・2024年最初の 『八乙女×2』 感想。
第21話 「お年玉の使い道」 の感想だ。
4コマ漫画パートが6ページ、ショート漫画パートが6ページ。通常運転という感じですね。
前半4コマパートは、冬休みのエピソード。ただし正月もすっかり明けた時期であるようだ。
開幕1コマ目は、おしるこの単独カット。正月らしさの残滓だ。
八乙女ハルルは当然のように八乙女カイ家のコタツで暖まるばかりか、おしるこまで頂いているな。
"隣人コメディ" を見落として途中から読み始めた読者がいれば、2人は親戚同士なのかと誤解しそうだ。
もしも餅の弾力情報で八乙女カイが食欲増進したなら、八乙女ハルルはどのようなリアクションを取ったのだろう。
2本目 【合理的アドバイス】 は、サブタイトル通りの 「お年玉の使い道」 の話。
普段通りコタツに入る八乙女ハルルですが、指先がちょこんと出ているだけで可愛さがだいぶ増しておる。
八乙女カイが買ったゲームを八乙女ハルルもプレイしたい宣言! 今年も八乙女カイ家にお邪魔する気満々のようだ。
続く 【本調子じゃなかった】 は! やった、またしても氏家ト全先生の描く格闘ゲーム描写が出たぞ!
というか1コマ目左側のキャラは明らかにマリオあるいはルイージで、プレイしてるのはスマブラのようですね。
"キャラとステージの相性が悪かったな" というセリフもあり、より一層スマブラだ。
八乙女カイは、富谷君や黒松君ともゲームで遊ぶのかなあ? 富谷君や黒松君は登場回数自体少ないので不明ですが。
オチは 「敗者の弁」 に関する下ネタ。こういう発展ができたのか。
4,5本目 【本木姉妹①】 【本木姉妹②】 は、タイトル通り本木アユムと本木ランの姉妹のターン。
ていうか本木ランは登場してすぐ掘り下げが始まってますね……! 準レギュラーくらいの位置付けするつもり満々か。
本木ランは完全に下ネタ側のポジションで、本木アユムはあまり下ネタ耐性もなさそうなので大変そうですね。
年齢は16歳なので、学年は高校1年生か2年生だが…… それにしては大人びているというか、大学生とも思える……?
『生徒会役員共』 の同学年と見比べても、やっぱ年上に見えますね。中1である八乙女カイたち視点での印象なのかも。
本木アユムは、本木ランの服とか借りることがあると明らかに。
本木アユムは小学生編の頃から服が少しオシャレでしたが、本木ランが借りた服もあったのかもしれない。
そのような姉妹での服の貸し借り話から一転、家族の恋人の貸し借りを超えて "家族の恋人寝取るシチュ" に飛躍した。
下ネタの勢いがフルスロットルすぎる。別マガは週刊少年マガジンよりも下ネタの規制が緩いのかな。
中学生やぞ、と思ったけど本木ランも16歳だった。3つ4つしか違わないならセーフか。セーフか?
まだ掘り下げが進んでいないから、本木ランの下ネタはどこまでマジなのか判断がつかず、ゆえに危険な魅力があるね。
今のところ 『八乙女×2』 で一番下ネタ側にいる登場人物では。
6本目 【うっかりコンビ】 は、武隈アキナと芦田ホシノのターン。
武隈アキナ家が初めて描かれたので、ついに武隈アキナの妹が初登場か!? と思われましたが登場せず。
芦田ホシノと武隈アキナの2人きりでフィニッシュだ。この2人、部活以外でも遊んで自宅を訪れたりしてるのだなあ。
武隈アキナは芦田ホシノを "ホシノ" 呼びですが、芦田ホシノは2人きりの時は武隈アキナを "あんさん" 呼びなのか。
芦田ホシノの 「素」 って感じだ。芦田ホシノの鎖骨とか見える脱ぎ掛けのコマもあり、隙だらけの面という雰囲気ある。
7本目 【すっきり】 では、先月号で髪を伸ばしていた八乙女カイ母がバッサリ散髪して元の髪形に。
まさか1話で切って元に戻るとは…… いや作劇的には、この髪切ったネタをするために伸ばした前フリだったのか。
八乙女カイ母はVIO脱毛をしていないっぽい、という情報もありますね。
八乙女カイ母の下ネタに翻弄されてた八乙女ハルル母ですが、8本目 【太ももプレス】 は八乙女ハルル母の下ネタだ!
