『生徒会役員共』 単行本19巻とOAD付き限定版19巻内容紹介

・さて本日は!

生徒会役員共』 の最新単行本、19巻の発売日ですよ!!

18巻から19巻までは、1年と1ヶ月も間が空いての発売だー。

単行本発売を待つ日々が当たり前になりすぎて、本当に出るのかなという気持ちになってしまった (何だそりゃ

そして19巻では、引き続きOAD付き限定版も同時発売!

そんなわけで単行本の詳細を以下にまとめたよ。


まずはコミックス19巻の収録内容から。

週刊少年マガジン掲載分の収録は、「#518」 から単行本未収録となった話はあるが 「#549」 まで。

(未収録となった話は後述)

英稜生徒会室を掃除する話から、年越し登山の後編までだね。


この収録内容、青葉トオリがスゲェ可愛いエピソードが巻頭にきている!

基本1話完結の 『生徒会役員共』 だから、19巻から初めて手に取る人もいるだろう。

初見の方へも青葉トオリの可愛らしさを直撃させられる作りだ!


単行本未収録となった話は、連載時の話数カウントで言うと 「544」 だ。

天草シノたちが生徒会室の断捨離をするエピソードである。

単行本に収録されていない理由は、推測となりますが、ページ数の都合かと思われます。

この19巻をキリよく終わらせるべく、行事やイベントが無い一話完結の話を抜いて調節したものかと。

話の内容にヤバい描写があるわけでもないので、「544」 は20巻に収録されると思う。


なお、登場人物紹介のページ数は引き続き2ページのままだった。

18巻と全く同じ内容だ。

19巻からは新たな登場人物として、桜才OGの北山カヤと南野ナツキが加わっている。

この2人は、次の巻から登場人物紹介に加わるのかな?

余白的には追加できても、あと1名が限度って感じですけど……

次の巻は20巻目の大台だし、登場人物紹介ページも3ページに拡張されるのかもしれない。


19巻では巻末おまけとして、畑ランコと小山リカ先生の1ページ漫画が描きおろされている。

最近多かった登場人物の名前が明かされるのみの漫画ではなく、普通の4コマに近いノリの漫画だ。

1ページ漫画だけあって、畑ランコが頭からつま先まで全身きっちり描かれてるのは嬉しいですね。

デフォルメや遠景でない全身像は滅多に見られないし。

学生の本分をないがしろにした感じで叱られる畑ランコ、そういや畑ランコって成績は良いのかなあ。

成績はどうだか知らないけれど、要領は良さそうだ。

宿題は忘れても、期末テストとか肝心なポイントは抑えていそうなイメージがある。


19巻単行本の表紙は、通常版が萩村スズとボアで、限定版が津田家の飼い猫ムラサメだ。。

表紙の4コマによれば、「飼い主とペット」 というコンセプトがあったとか。

17巻18巻に引き続き、巻数にちなんだポーズを取るという歴代 『生徒会役員共』 表紙のルールに当てはまらない。

やっぱり17巻からは、ルールが撤廃されたのだろう。


しかしまさか、ボアやムラサメが表紙に来るとはな……

さすがに人類が表紙を飾ると思っていたよ。

いやまあ、表紙が可愛いのは疑いようがなく、萩村スズと愛犬ボアのカラーイラストは嬉しいよ。

でもまさかここまで青葉トオリが来ないとは……

単行本20巻では、北山カヤと南野ナツキが通常版と限定版の表紙に選ばれると予想しておく。

あるいは大穴で、横島ナルコ先生&小山リカ先生、大門先生&権藤リキゾウ学園長のペアはどうか?


