今月の 『八乙女×2』 第18話 感想

・感想を書くのがさすがに遅くなりすぎた感じがある。

次回の 『八乙女×2』 を読めるまでの間隔を短くしたくて、敢えて感想を遅らせて書くにしても。

これを書いているのは、もう11月直前だ。


それはともかく、今月の 『八乙女×2』 感想。第18話 「スポーツの秋はやっぱりダルい」 の感想だ。

今月号は12ページ掲載で、全ネタとも4コマ漫画。

週刊少年マガジンでの4ページ出張掲載があったので、16ページ分4コマを読めたとも言えるかも。



「スポーツの秋」 から始まるタイトルなのに、運動嫌い全開なタイトルで笑った。

でも作中でスポーツ嫌いを前面に出してる登場人物は今回いないのだよな。誰視点のタイトルなのだろう。


前半6ページは、中学校での4コマがメイン。

開幕ド直球な下ネタワードが出るオチだけど、「足ピンおなに」 と何故かオナニーが平仮名だし長音符も無い。

これ少年マガジンでも同じだったな、やっぱ講談社の少年誌では "オナニー" が使用禁止用語なのだろうか。

どうにか使用禁止に抵触しないよう氏家ト全先生が捻った記述が "おなに" なのか?

もしそうなら、これで使用禁止とならない理由が謎だ、完全に意味が通じてる呼び方だし。


2本目 【妥協案】 のツッコミは正にその通りで笑った。八乙女ハルルの表情は何を思ってこれなの……!

3本目 【先生のお願い】 、芦田ホシノは学校での門脇先生に対してもこの態度なのかー。

2本目の八乙女ハルルのネタと連続して面白いボケだ。


3本目 【2人の世界】 は、8コマ漫画。

ネタ自体は、諺 "情けは人のためならず" の有名な誤用ネタだ。氏家ト全先生の漫画でやるとは何だか意外。

見所としては7コマ目、八乙女ハルルと芦田ホシノの息の合いっぷりだろう。

【2人の世界】 の2人とは、八乙女カイと武隈アキナでもあり、八乙女ハルルと芦田ホシノのことでもあろう。

既に八乙女ハルルと芦田ホシノの下ネタコンビだけで、独自の世界が構築できそうな阿吽の呼吸ですよ。


4本目 【先輩のススメ】 は芦田ホシノがボケて、5本目 【行動力MAX女子】 は八乙女ハルルがボケる。

冒頭から4ページ目までボケたりツッコミ入れたりで、八乙女ハルルと芦田ホシノがオチになるネタが連続だ。

氏家ト全先生がの下ネタを一番体現しやすい登場人物が 『八乙女×2』 ではこの2人、って雰囲気だ。

ここの2本のネタ、どちらも上級者向けって感じだね、八乙女ハルルの方は下ネタじゃない気もするけど。

図書室で借りた世界の裸婦画を文芸部で放置して皆の反応を陰から窺おうぜ、みたいな提案もしてくれそう。


ラスト2本の 【ハルルかます】 と 【荒ぶる本木さん】 は、実質続き物の12コマ漫画という感じかも。

本木アユムがゲラ、笑い上戸でしょうもないダジャレに弱いというフリから、本木アユムのブラでオチ。

最後で分かるけど、これ自体がフリや伏線というか天丼ネタの1度目だったのだな。

しかし実は無関係なことを感想としては抱いてしまって、"荒ぶる○○" というタイトルが来たことに着目しちゃった。

別マガで性が関係して文芸部で荒ぶると言えば、昔連載してた 『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 が連想されるので。

ついでにこれは関係性薄いけど、やはり別マガで先日初めてブラ試着する漫画があって、それも思い出した。

本木アユム、きっとサイズに合ったブラをしてないのだろうな、胸の成長速度が早すぎるという示唆かもしれない。

『八乙女×2』 でもそういう買い物のため八乙女ハルルたちが女子だけで出掛ける回あっても楽しそう。


後半6ページは、マラソン大会編。

2年生女子がスタートを切るシーンからの始まりで、武隈アキナと芦田ホシノの姿も見える。

第12話以来、亀の頭中学校の正門が写し出されたコマでもあり、今回は校門も見えている。


後半2本目 【マラソン談義】 は、8コマ漫画。

おおっと1コマ目には、先日のマガジン出張掲載版に登場したモブ先生が登場だ。

スターターピストルを鳴らす役目なのだし、体育教師なのだろう。今後は保健体育の授業のネタにも登場しそう。

個人的にはマガジン出張掲載版では、開幕に登場したモブ女子生徒も気になったので再登場してほしい。

本木アユムのツッコミがスゲェ冷静である。SMネタがあるならS役をやれそうだ。


【ランナー武隈】 では、武隈アキナの足の速さとその活用できてなさが明らかに。

文芸部とはいえ運動神経は良いみたい。運動が趣味なのかも。

文芸部の先輩ということ以外の個性って、まだまだ語られていないし。

武隈アキナが卒業するまでの残り十数話で、どれくらい他の掘り下げがあるのかも注目だ。


ラスト3本 【ギリギリセーフ】 【100%中50%の力しか出せなかったよ】 【最終局面】 は、全部8コマ漫画だ。

出張掲載版があって普段より執筆できる猶予が少なかったのかな、ということを考えてしまう。

特に2023年10月は別マガが6日の発売で、普通に考えて締め切りも普段より3日も早かったはずだし。

それはともかく、芦田ホシノの下ネタが富谷君や黒松君もいる場で炸裂だ。聞こえてるのではないか、と思っちゃう。


ラストは、八乙女ハルルと本木アユムの一騎打ち……のような絵面のブービー争いだ。

第2話での体育の授業でのマラソンを思い出す。

そういや小学校の頃と違って、八乙女ハルルは体育の授業では髪を結ぶ位置変えてるのだなあ、芸が細かい。

そして決着は、前半ラストと同様に本木アユムのブラがずれたことによる八乙女ハルルの勝利である。

八乙女ハルルはきちんとサイズの合ったブラをしている……というよりも、ブラするほどでないということだよね。

芦田ホシノのノーブラ発言もあってか、何か今回はブラの印象が強く残る回だった。


今月の感想終了。

次回予告は "次回、文化祭!! はたして文芸部は!?" とのことだ。

文芸部なら部誌の配布だが、どうなるのだろう。全員無難なテーマに沿った小説とかで収まりそうな気もする。