今月の 『八乙女×2』 第15話 感想

・今月の 『八乙女×2』 感想。

第15話 「7月のスク水」 の感想だ。

どうやら連載形式は、4コマ漫画パートとショート漫画パートが6ページずつの全12ページが基本となった模様。


今月号では連載にちょっとした変更点があった。

よく欄外に記載される 「この物語はフィクションです」 の注釈と同じ感じで、『八乙女×2』 ならではの注釈が増えた。

内容は "この物語は、実際の時間、季節にあわせて進行していきます!! 各キャラクターが成長していく、年をとっていく物語です!!" というもの。

季節や年度の進行について公式説明が初めて出た!

1話から読んでる身としては当たり前の話~って感じだけれど、これから読む人にはありがたそう。

むしろこの説明が、今まで無かった事こそを気にするべきか? 学年が進むことを氏家ト全先生自身も当初は予定していなかった説が補強されそう。

たとえば 『生徒会役員共』 のように季節だけは進行して、最終回を迎える時に6年生から卒業する展開も用意していたとか。


まあ個人的には、不退転の決意ではなく、担当編集者さんが 「あった方が良いから」 程度に付けた説を押したいですが……

でもとりあえず "キャラクターが成長していく、年をとっていく物語" と公式に明言されたなら、二転三転はしないだろう。

あと6年続けば成人した八乙女カイたちを見られるぞ! 10年続けば八乙女カイたちの就活エピソードとか読めるかもしれない。

『八乙女×2』 が氏家ト全先生の最長連載になってほしいという気持ちの高まってくる注釈だ。


前半4コマパートのメインは、中学校での八乙女カイたち。サブタイトルに出ているスク水は、1ページしか出番が無い。

と言うか今月、初めて八乙女カイたちの親の出番が無い。八乙女カイ母たちは1コマも登場しない! マンション隣人要素が実質ゼロの回だ。


開幕5コマ漫画、泉ルイが学校でチョコを食べちゃう。放課後買ったおやつがうっかり残っていてのチョコ持ち込みだ。

生徒会役員共』 だったら持ち込みは禁止だぞーとかのネタに繋がりそうだけれども、同じ生徒会役員でも泉ルイはその場で食べて証拠処分だ。

そしてチョコを食べて言い放った言葉は、"人の目を盗んで食べるおやつって背徳感あるね" ですよ。

この台詞は高校生でも小学生でも言わなさそう。中学生ならではって微妙な年頃ならではって気がする。


3本目 【あつい】 では富谷君と黒松君が登場だ。中学校でも八乙女カイの男友達に出番があるのは嬉しいね。

成長していくとこの3人の間で男子ならではの下ネタとか飛び交ったりするのだろうか。

妹は思春期』 以来の男子学生サイド間限定の下ネタギャグまた見れるかもと思うと期待が膨らむね。


4本目 【あれから1年】 は、8コマ漫画。

更衣室でスクール水着に着替えたら、本木アユムのお胸が発達していて八乙女ハルルが成長の格差に驚いちゃう。

水泳の授業は小学校でもあってその時も一緒に着替えていたはずで、その時は格差を感じなかったはずで、この1年でよほど成長したという事か。

続く 【こりごり】 も本木アユムのお胸の成長を匂わせる4コマ漫画であり、八乙女ハルルが驚いちゃう天丼オチだ。

ここの八乙女ハルルの天丼リアクション好き。

本木アユムは 【どんよりな日】 でも、勘違い下ネタとはいえ今回1人だけ成長ネタを任されてる。本木アユムが巨乳に成長する未来もあるか?


【出したのか入れたのか】 は、この4コマタイトルに笑った。

"毛穴ケア" を "ケツ穴ケア" に聞き間違える下ネタですが、出すにしろ入れるにしろどういうケアだというのか。


文芸部メンバーが登場する 【武隈先輩におまかせ】 と 【青春あれこれ】 は、どちらも8コマ漫画だ。

何か最近、やっぱり8コマ漫画が増えつつありますね。【武隈先輩におまかせ】 は8コマ漫画ならではの長尺が必要なネタだけども。

そして久々に作中ゲームたるモンデスの名前が登場だ。今後またプレイする様子も描かれたら嬉しいね。


後半ショート漫画パートは、文芸部の合宿計画!

「文芸部って合宿するの?」 という疑問については作中でも説明されるし、検索したら実際に合宿している文芸部も実在したわ。

でも亀の頭中学校の文芸部は発足したばかりだし生徒からの提案だし、合宿は聖地巡礼を兼ねた旅行のようだ。

門脇先生が真に受けて合宿を毎年続く恒例行事にしそうな雰囲気あるね。


聖地巡礼」 を 「せいき巡礼」 (性器巡礼だろう) と聞き間違える下ネタ、聞き間違いネタの中でもド直球で笑った。

聞き間違い内容も中学生とか低年齢ならでは感あるし良い。

聞き間違えられた武隈アキナが八乙女ハルルの下ネタにたじたじとなってしまう展開は予想してなかったし。

ていうか武隈アキナ、そういうリアクション見せてくれる人物だったのか。下ネタに耐性の無い人物、氏家ト全先生の漫画では久々だ。


"部員で足りる" の台詞は "部費で足りる" の誤字かな……

それはそうと、旅行雑誌の 「Goodスポット」 の表紙レイアウトがヤバすぎて笑った。小さくさらりと挟むには勿体ない下ネタだ。

あと夏の合宿といえば、『生徒会役員共』 で合宿終了後に掲載誌がマガスペからマガジンへと移籍になったことを思い出すね。

まあ 『八乙女×2』 は移籍しないだろうけど。


今月の感想終了。

次回予告は "次回、きっと忘れられない夏が来る…のか!?" とのことだ。

これは直前の八乙女ハルルの "今年の夏は皆で初体験だね" の台詞を受けたアオリ文って気がする。

芦田ホシノが画策したような6人家族に間違われる展開は来ないと思うけど、6Pするのかと疑われる下ネタはありそうだ。

八乙女カイと八乙女ハルルが2人でモンデスやりまくる展開は……やるにはページ数が足りないかも。他の回であってほしいところだ。


余談。

今月号の別マガ表紙には小さく 『八乙女×2』 が選出されますが、裏表紙の別マガ連載作品紹介枠にも 『八乙女×2』 が選出されてた。

"アットホームな別マガには裏の顔が…!? ちょっと刺激的な非日常の体験へ、" のテーマで選ばれた作品群の1つが 『八乙女×2』 である。

隣人関係が裏の顔、ということか。武隈アキナや芦田ホシノは、八乙女カイと八乙女ハルルが隣人関係だと知らないので。

何かの用事で武隈アキナが八乙女カイ家を訪問したら、八乙女ハルルが出てきてビックリする展開とか今後ありそうですね。