YouTubeへ投稿した動画にチャプターが自動で生成されていた話

YouTubeへ投稿した動画のチャプターを付けるには、「説明」 欄にタイムスタンプとタイトルのリストを自分で追加する。

この方法ただひとつしかないと思っていたのですが、実はこれが勘違いであったことが分かりました。


まずはこちらの動画の静止画をご覧ください。

2023年2月に投稿した動画の画像、たしかにチャプターで区切られていますが、しかし説明欄に自分で追加したタイムスタンプはありません。

YouTubeの投稿動画でタイムスタンプを自分では追加していないのにチャプターが自動生成
YouTubeの投稿動画でタイムスタンプを自分では追加していないのにチャプターが自動生成


驚いて動画チャプター - YouTube ヘルプのページを開いてみれば、公式に答えが書いてありました。引用します。


動画チャプターの自動生成を使用するには:
1.YouTube Studio にログインします。
2.左側のメニューから [コンテンツ] を選択します。
3.編集する動画をクリックします。
4.[すべて表示] をクリックし、[チャプターの自動生成] で [チャプターの自動生成を行う(利用可能な場合)] をオンにします。デフォルトでは、新しくアップロードするすべての動画でこのチェックボックスがオンになります。動画チャプターの自動生成を一括でオンにすることもできます。
5.[保存] をクリックします。
注: すべての動画でチャプター自動生成機能を利用できるわけではありません。また、チャプター自動生成機能を利用できる動画であっても、チャプターが自動生成されないこともあります。違反警告があるチャンネルや、一部の視聴者に対して不適切なコンテンツの場合、動画チャプター機能は利用できません。


えっ、このような 「チャプターの自動生成」 機能があったとは……!

驚いて今まで投稿した動画の設定を確認してみたところ、どれもチャプターの自動生成を行う設定となっておりました。
今まで投稿した動画では、たまたまチャプターの自動生成が対象外となる内容となっていただけのようです。


では、どのような動画ならチャプターが自動生成が生成されるのか?

実際のところは不明ですが、それは上記で紹介した動画がヒントになるかと思われます。

以下のリンクからご参照ください。



動画の途中途中にサブタイトルを付けて、画面上部にサブタイトルを数秒間同じテンプレートで表示してあげる。

これが自動でチャプターを生成してもらうコツなのではないかな、と思いました。

今月の 『八乙女×2』 第10話 感想

祝、単行本1巻発売決定! 祝、4月から中学校編スタート決定!

『八乙女×2』 は連載2年目も中学校を舞台に連載が継続すると確定だ! 小学校卒業で最終回ではなかった!