カバー折り返しには、作者コメントと描きおろしイラスト付き。

19巻の描きおろしイラストは、表紙では叶わなかった津田コトミとムラサメのペアだ。

ちなみにカバー下は、表紙・裏表紙と同じ絵。

氏家ト全先生の作者コメントは、次の通り。



19巻出ました。

新キャラも出るよ。


相も変わらぬ淡白さだー。

今回は近況報告も裏話もなく、氏家ト全先生の自画像も普通な感じ。

その分、劇場版2のパンフレットにきっとあるインタビューや描き下ろしに注力されたのかな、と思いたい。


そして次巻 『生徒会役員共』 20巻は、2021年3月17日の発売予定だ!

ちなみに第20巻は、これまでとちょっと違う!

生徒会役員共』 20巻は、OADが付く限定版は出ない。

限定版は出ないが、「生徒会アニメ・クロニクル」 なるものが解き放たれる特装版が発売になるとのこと!

TVアニメ放送開始より10年を記念しての、小冊子などが付くものと思われる。

これは嬉しい。

これっておそらく、氏家ト全先生の描き下ろしイラストとかも掲載されるパターンじゃあないか!?

あるいは久しぶりに氏家ト全先生のインタビューとかあるかもしれない。

本当久しぶりにロングインタビューとか受けてくださったりしないかなあ。

読者からの質問に答えるコーナーとかあってくれたら最高なのだが。


ちなみに、かなり先の予想となりますが。

おそらく単行本21巻の限定版には 『劇場版 生徒会役員共2』 のDVDが付くのではないだろうか。

劇場版1のときは、上映後の次の次に出た単行本 (半年後に出た単行本) の特典が劇場版1のDVDだったので。


でもきっと本当は、劇場版2が単行本20巻の限定版特典として予定されていたのではないかなー。

それが劇場版2の上映延期とか色々あって、20巻は特装版の発売になったのではないか、など予想してみた。

それで20巻に付くはずだった劇場版2DVDが、21巻の限定版にスライドするのではないかと。


ほか、以前までは単行本化にあたっての変更点も挙げていましたが、今回は後日にということで……


・最後に、『生徒会役員共』 19巻限定版に付属のOADをご紹介。

OADジャケット表紙は、津田タカトシと五十嵐カエデ。

ジャケット表紙では巻数にちなんだポーズを取るというルールが継続だ。

次にOADジャケットが見れるのは、21巻か22巻になるのかー。


OADの収録時間は、およそ30分。

生徒会役員共*』 第25話と銘打たれているOADだけあって、TVアニメ1話分だ。

TVアニメのBD/DVDには ピュアver.(P音あり) と思春期ver.(P音なし) の2種類があったが、

OADの内容は思春期ver.のみにつき、OPの轟ネネのバイブのモザイクは無いし、ピー音で伏せられていない言葉も多い。


感想。

おおっと今回は生徒会会則のシーンがある!

もう生徒会会則のシーンは無くしたのかと思ったよ。

これなら劇場版2にも生徒会会則のシーンがありそうですね。


AパートとBパートでは、桜才柔道部による星恍女学院への遠征編がアニメ化だ。

遠征試合だけでなく、関連する三葉ムツミのアルバイト編などもアニメ化しているぞ。

このエピソードがアニメ化ということは、萩村スズの近所の子供:ふじのあすかちゃんもアニメ化ということですよ!

(※ふじのあすかの苗字の漢字は不明)

ついでに稀に登場する、ふじのあすかちゃんの友達もアニメ化だ。

ふじのあすかちゃんは単行本表紙などにもなっていないので、初めてカラーリングが明かされたと言えますね。


アルバイト編に登場する着ぐるみは、元々は不気味な迫力を持つよう描かれていた。

氏家ト全先生は作中に登場するぬいぐるみとか、目がイカれてる感じに描かれることがある。

けれどOADでは不気味さが排除されていたよ。

漫画では小ネタとして光るけど、アニメでは絵が動く分、視聴者の引っ掛かりになってしまうとかなのか?

