今月の 『八乙女×2』 第14話 感想

・ページ数は12ページで固定となるのかなあ? そこが気になる今月の 『八乙女×2』 感想。

第14話 「6月はムシムシの梅雨」 の感想だ。

話のタイトルに月数が入るパターンだったかー、予想が外れた。

4コマ漫画パートとショート漫画パートが6ページずつ。センターカラーだった第12話を除き、第10話以降はずっと12ページだ。



前半4コマパートのメインは、中学校での八乙女カイたちの話がメイン。今回のタイトル通り、梅雨に関するネタが多い。

制服が夏服に衣替えしてますね、中学生編となればこの切り替わりがあったか。

開幕5コマ漫画は下ネタの空耳。できるほどあったら八乙女ハルルはそれをやってくれてたの? それが気になる。


2本目 【奥の手】 で "昨日1日中ゲームやってたから" の台詞が出たけど、実際にゲームをする描写は今回も無い。

作中ゲームのモンデスをプレイする展開をまた見たいなあ。


【年季JC】 は、8コマ漫画。

LINE的なやりとりを見るに、やっぱ芦田ホシノはリアル中二病なのでは……という印象になってくる。

ロリババキャラに作ってる感を受けてしまうのは、中学二年生という年齢のせいだろうか、それともまだ登場回数が少ないからだろうか。

もしも 『生徒会役員共』 の畑ランコだったら壁ドンされても平然としてそうだけど、芦田ホシノは壁ドンされたらめっちゃ取り乱しそう。

上級生が大人っぽく見える理由は "着こなし" だと推察する泉ルイ! 観察眼がすごい。ファッションの知識もありそう。

本木アユムとか小学生時代は、泉ルイに負けず劣らずオシャレな服を着てたのにな。保護者チョイスの服装だったのかも。


次の 【文芸的昔ばなし】 も8コマ漫画だ。

氏家ト全先生が描く8コマ漫画は実質4コマ漫画2本という構成が多いけど、この8コマ漫画は普通に8コマ目までオチずに話が続いた。

本木アユムと芦田ホシノを掘り下げるエピソードであり、芦田ホシノの昔話は当然というか下ネタオチだった。

小学校に入った頃の本木アユム回想シーンは描かれても、小さい頃の芦田ホシノの描写は無しかー。

勿論、自身が三角木馬に乗ってるような芦田ホシノのイメージ映像も無い。これぞ氏家ト全先生のバランス感覚という感じ。


【夫か息子か】 、梅雨でフローリングがベタつくという話から、床オナに発想が飛躍するのは凄すぎる。スゲェ下ネタセンスだ。

【午後から天気が崩れます】 、八乙女カイと八乙女ハルルの相合傘イベント発生に泉ルイが御立腹。

ていうかマンションの隣人関係だから、帰る時間がズレでもしない限り、八乙女カイと相合傘するのは必然的に八乙女ハルルなのか。

皆の帰宅タイミングが同じなら八乙女カイと泉ルイで相合傘するシチュエーションは絶対やってこないと確定している。

八乙女カイと八乙女ハルルは部活も同じだしな…… 泉ルイがぷんすこ怒る展開、今後も発生しそう。

それはそうと、背景で無言ピースしてる八乙女ハルルが可愛い。誰に向けた何のピースなの……!? 相合傘で嬉しい、の意思表示の可能性ある?


【時の流れ】 もまた8コマ漫画だ。

どうも今回8コマ漫画が多いな……たまたまか? 何か理由があるのか?

何か理由があるなら、氏家ト全先生が 『八乙女×2』 の週マガ掲載用の出張読切版を描いてるから説、とかの可能性に賭けたい。


これまた8コマでオチが1つしかないタイプの8コマ漫画。エモい、というタイプのオチであろう。

第2話時点では八乙女ハルルの方が高かった身長、それがいつの間に追い抜かれていて成長を実感する。第二次性徴期、思春期というやつだ。

氏家ト全先生の過去作 『濱中アイ』 第080話でも、相合傘しつつ背が伸びた話をするエピソードがあった。それを思い出す。

背を比べる八乙女ハルルの右手が良い味出しとる。淡々と終わるのも良さがあった。


後半6ページ目のショート漫画パートは、八乙女カイ in 八乙女ハルルの部屋!

きちんと机に向かって宿題を終わらせる八乙女ハルル、そういや八乙女ハルルは算数のテストで100点取ってたり勉強できる子だった。

ベッドの上や後から見えるタンスの上に乗ったぬいぐるみは、アヘマルシリーズのぬいぐるみのようだ。

そして虫退治のため部屋にインする八乙女カイ。読者と八乙女カイとで、八乙女ハルルの部屋を初めて目にする回が一致である。

八乙女カイから八乙女ハルルの家を訪れることはあまり無さげと読み取れるね。

八乙女ハルルから八乙女カイに食べかけのお菓子を渡そうとするシチュエーション、何気にこれで2度目である。

回数が重なると 「八乙女ハルルは意図的に食べかけのお菓子を八乙女カイに食べてもらおうとしてる」 という解釈が爆誕しそうだ。


カタコトになったりキレ出したり、虫を前にした八乙女ハルルのテンションがおかしくて笑う。余裕が無さすぎる。

それでいて八乙女ハルル母の紐パンについての解説は普段以上に饒舌だしで、八乙女ハルルの百面相が楽しいショート漫画だ。

最終1ページ、騒動を聞きつける第三者 (八乙女ハルル母) が帰宅してからは、発言が下ネタと誤解される王道のオチである。

これを聞いたのが八乙女ハルル母だったからお口あんぐりだったけど、もし聞いたのが八乙女カイ母だったらどうなってたのかなあ。

そこも気になる。


今月の感想終了。

次回予告は "次回、いよいよ夏到来!!" とのことだ。

夏休み回なのか、夏の学校イベントなのか? 『生徒会役員共』 では夏休みは泊まりに行くイベントが多かったがどうなるのか?

そして今月も八乙女カイは、八乙女ハルルの事を下の名前では呼ばないままですね。脳内でも "こいつ" 呼びである。

前回第13話で話題にあがった、八乙女カイが八乙女ハルルを下の名前で呼ぶ展開はいつか来るのかなあ。


余談。

週刊少年マガジン別冊少年マガジンの1ページ広告が掲載されていた。

その広告で取り上げられてる漫画は、今月号からの新連載漫画と 『八乙女×2』 の2つのみだった。

どういうチョイスかは不明だが、まあ単行本が売れてたり期待されてたりするからここに選ばれているのだろう。

とりあえずは良かった。