・半分過ぎても綺麗な片付き方が見えてこないなあと思ってたら、片付かなかった。
いやはやつまり、結論めいた事が出て来なくて驚いたよ。
俺は矮小な人間なので、ハウルの動く城をハウルの動く城そのままとしては大きすぎてそのまま受け止めきれず、
こう何か一言でまとめられる教訓だのまとめがあれば助かったのだけど、
そういった事が出て来なくて参った。
「どんな話なの?」とか聞かれたら困るよなぁ。
真面目に「思った以上に、動いてた。」という回答も良いのかも。
物語の全体像を見せるのでなくソフィー視点からの物語を描いたんだと思うけど、
感情移入できなくてどうにも。余計なことばかりするし。
お城を勝手に動かすシーンには工エエェェ(´д`)ェェエエ工としか思わなかった。
それにいつハウルに好意を持ったんだろう。
ハウルの子供っぷりにはラブを抱く要素が見えてなかったので、好きだ云々は随分唐突に思えた。母性愛って事なのか?
魔法は綺麗で風景は優美で見てて面白い映画だったけれども、
結論とか教訓とか大団円とかまとめとか、話の終わりがねーですよ。
「まとめなんて無くても面白くできるんだよ!」ってのがまとめなんだろか。
そうだねえ、俺なりのまとめとしては
「力がある人の気まぐれは本当困る」
「自分のフェチズムを満足させるためなら不自然な展開でも手段は選ぶな!」
っていう教訓を得られる映画でした。