単に氏家ト全先生が、あの不気味さは不要だったなと判断されたのかもしれないですけど。


スズヘッドならぬ大門ヘッドからの突然のドアップにはふふっとなった。

このドアップはアニメオリジナルですけど、直前の構図は漫画でも同じなのですね。

4コマ漫画ではコマ数が足りないし挟めない小ネタを、動きを見せられるアニメながらで上手く入れてきた感じ。


星恍女学院の校舎は原作から若干変わっている。

何か理由があるのかな、アニメではどこかの学校をモデルにしたとか。

そういや原作では東北地方や北海道にあるっぽい星恍女学院ですが、アニメでは関西方面に設定された様子。

向かう途中の高速道路に 「E26」 とか 「E42」 とか 「阪和道」 と書かれた看板が見える。

これはつまり……どの辺だ?

土地勘が無いから詳しい場所までは分からなかった。


そしてほとんど名無しモブに近かった星恍女学院の面々が、それなりに動いたり喋ったりする!

これは間違いなく見所のひとつだろう。

天才柔道少女の津田ハナヨにもセリフがあるぞ。

生徒会役員共』 のOADでは、メインキャストの方がモブの声優なども兼役で務められているらしい。

だから津田ハナヨの声優さんも、スタッフロールに名前がある誰かなのだろう。


萩村スズの 「聞き逃さなかったぞっ」 に動きがついたの良いですね、七条アリアの胸揺れまで発生している。


高校女子柔道団体戦は、何やら昔から3人制であったらしい。

OADで指摘のあるように、以前は5vs5で試合をするシーンがあったな。

大会によっては、有名な高校柔道大会でも女子で5人制の場合もあるようですけど

そこよりもよく分からないのは、柔道に飾られていた 「遠心力」 の言葉だ。

あるあるネタなのかと検索したが、そういうわけでもないっぽくて、よく分からなかった。


他に細かい点では、宿泊した温泉旅館の名前はアニオリだが看板は達筆で読めず。

「蛇の湯荘」 か 「松の湯荘」 か?

あと、大門先生にお酌をするのが津田コトミに変わってるね。

津田コトミなら気を利かせてでなく、おふざけで自分から積極的に注ぎそうで納得感が増している。


トッキーが津田タカトシから指圧マッサージを受ける様子は、原作と同じ程度の描かれ方。

トッキーが変に喘いだりするのかもなど思っていたが、そんなことは無かった。


アニメオリジナル要素として、「シノとチヒロの今日のお夜食!!」 なるミニコーナーが追加された。

「アリアのこれなーに??」 みたいなコーナーだ。

電子レンジの部分がオチのようなので、これは今回限りっぽいな。

ウオミーこと魚見チヒロがチヒロ呼びされるのは滅多に無いので新鮮な感じがした。


Cパートでは、津田タカトシと五十嵐カエデ、馬川ヨシオと花巻ナオのダブルデート編がアニメ化だ。

訪れてる遊園地は、みなとみらいにあるよこはまコスモワールドだなと検索したら、以前描かれた遊園地もそうだったとか。

どうしてこれ今まで気付かなかったのだろう。

ヨシ君ナオちゃんが五十嵐カエデを白い目で見るシーンはアニメオリジナルだ。


ある意味今回、一番の見所になってしまったのがエンディング後のDパートだ。

『劇場版1』 の後に出たOADでは、『劇場版1』 のラストを踏まえたうえでのネタがDパートに来ていた。

そして今回のOADは、本来のスケジュールでは 『劇場版2』 の後に出るはずのOADだった。

つまり今回のOADのDパートには、『劇場版2』 を踏まえたうえでのネタがある、と考えられるということ!

じゃあ、実際どうだったか。

見てみればこれ、どうやら 『劇場版2』 でアニメ化となった回に触れられているようですねー。

もちろん 『劇場版2』 は公開前なので、本当にそうなのかは分からないけど、文脈的にそれっぽい。

『劇場版2』 のラストを引き継ぐ形になっているのかどうかは不明だ。

不明なので断言はできないけど、『劇場版1』 の後に出たOADほどには、劇場版を引き継いではいなさそう。


とりあえず19巻の感想はそんな感じです。