今週の 『生徒会役員共』 「#578」 感想

・おっと前回からの続き物となったか!

今回 「#578」 は、天草シノたちが温泉に入浴する話。

単独で読んでも楽しめるけれど、時系列的には 「#577」 から続いているエピソードだよ。

そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。



この話の流れは、単行本17巻収録の 「#480」 にあった歴史レジャーランド編を思い出しちゃう。

歴史レジャーランド編も、テーマパークを楽しむ (1話目) → 旅館に宿泊 (2話目) と続いた話だったので。

あっ、するとこれ来週に3話目があるか?

歴史レジャーランド編は、3話目として英稜生徒会メインのエピソードに続いたのよな。

もしも同じ流れなら、来週に魚見チヒロたちメインの話が用意されていそう。

掲載された週刊少年マガジンの時期的にも、ちょうど同じ夏休み前の合併号の時期で同じだし。


扉絵は温泉旅館の浴衣に身を包んだ七条アリアだ。

まぁ今回の本編には1コマたりとも出てこない衣装なのですが。

というか、温泉に入浴する本編よりも この浴衣を着た扉絵の方が胸の谷間とか見えてエロスが多いのだな。

変わり種の温泉回だ。


開幕 【今日イチ びっくり】 は入浴前のエピソード。

天草シノたちって旅館に泊まることが多いなー、大浴場のあるホテルとかはむしろ少ないな。

泊まる旅館も七条グループで割引が利いたりするのかな?

それはさておき、忍者体験を満喫してご満悦のパリィ・コッペリンが可愛いぞ。

津田タカトシから混浴に誘われてビックリしている様子も可愛いじゃあないの。

もしも今週から初めて 『生徒会役員共』 を読み始めた人なら、パリィ・コッペリンに惚れそうな幕開けだ。


続く2本目 【補足します】 では、一気に温泉へ場面が飛ぶ。

津田タカトシたちが入るのは、温泉は温泉でも 「湯着を着て入る共同浴湯」 であった。

もちろん天草シノたちや、他の一般客も一緒である。

そりゃあ津田タカトシも気軽にパリィ・コッペリンを混浴に誘うよねー。

津田タカトシのたまにある天然ボケが、このような使い方をされるとは予想外であった。

工夫がスゲェ。

つーか1本目と2本目の間の誤解が解けるまでのパリィ・コッペリンを見たい、見たすぎる。

たぶん天草シノたちに相談したのかなーと思うけど、それでも相談するまでのパリィ・コッペリンの様子を窺いてえ。

あと出島さんのセリフは出島さん自身の本音かなと思った。

ていうか出島さんが入った湯という可能性もあるじゃあないですか!


3本目 【白と黒】 からは、ずっと共同浴湯で話が進む。

入浴回ではあるけれど、湯着を着用しているから露出は少しも無い回だ。

男女共同で入れるだけあって、濡れ透けも無い。

おまけにお湯は真っ白なにごり湯だ!

今回は何かスゲェ徹底ぶりですね。

まあ、にごり湯でなくても入浴中の水面下の身体は描かれないのが氏家ト全先生の漫画ですが。

それはさておき、今回は入浴中の萩村スズの髪をまとめる位置が違う。

普段はもっと後頭部側で髪をまとめているのに、今回は頭頂部付近で髪をまとめている。

これは共同浴湯とは関係なくたまたまだと思う。


4本目 【たまたま もってた】 ではドぎつい下ネタが来た。

前回の忍者体験ネタを引き継ぐゆるやか始まりなのに、オチは出島さんと七条アリアの下ネタグッズだ。

たまたま持ってる可能性は少しもありえない便器マスク、何のために持ってきていたというの……

こちらSMプレイのスカトロプレイに使うグッズですので、強制飲尿口枷とかで検索するとネット通販などでもヒットする。

誌面ではそういう表記ではないのが謎だ。

飲尿とか口枷という単語が少年マガジンの規制に引っかかってしまうのだろうか?

ちなみにそんな強制的に口を開けるようなマスクを付けているのは出島さんですが、ホースに隠れて口内は見えない。

グッズは重たい下ネタなのにSM的な表現は控えめだー。


ラストの 【パリィ はばたく】 は、8コマ漫画。

満天の星空という夜景が綺麗な宿だ。

何となく普通の旅館だと思って読んでたけれど、これって凄い高級旅館なのでは。

やっぱりここも七条グループの施設なのかもしれない。


そこはともかく、パリィ・コッペリンが心からありがとうと思っているのだろうなーと感じられる流れであり良いね。

前半4コマ、美しい展開じゃあないの。

4コマ目で天草シノたちが言葉なくパリィ・コッペリンと目と目を合わせるシーンとか秀逸だよね。

作中ではパリィ・コッペリンと目を合わせているけれど、漫画的には読者にその表情を見せる形なの良い。

下手に言葉を返すより無言であるのは、溜めや余韻にも繋がってて上手な作劇であろう。

それにこれって普段の4コマ漫画ではできない、8コマ漫画の途中だからこそやれる構成だよね。

8コマ漫画というかショート漫画や普通の20ページ前後の漫画とかか。

4コマを起承転結で成り立たせる場合は仕組み的に入れる隙が無い味わいのコマなので、8コマ漫画で大正解か。

めちゃくちゃ読者にパリィ・コッペリンを魅力的に感じさせる内容だー。

今週から初めて読み始めた人ならパリィ・コッペリンを一番好きになりそう (2回目)

後半4コマ、美しさを崩さないほのぼのオチで良かった。

出島さんがみだらな目的で介抱を申し出るのではなど思ってしまったが、それは俺の心が汚れてますね。

さすがに出島さんもこんな状況でそれは言わないだろう、こんな美しい流れの後だし。


今週の感想終了。

長引く梅雨のせいで季節感が無いけれど、次号の週刊少年マガジンの発売日は8月だ。

よってお盆前の発売であり、つまり次号は合併号。

再来週はマガジンが出ないし、キリよく次回がテーマパーク編の最終エピソードとなったりするのかな?

その場合、冒頭でも書いたように英稜生徒会のエピソードが来ると予想したい。