登場人物が進学してストーリーが続くのは、氏家ト全先生の漫画において実質初めての出来事ですよ。

単行本1巻は4月7日 (金) 発売なので、中学校編スタートの別マガ発売日と同じ日の発売予定かも。


そんなわけで、今月の 『八乙女×2』 感想。

第10話 「卒業間近の2月」 の感想だ。

前回の感想で "2年目が確定したからサブタイトルに〇月を入れないのでは" と予想したけど、予想が外れたね。

〇月とサブタイトルに入ったり入らなかったりするのは、特に法則性が無いっぽい。


『八乙女×2』 の最大の特徴とは、4コマ漫画パートとショート漫画パートがあることだろう。

でも今月は、最終ページ以外全部4コマ漫画パート (5コマ漫画はある) 。

氏家ト全先生が単行本制作作業に取り掛かるため、手慣れた4コマ漫画が多くなったのかなと推測したい。



前半のメインは、突き指をした八乙女カイ。

"小学生は突き指しがち。" とのアオリ文もデカデカと載っているぞ、どういうアオリ文だ。

指を曲げられない八乙女カイに対して、気遣う態度よりも悪だくみが即座に出る八乙女ハルルに笑った。

誰の目にも明らかな予想通りのオチになるけど、八乙女ハルルが素で驚くのは予想外。

"エ、マジでやるの?" と狙いが看破されてないかと思った反応の八乙女ハルル可愛いな、悪いとは思ってたのか。


浅知恵がすぎる悪だくみから、最終的に八乙女ハルルの株が上がるのは想像つかなかったな。

【状況把握】 の本木アユムは人の良さが表れてるなあ。

もし本木アユムが八乙女カイと一緒に登校してたなら率先して荷物持ってあげてそう。


今の小学生にも 「電気あんま」 という言葉は下ネタとして通じるのだろうか。

【モーニングコール】 では、泉ルイの言葉を電マと聞き間違える八乙女ハルルのネタだ。

ちゃんと2人とも聞き間違えてビックリするのな、氏家ト全先生の過去作でなら 「お願いします」 的な返答もありえそう。

そういや氏家ト全先生の漫画では、作品を問わず "日直は早く登校しなきゃダメ" という趣旨のことが語られるなあ。

自分には日直で早く登校した記憶が無いのでいつも不思議に思う、まあ学校によって違うのだろうけど。


【組み合わせ】 は、給食における "ごはんと牛乳" は "女騎士にセーラー服着せるようなもん" という相性の悪さネタ。

その組み合わせ自体より、小学生の出せる下ネタじゃないなという意味もあって 『生徒会役員共』 っぽさを感じた。

そして 【イベント発生】 では、第2話以来の 「給食×人に食べさす」 ネタが来たといえよう。

人に料理をあーんして食べさせるのは、食べる側がマウントを取れてると考えてる八乙女ハルル!

そんな八乙女ハルルが素直に八乙女カイに給食を食べさせてあげるわけがなかったね。

一瞬の会話なのに、泉ルイが慌てふためいた瞳になってるのは芸が細かい。

「私が先に言おうかと思ってたのに」 みたいに思ってたりするのかなあ。


【それすなわち】 、主な登場人物が小学生だけあって、胸の大きさどうこうは話題に出にくいか。

氏家ト全先生の漫画で 「肩がこる」 と言えば、胸が大きいと結びつく表現だったのに、今回は先生の老いに繋がった。

そんな小学生編も今回を含めてあと2回か…… 中学生編では第二次性徴と結びつくネタとか増えるのかなあ。


前半ラストの 【2人の帰り道】 は、8コマ漫画! この2人で八乙女ハルルがツッコミに回るのは珍しい。

どちらかと言えば八乙女カイより八乙女ハルルの方がずぼらな印象あるけど、まあこういう面も八乙女カイにあるだろう。

手を差し出すぶち抜きのコマ、普通にヒロインって感じのかわいらしさじゃねーの。


後半のメインは、卒業記念に埋めるタイムカプセル

クラス委員女子の川村さんが初登場……と思ったけれど、今までも背景にモブ生徒としてたびたび姿を見せていた子か。

名前が出たけど、特に名前なしモブ生徒のまま進行しても問題ないくらい、特に見せ場は無かったぞ。

同じくクラス委員である富谷君との絡みなども無しだ。


タイムカプセルに入れる物とは何なのか? 「生徒自身に考えさせる」 という狙いがインターネットに外されるのは、時代って感じ。

今やタイムカプセルを埋めた時どころか、開けた時の体験談もネットに溢れてる時代だからなあ。

「メジャーなのは」 という理由で決めるのは、いかにも失敗の選択肢を引きたくないという態度を出してきてますね……!


続く 【しこたま考えた結果】 、下ネタな替え歌 「ヤりたい子とヤったもん勝ち」 のフレーズを思い出した。

この下ネタ空耳をしちゃうのが泉ルイなのは小学生にしては耳年間すぎやしないか……!

やはり泉ルイは好きな子 (八乙女カイ) がいるからそう聞こえたのかな、将来の自分に宛てた手紙にもその話題を書いてたのかも。


ていうか本木アユム、今回はどの私服もおしゃれすぎないか……!

小学生女子が着る私服ではなかろう、といったファッションセンスがある。

まあ親が選んで着せているのだろうけど、良いとこの子って感じが漂ってますね。

泉ルイの服なら八乙女ハルルでも着られてる感じ出ないだろうけど (身長は別として) 、本木アユムの服なら別人の服って感じが出そう。


八乙女ハルルの転校生設定が、タイムカプセルのテーマで活かされるとは!

【2回目】 、4コマタイトル通りだが、人によっては卒業のタイムカプセルという感動的っぽい体験が既に2回目ということあるのか……!

