今月の 『八乙女×2』 第19話 感想

・文化祭エピソードである今月の 『八乙女×2』 感想。

第19話 「芸術の秋なんて言わない」 の感想だ。

4コマ漫画パートが8ページ、ショート漫画パートが4ページ。文化祭で色々見せたいシーンが多いのか4コマ漫画の割合が高めだ。



前半4コマパートは、文化祭がメイン。

開幕1コマ目は学校の校門が装飾されて入場門になっているが……亀とキノコがあしらわれてる入場門って何だよ……!

学校名が "亀の頭中学校" だから亀は回避不可としても、キノコまであれば完全に下ネタである。

ちなみに入場門に書かれた文字は "WELCOME" ではなく "WELCOM" だ。"E"が無い。

氏家ト全先生のマジの誤字かとも思ったが、さすがにこうも目立つミスは無いよなあ。

作中では、装飾にあしらわれた亀の甲羅が着色されて "E" の文字になっていたりするのだろうか……?

ちなみに入場門にはアヘ顔アニマルのシリーズらしき着ぐるみもいる。さくらたんのようなマスコットキャラではないと思う。


2本目 【アダルトランド】 では、八乙女カイたちのクラスの出し物が風船釣りだと判明。

八乙女ハルルの "子供のお客さんばっかだね" の台詞に、いや君らも子供じゃないのと思ってしまった。これが老いか。

でもまあ自分が中学生なら小学生の事は子供って言うだろうな。リアルな表現か。


【パシャパシャパシャパシャ】 では、ドストレートなサービスカットが来た。

風船釣りのため水に濡れた泉ルイが、制服から着替えてメイド服姿になるぞ! ド直球の良さがある。

タイトルの 「パシャ」 は水風船が跳ねる音とスマホで撮影する音のパシャがかけてあるのですね、とかもう置いておこう。

メイド服の足元が見えないのが惜しいですね、生足だったのか絶対領域だったのか。

もしも 『八乙女×2』 がアニメ化されたら、この回の泉ルイはきっと長いことメイド服姿で過ごすことになるのだろうな……


【がんばり屋】 、背景で八乙女ハルルと本木アユムからたこ焼き食べさせてもらってる武隈アキナが可愛いな。

どういう経緯でそう2人からたこ焼きをあーんしてもらったようなシチュエーションになったのだろう。気になるところ。

それはともかくメインのボケは、"嫌な顔した方が逆にウケがいい" の台詞だ。

初見時 "嫌な顔しない方が逆にウケがいい" と誤読して、芦田ホシノは一体どれだけマニアックなのか……と思ってしまった。

嫌な顔した方がウケがいいのは、直前の 【パシャパシャパシャパシャ】 の泉ルイを見ての通りだ。このジト目を見よ!


【初心者歓迎】 からは麻雀編だ! 氏家ト全先生の漫画で麻雀シーンが描かれるのって何気にこれが初じゃないか?

麻雀牌描写が多牌や少牌してないかを数えたのは人生で初めてなので、氏家ト全先生の漫画で描かれたのは初という認識だが。

ちなみに今回の最新19話で麻雀部に所属してる黒松君、第12話では将棋部に入部していた

部活を変えただけか? あるいは今回のためにいきなり麻雀部に設定が変更になったというメタな理由か? 謎である。

麻雀部の友達イコール黒松君なのは、八乙女カイのスマホのLINEの画面を見るにも確実だし。

第12話が単行本2巻に収録された時、黒松君の台詞が変わっていたらメタな理由だと確定しそう。


【ぱい】 を読んで 「パイ 並べ方」 などで検索したところ、パイはパイでもアップルパイなどのパイが検索結果に並んだ。

八乙女ハルルの検索は完全にこの時のためのボケでありそうね。


脱衣麻雀ネタで脱衣する4コマや8コマのタイトルが、【お約束ムービー】 【ムービーその2】 なのは何か笑った。

ムービーなの? と思ったけど、たしかに麻雀は実際にしたことあっても脱衣麻雀はしたことない。

脱衣麻雀による脱衣は、多くの人にとってムービーでありそうだ。

ちなみに2度ある脱衣シーンは制服の上に羽織ったカーディガンを1枚脱ぐだけですが、2コマぶち抜きだし気合も入ってる。

ていうか黒松君の "オレがにらんだ通りお前達呼んで正解だったぜ" は、どういう意味なのだろう。

黒松君にとって八乙女ハルルは、下ネタ好きな人って認識はありそうだけど。

麻雀×下ネタで、脱衣麻雀の光景が見れるところまで読んでいたの? もしそうならスゲェ。


【敗者の弁】 、これシチュエーションもツッコミも簡潔で良いなあ。


後半ショート漫画パートは、祭りの後。

文化祭の終了直後のシチュエーションだ。

そういや一般の客も入場できるっぽい文化祭だったけど、八乙女カイたちの家族は登場しなかったな。

武隈アキナの妹とか初登場するに良さそうなタイミングの回と思えたが、そこはおあずけだ。

文芸部だからと部誌を出すような活動も無かった。結構意外かも。


文化祭が終わって後夜祭が始まるシチュエーションですが。

内容的には、八乙女カイと八乙女ハルルの2人のためだけのショート漫画パートだ!

後夜祭である体育館でのカラオケ大会は完全にスルーで、2人きりで部室でまったり過ごす。

泉ルイが生徒会役員としてカラオケ大会の準備をしたり、芦田ホシノが門脇先生に連れていかれた様子も八乙女カイは目にしない。

後夜祭の喧騒が部室の外から聞こえるだろう中、八乙女カイと八乙女ハルルは部室でゲームの対戦だ。

ド直球な青春描写に目が焼かれそう、眩しすぎる。


ちなみに2人が遊ぶゲームはスマホアプリの 『RHYTHM BATTLE』 というゲーム。音楽ゲームであろう。

作中ゲームとしてこれまでたびたび登場したモンデスではなかった。

まあこの場面で似合うのは音楽ゲームだし……もあるが、実際問題八乙女カイたちはモンデスから次のゲームに移っていそう。

「モンデスは?」 ともし聞けたなら 「もう飽きたし遊んでない」 との返事が返ってきそう。中学生の時間感覚的に考えて。


今月の感想終了。

次回予告は "次回、お寒うございます!! 年の瀬に粉雪舞う……" とのことだ。

去年はクリスマス展開だったけど、今年は何があるのかな。終業式か、あるいは年越しか?

冬休みだし、ショート漫画パートは八乙女家で過ごす話になるだろうと予想してみる。