自身の下ネタというか、自身のアダルトグッズを八乙女ハルルに速攻で発見されてしまうネタである。
これって第8話のクリスマスプレゼントで貰ってた一品か?
ていうかここの台詞で、八乙女ハルル母はアダルトグッズを八乙女ハルルの目につかないようにしてることも分かる。
そしてそれがたびたび以前からも発見されてたことも分かって大変よろしい味わいがある。
八乙女ハルル母側の物証による下ネタなので、八乙女ハルルが無から創造した下ネタではないところも良い。
アダルトグッズに目をやる八乙女ハルルの表情も好き。どういう感情なのか……!
8本目 【こたつでの話】 は、泉ルイのターン。ターンは回ってきているけれど主導権は握れなかった。
八乙女ハルルが八乙女カイ家に入り浸って一緒のコタツによく入ってること、泉ルイは知っているのだろうか。
いや知ってたら、泉ルイももう少し頻繁に八乙女カイ家を訪れていそうな気もするな。
後半ショート漫画パートは、中学校での席替えエピソード。
1コマ目から "とゆーわけで席替えを行いまーす" の台詞始まりだ。テンポが速くて良い。
クラスで後ろの座席なら "ブラ透け見放題" は氏家ト全先生の漫画でたまにある下ネタですが。
実際のところ、今でもそうなのだろうか? 透けない明度の下着とか普及してないものなのだろうか。
まあリアルの話はさておき、この下ネタを繰り出す八乙女ハルル自身がどうなのか、という方が気になる。
八乙女ハルル自身はブラ透けしてるのか? クラスメイトを後ろから見た時、ブラ透けしてるとかチェックしてるのか?
氏家ト全先生の漫画は、ギャグの下ネタはあれども、登場人物が実際そういう目で見られているのかは基本的に描写されない。
そこが売りであり魅力よな、というのは別の観点だった。ともかくそれにより登場人物の視点が不明なことが多いのだよなあ。
泉ルイ的には八乙女カイへの好意について、八乙女ハルルとどういう認識でいるつもりなのだろ。
つまり、お互いライバル関係っていう認識でいるのかな。八乙女ハルルが泉ルイの好意に気付いてる、と思っているのかどうか。
今月の感想終了。
次回予告は "次回、バレンタイン編Cカラー!! あのキャラがチョコもらえます!!" とのことだ。
次号の別冊少年マガジンでは 『八乙女×2』 センターカラーに加えて、氏家ト全先生の直筆サイン色紙プレゼントもある!
(サイン色紙プレゼントは、別ページに掲載の予告)
"あのキャラ" って書いてあるけど、八乙女カイしか考えられなくない? 予想外の誰かがチョコを貰うのか? 富谷君か黒松君か?
ちなみに次号は 『八乙女×2』 単行本2巻発売日の翌日発売ですが、去年の表紙と違って今度はセンターカラーだ。
年に一度は 『八乙女×2』 を表紙にしてくれ……! と願っちゃうね。
余談1。
今月号の別冊少年マガジン裏表紙は、連載作品全員集合スタイルだ。もちろん 『八乙女×2』 も選出されている。
イラストは過去の表紙絵の流用であり、八乙女ハルルが単独で登場だ。
余談2。
今年2024年には、ヤングマガジン掲載の 『みなみけ』 が連載20周年を迎える。
氏家ト全先生が過去にも 『みなみけ』 の記念の年にイラストを寄稿していたので、今年も寄稿イラストを期待できそう!
忘れずチェックしよう。