言われてみればそうだなという話だが、言われなきゃ考えないポイントだった。目から鱗である。

というかインターネットでメジャーな物という提案を即座に出せたのは、2回目だからだったのか。

同じ内容を使い回しするとは何とも八乙女ハルルらしい。

いつか来る最終回では、時間が飛んでタイムカプセルを開けるため集まった同窓会の場面とかになったりするのかなあ。


【年季が入ってます】 、本木アユムの提案で "学校で使っていた物" をタイムカプセルに入れることに。

開封時の臭いも年季が入ったことになりそうなど思ってしまったのは、八乙女ハルルの下ネタのせいか。

次の 【鉄壁の箱】 、泉ルイは八乙女カイに対する好意を隠そうともしてないな!

この想いって結構な数のクラスメイトにバレているのではなかろうか?

卒業式の日に勢いあまって告白したりしたら面白いな……まあ次回も思いは秘めたままとなるのだろうけど。

そして2回目だけあった、タイムカプセルの実物を目の前にしても死んだ目をした八乙女ハルルに笑った。

この関心の薄さ、もしかして1回目のときは想像できないくらいテンション爆上がりな反応してたのかも、と気になってきちゃうね。


最終ページは1ページ漫画。

タイムカプセルを埋める様子を写真に収めてるのは、卒業アルバムの写真に使うからか。

このタイムカプセルを実際に埋める場に立ち会ってなお、八乙女ハルルの表情は笑顔ひとつないことに笑う。飽きすぎであろう。


今月の感想終了。

次回予告は "次回、ついに小学校卒業!! 次々回からは中学校編がスタートします!!" とのことだ。

保護者の出番も期待できるし、卒業式がどのように描かれるかも楽しみな回と言えよう! 本木アユムが号泣したりするのかなあ。

さすがに春休みや中学校の入学準備エピソードは入らないであろう、でも大増ページで30ページくらいあっても良い回では? (強欲)

むしろ次々回が、中学校編スタート&単行本第1巻発売記念で、連載初回以来のカラーページを期待できるかも!

4月発売号には巻頭カラーとかあってもいいのにと期待が膨らんでしまうね。

今月の 『八乙女×2』 第9話 感想

・『八乙女×2』 を楽しめる頻度をあげるため、わざと感想を遅らせて書く手段があるかもと前回の感想で書いたけど。

さすがに28日まで書かないでいると、単に遅れすぎって気分の方が強くなるな。


そんなわけで、今月の 『八乙女×2』 感想。

第9話 「マフラーと体育倉庫」 の感想だ。

季節や月を読み取れないタイトルは第2話以来だね。

何月なのかタイトルに入れないようしたのは、2度目の〇月があるから (2年目があるから) だったら良いなあ。


今月もまた、4コマ漫画とショート漫画が混在する通常回! 4コマ漫画が4ページ、ショート漫画が10ページ。

でも今月はページ数がどうこうより、内容が普段の氏家ト全先生通りのパターン、っていう印象があったよ。

珍しい事件は起きたりする。



前半のメインは、タイトルにもなっているマフラーだ。

八乙女カイと八乙女ハルルが奇しくも同じマフラーを買ってもらったことで起きちゃうハプニングのお話!

ペアルックだ! これ絶対取り違えるやつ! など予想される展開が発生しちゃう。


【かしましい朝】 、八乙女カイの男友達:富谷君と黒松君は茶化しつつも微笑ましい目線で見てるのだな。

彼らから見て八乙女ハルルは、八乙女カイに一番お似合いの子に見えてたりするのかなー?

もし同じマフラーをしてきたのが泉ルイであっても同じリアクションを見せたのか? 気になるところ。

そして泉ルイは余裕の態度かと思いきや、無論そうではなかった!

これ絶対内心、見た瞬間からペアルックだと思ってたやつでしょー、自身の発言で余裕に見えた態度が一気に崩壊してるし。


次の 【一歩遅い】 からメインとなる事件がスタート。

新品の同じマフラーを同じ袋に収納すれば、どっちが誰のか分からなくない? というシチュエーション。

この事態を指摘するのが本木アユムなのが良いですね、一歩引いて見てるからこその視点なのだろうか。


視覚情報で判断不可能なら、嗅覚に頼るしかないじゃない。そういう冷静な判断が下された。冷静か?

