![『パズドラ』ダウンロード数の推移](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/adaki/20240623/20240623124414.png)
・2024年5月24日をもって、『パズル&ドラゴンズ』(以下:パズドラ) が国内累計6200万ダウンロードを突破したそうです。
パズドラは自分にとって、スマホに機種変更してから初めてと言えるくらい最初にインストールしたゲームアプリです。
もはや完全に飽きてログインボーナスだけ獲得するログイン勢となりましたが、長い年月プレイし続けたゲームなので注目したニュースでした。
そのような訳で、パズドラのダウンロード数の推移を調べて、ついでにパズドラのサービス終了がいつなのかを予想してみました!
<パズドラのダウンロード数の推移>
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 (以下:ガンホー) のプレスリリースから、ダウンロード数の推移をグラフにしました。
100万ダウンロードごとでの、1日あたりのダウンロード数を表しています。
縦軸は1日あたりのダウンロード数 (類推値) 、横軸は100万単位でのダウンロード数です。
![『パズドラ』 1日あたりのダウンロード数(国内)](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/adaki/20240623/20240623124446.png)
ダウンロード数を根拠とした場合、パズドラの最盛期は2013年1月となります。
1月18日に700万ダウンロードを突破、1月30日に800万ダウンロードを突破しており、12日間で100万ダウンロードされた計算です。
更に2023年12月には2200万ダウンロード、リリースから2周年までに2400万ダウンロードを突破という、まさに破竹の勢いでした。
ダウンロード数を根拠とした場合、パズドラが最も衰退しているのは2024年現在となります。
2023年8月7日に6100万ダウンロードを突破しましたが、6200万ダウンロードを突破したのは2024年5月24日です。
100万ダウンロードにかかった日数は291日となり、これまでで一番長い日数を費やしています。
この日数を元に単純計算で算出しますと、今のパズドラの盛り上がりは全盛期の24分の1となります。
100万ダウンロードごとに開催されていた 「〇〇万DLイベント」 も、近年は年に2,3度の開催となっています。
グラフを見ると、ダウンロード数が不定期に回復することがあると分かります。
パズドラは他のゲームやアニメ、漫画などのコンテンツと様々なコラボを開催しているため、その影響かと思われます。
今までパズドラを知らなかったアニメファンなどがコラボを契機に、パズドラをダウンロードしたものではないでしょうか。
5000万ダウンロードから5100万ダウンロードの間に開催された 『ソードアート・オンライン』 や『妖怪ウォッチ』 とのコラボ、
5500万ダウンロードから5600万ダウンロードの間に開催された 『鬼滅の刃』 とのコラボなどがダウンロード数に繋がった可能性があります。
一方、5700万ダウンロード突破 (2021年3月20日) 以降は、様々なコラボにも関わらず、ダウンロード数の回復が見られません。
もはやパズドラは新規に始める可能性のある潜在的プレイヤーほぼ全員に、認知されきってしまったのかもしれません。
(とはいえ、2024年でも1日あたり3000件以上ダウンロードされている計算ではありますが)
<パズドラはいつサービス終了?>
残念ながら、パズドラのサービス終了がいつになるかは分かりません。
サービスの存続を決めるのはダウンロード数ではなく、アプリの売上が主要因だからです。
スマホのアプリ売上ランキング、俗に言うセルランは様々なWebサイトで公開されており確認可能です。
パズドラのダウンロード数は右肩下がりで衰退していますが、売り上げは2024年現在もランキング1位になることもあるビッグタイトルです。
サービス開始から10年以上が経過し、良くも悪くも安定しているため、急激なユーザー離れや売り上げ減少も考えにくいでしょう。
今後に採算が取れないほど売り上げが下がるとして、早くとも数年はかかるのではないでしょうか?
特殊な理由ではなく売上の低迷によりサービスが終了する場合、パズドラのサービス終了は早くとも2030年以降となるのではないでしょうか。
<今後のパズドラの予想:動画視聴がもっと増える? 攻略サイトがどんどん減る?>
公開されたデータから、パズドラのダウンロード数が減り続けていること、アプリの売り上げが順調であることが分かります。
ここで気になるのは、パズドラの現在の総プレイヤー数です。
一般的に考えて、ゲームアプリのプレイヤー数は飽きなどの原因により、自然に減るものです。
パズドラはダウンロード数が減っている以上、プレイヤー1人あたりの売上が高まっていると考えられます。
パズドラのプレイヤー1人あたりの売上が高まる理由として、1人あたりの課金額の上昇が第一に考えられます。
しかし原因はおそらく、動画視聴機能ではないでしょうか?
近年のパズドラには、動画広告を視聴することでスタミナ回復や所有可能モンスター枠の拡張といった機能が追加されました。
2024年に入ってからは、動画広告の視聴でコンティニューやダンジョンクリア経験値の倍増といった機能も追加されています。
これらの多くは今まで、魔法石を消費することでしか得られない恩恵でした。
今後は動画視聴による広告収入をもっと増やすため、より多く様々な動画視聴機能が追加されると予想できます。
動画視聴機能などの施策により、パズドラプレイヤーが減ってもガンホーの得られる収益は減少しないかもしれません。
しかしプレイヤー数の減少は、企業型パズドラ攻略サイトの売り上げを下げると考えられます。
プレイヤー数減少は攻略サイトの訪問者減少に繋がり、訪問者が減れば企業型攻略サイトは攻略に費やす労力も減らすでしょう。
今後は企業型パズドラ攻略サイトでは、攻略の質が低下する一方と考えられます。