・ルパン見ていたよ。「愛のダ・カーポ」と「アルカトラズコネクション」。よって感想。ネタバレありで。
愛のダ・カーポ。これ酷いな。
思いついたアイディアを詰め込むだけ詰め込んで、推敲はしなかったかのような出来栄え。
特に悪役が酷い。ラスボスが「殺す」言い過ぎていて、安っぽい事この上無い。外見ワイラーだし。
ペットの猫が存在する理由も謎。「悪役 → 椅子に座ってワイングラスと猫」とかそんな1秒で出て来た思い付きを採用したとしか思えない。
わざわざ娘のロザリア(ゲストヒロイン)を生きたまま拉致させた理由も無いし。
実験体にするだけだったし。しかも娘が実験体である必要性無かったし。
「悪者だけど娘は愛している父親」「娘すら実験体にする残虐な父親」の2パターンを捨て切れなかっただけだろ。
メイン敵役のナザロフも、三流悪役として酷すぎ。「憎みきれない悪者」を目指したんだろけど見ててムカつきしか覚えない。
外見も中身も不快ルパンって感じ。笑い声も劇中で指摘された通りに不快なだけ。バイキンマンの「ハーヒフーヘホー」の偉大さがよく分かった。
それにロザリアも電波過ぎて萎えた。
研究所侵入シーンも不二子救出シーンも「この人何をしているんだろう」としか思えず。
他に銭形警部の扱いも酷い。膠着しちゃった状態を打破する便利アイテム扱い。迷宮のギミックもダメすぎた。
印象に残ったのは、謎の竜巻に襲われた後の「この先になんか研究所があったような」のセリフ。
言い方もそこに至るまでのやり取りも酷くて、愛のダ・カーポのダメさがこの一言に凝縮されている感じ。
期待が膨らんだのは、ラスボスが車椅子でロケットダッシュしたシーン。
あれには「どれだけバカげた装置を搭載した車椅子なんだろう」って期待が膨らんだよ。でもそれが車椅子の最大の見せ場であり終了。
一番盛り上がったのはOPのルパンのテーマかな。
・アルカトラズコネクション。
OPが過去最高に格好良かったよう記憶していたが、
あらためて見てみると英語だしスピード感が思っていた程でもないし、普通な感じでしょぼん。全体も普通。
最後に関係者全員が死んでいく都合の良さが、あまりにも徹底されていて面白かった。よくみんな死んだなぁと思う。