どっちがどっち】 からは、マフラーを匂いで持ち主の嗅ぎ分けがスタートだ。

これ最終的に担任の伏見先生も嗅ぎ分けに参加させられてるのは、小学校の先生って大変なのだなあって感想が出る。

このご時世だからか、小学生の私物に顔をうずめて匂いを嗅いでる異端さは、伏見先生ご自身も変態的だと気になる様子。


ラスト 【ちゃんちゃん】 、目隠しプレイの様子をスマホで見せられる本木アユムに注目しちゃう!

その目隠しプレイの様子は動画なの? ネットからダウンロードした動画なの? まさか八乙女ハルルご両親のプレイなの?

あるいは目隠しプレイのノウハウを解説したWebサイトなの? 見せられた本木アユムの脳内は一体どうなっちゃってるの?

やはり小学校を舞台に繰り広げられる下ネタ展開ならば、性の知識や目覚めやらが個人差あるから反応が気になってしまうな……

氏家ト全先生の過去作だったら動画を見せられたリアクションにそこまで妄想が膨らまなかったけれど。

こうして本木アユムは八乙女ハルルから色々な知識を吹き込まれているのだったら、何だか良いな……と高ぶりを覚えてしまう。


後半のメインは、タイトルにもなっている体育倉庫だ。

「八乙女カイと八乙女ハルルが一切絡まないエピソード」 とも言える。八乙女ハルルが一方的に出来事を聞いただけだし。

漫画においては閉じ込められるハプニングでおなじみの体育倉庫ですが、全然別のタイプのハプニングが起きるから新鮮。


泉ルイがこのエピソードを嬉しそうな顔で話したのは、言うまでもなく八乙女カイを好きになったときのエピソードだからですねえ。

読者的には、八乙女カイを好きになる以前の泉ルイを見れる貴重な回想シーンでもある!

特に好きでもない相手には、普通に結構雑な態度で接してるのだなー。

"今度は何?" のコマの表情とか、今もう絶対八乙女カイに見せない顔だ。


メインの事件が起きるショート漫画パート6ページ目、その瞬間が描かれたページがスゲェきちんとしてるー!

氏家ト全先生の漫画でこの手のハプニングが起きる場面ってそうそう描かれたことないのに、見せ方は危機感覚える描写じゃん。

その瞬間が無音であることやコマ割り、セリフ少なさやこのページが事故の瞬間だけ描かれてることなど、見せ方がスゲェ。

普段の氏家ト全先生の漫画では、絶対描かれないタイプの場面なのに!

こういうシーンを描く練習とかもされてるのだろうなあ (当たり前だろ~氏家ト全先生に失礼すぎる感想だ


この話を聞いて八乙女ハルルから八乙女カイへのフラグが立ったら面白いわけですが、それは絶対ないと言える表情だ。

跳び箱の上に座って話を聞いてるあたり描写が細かい~。話聞きながら移動して座ったのだろうなあ。

もしもこのハプニングを経験したのが泉ルイではなく八乙女ハルルだったら、八乙女カイに惚れただろうか? いや無さそう。

八乙女ハルルが八乙女カイを好きになるときは、もっと別のシチュエーションを積み重ねての末だと思う。俺はそう思うよ。


後半の大オチは、前半でも活躍した担任の伏見先生が持って行きよった。

体育倉庫で生まれる男女のエピソードと聞いて、まあ今回の泉ルイと八乙女カイのエピソードは普通思いつかないですものね。

後で誤解は解けただろうとはいえ、教え子たちが体育倉庫でそのようなことをしたのかと思った瞬間の伏見先生は何を思ったのか!?

その心の内も気になるところだ。何か似たネタでリアクションが描かれてほしい。


今月の感想終了。

次回予告は "次回、小学校卒業前にみんなの思いを詰めて行う例のアレの回!!" とのことだ。

"例のアレ" 、これ別マガ発売日当日に読んだときはマジでまったく何なのか理解できなかったのですが、タイムカプセルのことですね。

というか別マガを読んでから今日までに、別のとこでタイムカプセルをネタにした漫画を読んでいたので、これを書いてる今気付けた。

世間一般的にはそういう時期なの? タイムカプセル埋めた覚え、自分は全く記憶に無いなあ。


そういえば、『八乙女×2』 の単行本情報が全く出ないのは気になるな……

もう既に単行本化に必要なページ数は充分溜まっているのだろうに……?

よもや、単行本は上下巻の全2巻! 連載は小学校の卒業式で完結、ってことは無いだろうな?

