のことを書いてそうな予感がする。


開幕 【夏のイベント】 では桜才学園に笹が到着。

天草シノたち生徒会役員は手伝いとかあるからか、先に短冊を書けるみたいだね。

一体どんな願いを書くのか……と思いきや、開幕から天草シノたちが津田タカトシの肉体を弄んでいよる。

"書く" に掛けた下ネタと言えば、マスとかの "カく" しかないかと思いきや、"掻く" で来るとは。

その掻き様、てっきり短冊に書く毛筆でくすぐっているのかと思ったら、素手だった。

素手でもソフトタッチだからOKなの?

もっと実際のプレイ的なボディタッチへの一線も超える日が来るのでは!? と興奮してしまう。


2本目 【いつわりのイス】 は、七夕の飾りつけのお話。

そういや学校行事で七夕をした記憶はおぼろげにあるけど、飾り付けを作った記憶は無い気がする。

やっぱり飾り担当とか係が別れていたのだろうなー、と思うなど。

というわけで飾り担当は、津田コトミたちである模様。

生徒会やその関係者が集められたのか、はたまた別に学年ごととかで係決めがあったのかは不明だ。

まぁそれはそうと、津田コトミが七夕飾り作りをサボるためにあみだした言い訳がこれか。

「お飾りな存在」 、飾りと掛かってかつ、中二病らしさも感じる大仰な言い訳!

たしかにうまい。

津田コトミのセリフとしては充分に知的な返答だ、そりゃ萩村スズも褒めてくれよう。

津田コトミを一応は褒めつつも、この常温って態度でサボり阻止のセリフに繋げるの良いよね……

これが萩村スズと津田コトミの普段の間柄なのだ、って味わいがある。


3本目の 【ローアングル】 では、天草シノが脚立に乗る話。

笹の高いところに短冊をつるすため脚立の上に立ってるのですが、ちゃんと正しい立ち方をしているな。

細かい話ですみません。

脚立の正しい使い方」 というのがあり、このコマを見るに完璧に適切な使用法のようだ。

氏家ト全先生の配慮がスゲェ。

ちなみに単行本2巻 「#25」 では、似たシチュで横島ナルコ先生が天草シノのスカートの中を覗き込むネタがあった。

さすがに今回は衆目があるからか覗き込みはしなかった。

でもオチとしては同じ系統の発想であり笑った、横島ナルコ先生はここで人に覗かせるプレイとかしてるのかな……


4本目 【博愛ガール】 では、パリィ・コッペリンのターン。

アメリカからの留学生であるパリィ・コッペリンですが、日本語の発音はたどたどしくても書く方は完璧のようだ。

書き文字が汚いと言うけど、おいおい何か普通に読める文字じゃあないですか。

そして内容は心の美しさを反映するかのような綺麗さで何だこれ、100点満点ガールか?

ちなみに4コマ目には、隣にこっそり花巻ナオの短冊も描き込まれている。

背景に映り込んでもいる馬川ヨシオと花巻ナオですが、花巻ナオの願い事は 「デキますように。」 と一部だけ読める。

何ができるのを願っているのだろう?

普通に考えたら、馬川ヨシオと何かのプレイができることを願っているはず (ひどい発想

それともまさか、馬川ヨシオとの子供ができますようにと願っているのだろうか……?

生徒会役員共』 の登場人物に最近増えつつある母親ポジション、桜才生徒から出てくる未来もあるのかも。


5本目 【赤裸々の告白】 では、これを自覚してたのかーという驚きがあった。

七条アリアの願い事は、「空耳癖が直りますように(この前はパーティーとパンティー間違えちゃった)」 というもの。

下ネタ空耳についての新パターンとも言えよう。

ていうかこの空耳癖は治したいと思っていたのかー。

周囲の天草シノたちは治してほしいと思っていそうでも、七条アリア本人は別に気にしていないのかと思ってた。

下ネタかと喰いついたら全然違ってぬか喜び、という経験から治したいと思ったのかもしれないけど。

オチはこの短冊が人目に付くものだという指摘に対する下ネタボケ。

これが人に見られちゃうと思うと興奮できる、という発想によるだろう満足げな七条アリアだ!

この指摘に対して 「まぁそれはそれで」 って返しがありえたのか……


6本目 【おそろい】 は、おいおい特にツッコミも入らず天草シノが津田タカトシとおそろいで嬉しそうなオチ。

短冊に書く願い事が被ってこう嬉しそうという発想は無かった。

ある意味これが今回一番予想外のネタだった。

津田タカトシは分かっているのかいないのか、ツッコミもないまま終わるぞ。


ラストの7本目は 【はなれていてもマンゾク】 。

七夕と言えば願い事をするだけでなく、天の川で隔てられた織姫と彦星の伝説ですよ!

愛する者同士が年に一度しか会えない切ない遠距離恋愛、それも七条アリアにかかれば下ネタで解決だ。

いや解決はしてないな、「でも相互おなにって手段もあるし」 が代替になるという発想は七条アリアならではだ。

ちなみに織姫と彦星についての下ネタは、単行本5巻収録 「#99」 で以前にもあった。

#99」 では年に一度しかヤれないという段で終わっていたので、代替案が出た今回は進歩していると言える……か?

というか割と狭い天の川のイメージ映像には笑った、どれだけ近いのさこれ……!