つーか、もし小学校の卒業式で最終回だとしたら、来月号の次号予告で 「次回最終回」 みたいなアオリが載るかもしれないのか。

いきなり次号の発売日が恐ろしくなってきたぜ。

今月の 『八乙女×2』 第8話 感想

・『八乙女×2』 は月刊連載で月に1度のお楽しみだけど、感想を半月後に書けば月に2度、半月に1度楽しめるとは言えまいか?

いやまあ、ブログの感想は早く書くに越したことはないと俺も思うけど。


そんなわけで、今月の 『八乙女×2』 感想。

第8話 「クリスマスの過ごし方」 の感想だ。

今月は普段通り、4コマ漫画とショート漫画が両方ある回。ページ数は16ページ。

冬のネタやクリスマスイベントがテーマの回ですよ。



開幕、クラスメイトに挨拶するていで、メタ的には読者に 「おはよ」 と挨拶する八乙女ハルル!

意外なギミックから幕開けだ! こういうメタなネタ、氏家ト全先生の全作品で過去に1度あったかどうか、それくらい珍しい。

挨拶する八乙女ハルルがマスク姿なのも、読者の方を向いてる証だと思う。

2022年現在の日本ではコロナ禍でマスク姿が一般的ですが、現代日本を舞台にした漫画でも作中ではCOVID‑19の流行してない例が多い。

氏家ト全先生の漫画でも作中に流行り病の痕跡は見られず、マスク姿の登場人物だって滅多に描かれない。

なのにここ、挨拶するネタだけがわざわざマスク姿だぜー! 読者の時勢に合わせてるってことだろう。

『八乙女×2』 は過去作と比較して色々工夫してると感じられるせいか、氏家ト全先生がのびのび描いてる印象を受ける。


2本目 【スタミナつくぞ】 もマスクのネタながら、速攻マスクは外されて流行病とこの漫画は無関係ですよ、という印象になる。

他人の使用済みマスクを表裏逆にして装着するというオチも、子供らしい知恵というより、今のご時世との無関係強調を邪推してしまった。

それはともかく、下敷きでパタパタ扇ぐ八乙女ハルルがかわいいな、下敷きも小学生らしいアイテムだし。


登場人物が小学生メインの漫画でも、大人である教師も欠かさずオチ要員になる! それが氏家ト全先生のバランス感覚なのだろうか。

【乾燥の季節】 、担任の伏見先生が加齢のせいか指が滑ってプリントの束をめくれないというネタだ。

これ、ギャグの種類としてはあるあるネタだよな……

小学生が主人公の他ギャグマンガで、担任の先生がこうして主人公とも絡まず一人でプリントに苦戦するネタってあまり見ない気がする。

少年誌連載で小学生が主人公の漫画でも、小学生目線ではなく保護者や教師の視点もある……! これは 『八乙女×2』 の個性と言えそう。


次の 【なら食べる】 、甘い言い訳を即座に出せるあたり八乙女ハルルらしい。本木アユムは口を挟む暇もなく、ついてこれないスピード感だ。


【こーゆー話】 と 【そーゆー話】 は、学校トイレのネタ。

学校トイレでの会話劇が描かれていると、氏家ト全先生の漫画だなと実感してしまう……

下ネタ多めの作風ゆえとはいえ、学校のトイレで会話するシーンを描いた回数が最多の漫画家さんは、氏家ト全先生なのでは。


前半の最終ページは1ページ漫画! 話題はクリスマスだ。

八乙女ハルルたちは小学生につき、1人くらいサンタクロースを信じている登場人物がいるかと思ったが……

"サンタ信じてくつ下ぶら下げていた" のは "小さい頃" の話だと! 小学生だろ、充分小さいだろ! と思ってしまった。

この小さい頃サンタを信じてたと発言するのが、登場人物で一番幼く見えそうな本木アユムなのもポイント高いね。

6年生ともなればサンタ信じてるは無い、その主張を補強するための発言主っぽいので。


後半からは、八乙女カイ家でのクリスマス編!

"ホワイトクリスマス…… ……か" とかっこつけて言う八乙女ハルル! それゆえに子供っぽい! 大変良いですね。

親同士が仲良いからと、八乙女ハルルとハルル母が八乙女カイ家にお邪魔してるシチュエーションで後半が幕開けだ。


八乙女カイと八乙女ハルルの母親の下の名前が判明!

八乙女カイの母親の名前が八乙女ナルミ、八乙女ハルルの母親の名前が八乙女ハルコ

八乙女ハルルの母親は娘と一字違いやんけ! これ絶対子供の頃のあだ名は八乙女ハルルと同じだったパターンでしょ。

"ハルコ" の名前を入れ替えたら "コハル" になって、氏家ト全先生のご友人であられる桜場コハル先生のコハルと一致するね。

特に関係はないと思うけど。


八乙女ナルミって名前は、何か気になるな……

氏家ト全先生の過去作の登場人物、「横島ナルコ」 と 「山伏マルミ」 の下の名前が合わさった印象だからか?

そういや八乙女ハルコと八乙女ナルミは、元々別の苗字だったかもしれないのよな (夫が苗字変わった可能性もあるけど) 。

結婚前の旧姓も明かされたりするのだろうか。


クリスマスケーキに舌鼓を打つ八乙女ハルルのページを見よ!

この朗らかに、半分食べかけのケーキと交換しようとか言ってる様子、純粋に可愛すぎないか?

普段の表情とは全然違う! おそらく一般的に求められるヒロインの顔つきというやつだ!

その表情が、この悪気ない悪だくみのシーンで発揮されるとこも良い。

ケーキ2つとも欲しいとは言ってなくて1個の半分は八乙女カイにあげるから問題ない、八乙女ハルルはそう思っていそう。

ドSな台詞を言うときもこの表情しそうだなとか、吹き出しの中をドSな台詞に置き換えるに適していそうなコマだな、俺はそう思った。


全然関係ないけど、12月24日にクリスマスケーキを食べてるのに、その前の夕食はおでんなのな。クリスマスチキンなどの描写は一切ないぞ。

おでん食べてるコマにご飯茶碗も見られないので、両八乙女家はおでんを主食として食べる派であるようだ。


終盤にはクリスマスプレゼントの展開が来た。

"あなたが寝ていないとお父さん困るでしょ" の台詞、最初読んだとき下ネタかと思ってしまったぜ……

下ネタは、八乙女ハルルが八乙女カイ家に泊まった方が "都合がいいし" の方でしたね。

クリスマスイブの夜に夫婦の営みがあると匂わせるシーン、氏家ト全先生の漫画の全クリスマスシーンの中でも一番生々しいかも。

お泊りがあるとか、保護者にスポットライトが当たるとかは予想が的中したけれど、この下ネタの生々しさは想定外。

なお、八乙女ナルミ夫妻の営みがこの日に行われるかを推測できる描写は無かった。


そして八乙女カイと八乙女ハルルの父親たちも作中に登場だ!

保護者にスポットライトが当たる回だろうとは予想していたが、まさか父親たちまでも登場するとはビックリ。

さすがの衝撃ゆえか、最終ページ柱のアオリ文句でも "両八乙女家の父親も登場(仮装で)!!" と言及してるほどだ。

氏家ト全先生の漫画って、主要登場人物の母親は姿を見せても、父親が姿を見せることって滅多にない激レア展開なので。

(最終回まで父親は一切姿を見せないパターンも予想してた)

卒業式のシーンとかでは仮装姿でなく素顔で一家全員お目見えしてほしいね。


エンターテイナーと評された八乙女ハルル父に協力して、八乙女カイ父はトナカイの着ぐるみ着用してるのはともかくさ。

14ページ2コマ目で、両八乙女家が6人全員1コマに収まって集合してるの良いよね……これがエモいというやつか。

クリスマスの日の思い出写真を残すならここというコマであろう。種付けの瞬間から撮ってる場合じゃないですよ八乙女ナルミさんよ。


そして今回の大オチ、ド直球の下ネタオチ! さすがに笑う。

"そっちの方が都合がいいし" の時点では匂わせ系の下ネタギャグかと思ったが……

まさかこんな、『濱中アイ』 や 『妹は思春期』の頃のようなストレートな下ネタが炸裂しようとは。

生徒会役員共』 では抑えられていたような直球勝負であろう、懐かしい気持ちになった。

よくよく見ると親指が空間にひっかかってる、つまりただの棒状じゃなくて引っ掛かるところある形状してるのもエグくて笑う。

モザイクのスクリーントーンそのまま貼り付けで形状は1ミリも描くつもりないのに、そこのリアリティは追及するとは。


最終ページは、まだクリスマスイブの深夜だろうけどその後の話。

八乙女カイと八乙女ハルルがクリスマスプレゼントに貰ったのは、2人とも "Monster Destroyer X" というゲームソフトであった。

おおっと久しぶりに作中ゲームソフトのモンデス (モンスターデストロイヤー) が登場だー。

パッケージのロゴを見るに、カプコン製のニンテンドーSwitchソフトっぽい。

さすがに元ネタだろうモンハンそのままではないが、モンスターハンター ライズのパッケージが割と似た構図だ。



ラストは一緒に同じゲームで遊ぶ約束をするほのぼのオチ。

それは良いのだけど、その際の台詞が "明日マルチモードやろーよ" という言葉になるのは、現代っ子らしさあるな……


今月の感想終了。

次回予告は "次回、冬休みあけのカイ君にまさかのトラブル発生!!" とのことだ。

展開を予想できるヒントはあまり無いな? 読者の自由な発想に任せるタイプの予告だ。

お正月は関係するのか? あるいは雪遊びネタか? 一体何だろう…… ここは思い切って、八乙女カイが精通する話を大胆予想だ。

今月の 『八乙女×2』 第7話 感想

・作中で卒業の話題が出てたけれど、これは氏家ト全先生の漫画で初めて、進学を挟んでストーリーが続くことになるのか……?


そんなわけで、今月の 『八乙女×2』 感想。

第7話 「こたつの魔力」 の感想だ。

今月は普段通りと言えよう、4コマ漫画とショート漫画が混在する通常回。ページ数は14ページ。

終始コタツ周辺を舞台に話が進む回だ。


開幕八乙女カイが自宅でコタツに入れば、既に八乙女ハルルが先客としてコタツに潜り込んでいた幕開けだ。

八乙女カイが下校して帰宅するより早く、八乙女ハルルは八乙女カイ家に上がり込んでいたようで。

お隣さんの垣根を越えて日常的にお邪魔している様子が伝わるし、この後にもそういう描写が出てきた。

八乙女カイが隠してるエロ本とかを見付けてしまう展開とかも期待できそう。


前半4コマ漫画パートでは、八乙女ハルルは最後のページまでコタツに入ったまま過ごしてるな。

つまりそれだけ氏家ト全先生がコタツ関連だけで4コマのネタを出せている、ということである。

生徒会役員共』 でもコタツがある風景はおなじみだったしな、氏家ト全先生の漫画での冬のシーンでのマストアイテムという貫禄だ。


顔半分が隠れるほどすっぽりコタツにインした八乙女ハルルですが。

【対策済み】 ではコタツ内部の様子が図解されており、ガニ股ダブルピースのスケベ系ポーズをお披露目だ。サービスカットかよ。

タツ中央の電熱器からガニ股ポーズの下ネタに繋げられる発想がスゲェ。


前半最終ページの 【ハルルは寝返った】 は、8コマ漫画。

寝返りを打ったを "寝返った" と書いてるだけであり、裏切ってるわけでは無かった。

八乙女ハルルが八乙女カイと同衾してたかと誤解させるオチですが、八乙女カイ母の反応は茫然なのかー。

更にここから下ネタボケで返すようなオチにはならないのだなあ。


5ページ目からは、後半のショート漫画パート! 泉ルイたちクラスメイトが、八乙女カイ宅を訪ねてきたぞ。

後半1コマ目、迎え入れる八乙女カイを上から見下ろすようなカットになってるなあ。

背の低さを強調して、小学生らしさを出そうとしてる作画上の狙いかも。

八乙女カイより身長が高い泉ルイ目線、という可能性もあるか。


身体のラインが出そうな 「たてセタ」 を着用している八乙女ハルルですが、小学生なので特に凹凸は出ないぞ。

しかしまあセーターとか着て上半身は冬着なのに、女子は下半身スカートで生足だったりしてるね。これが若さか。


八乙女カイが住むマンションの隣がコンビニだと、男子の黒松君から情報がもたらされる。

伏線やフラグという程ではないけど、ここでコンビニの話題が出てたのだなあ。

男友達の出番やセリフが少ない問題についてここで緩和が図られる。

女子たちは八乙女カイの家に来たことあるけど、黒松君は家にあがったのは初めてという情報も読み取れる!(読み取ったところで?


泉ルイたちが八乙女カイのマンションに集まったのは、卒業制作で彫刻のオルゴールを作るためだとか。

『八乙女×2』 で初めて卒業の話題が出たぞ!

泉ルイたちは卒業が気がかりなようですが、読者的には卒業後の話が気になるポイントだ!

来年春を迎えた時、八乙女カイたちは中学校に進学するのか? はたまた来年も6年生というループ展開なのか……?


これまでの氏家ト全先生の作品では、卒業イコール最終回だった。

だから作中で春を迎えるたび、時空がループして来年も同じ学年となっていた。

例外的に、『生徒会役員共』 で津田コトミだけ中学を卒業して高校生になったけど、あれは同じ高校に入学する展開だったしな。

でも連載数話で卒業の話題が出る辺り、こりゃ進学して中学生になりそうな気配だなあ。

氏家ト全先生の漫画で初めて、主人公たちが進学を挟んでも話が続くストーリーとなるのかもしれない。

泉ルイも本木アユムも富谷君も黒松君も、同じ中学に進学すれば出番があるのだろうし。

あっ! でも担任の伏見先生だけは卒業で出番が終わりだな……?

さすがに小中一貫校ではないだろうし。


本木アユムの分の座布団が足りないという話から、八乙女ハルルが八乙女カイ家に入り浸っている状況証拠に繋がった。

泉ルイがツッコミ入れるためだけの要素と思いきや、枕を抱きかかえる本木アユムという可愛いカットが次ページで生まれてるじゃないの。

上手い工夫! おしとやかな子が好きな読者向けの可愛らしさアピールと言えるポーズだ。


八乙女ハルルの父親がアンティーク好きという情報もドロップしましたが、この情報がいつか何かに繋がるかは不明だ。

そもそも八乙女ハルルの父親は、未だ姿を見せていないしな。


そんなことより、注目! 作中に出てきた千円札に、野口英世の肖像が!!

どういう形であれ、氏家ト全先生が描いた歴史上の人物の似顔絵ってことじゃん!

氏家ト全先生による実在の人物の似顔絵って初めてなのでは!? 貴重なカットだ。

あと、歳月を経て 『八乙女×2』 を読み返した時、時代を感じるコマになりそう~。


物語後半は、本木アユムをサブヒロインとして掘り下げる展開と言えそうか。

八乙女カイと同じコタツに入って二人きり、恥ずかしがっちゃう展開にも繋がってたぞ。

でもこのミスしたときの表情とか、もっと露骨に照れたり恥ずかしがらせたりできそうな場面だよな。

作画面における腕の見せ所と思えそうなシーンなのに、そうされてない感じがある。謎である。


本木アユムの自作小説 『剣人の迷宮城』 というタイトルが明らかになったり、本木アユムの考えたサインが未完成ながら判明したり。

第2話の図書室でノートに書いてた小説はこれだったのか。

内容はタイトルから推測するしかないわけですが、思ったよりファンタジーっぽい小説のようですね。

最近すっかり出てこなくなった作中ゲーム:モンデスの二次創作小説だったりするのかもしれない。


小説を読んでた八乙女ハルルのほか、泉ルイも小説を書いてることご存じだとか。

けれども本木アユムがサインを考えていることまでは知らない……と言う要素が今回の大オチに繋がった。

それはそうと、最終ページ1ページ前で速攻コタツにインして頭だけ出してる八乙女ハルルは可愛らしすぎるな。

マジでコタツムリである。本木アユムが笑顔で見守ってるのも可愛いし。


今月の感想終了。

次回予告は "次回、年末と言えばクリスマス。クリスマスと言えば……?" とのことだ。

もうクリスマスの話かー! 別マガって毎月9日の上旬発売だから、11月上旬の予告でクリスマスの話題を出すことになるのだな。

クリスマスと言えば、クリスマスプレゼントである。

氏家ト全先生の漫画で、初めて小学生が主人公で迎えるクリスマス! サンタクロースを信じているのは誰なのか?

これまでの氏家先生の漫画の中でも、最も保護者にスポットライトが当たる展開となりそう。

何気に氏家先生の漫画では、クリスマスはクリスマスパーティーからのお泊り会も頻度が高い。

お泊り会からのクリスマスに絡めた重たい下ネタの大オチとか期待したいぜ!