・全体の感想としては以上だよ。そしてここからは、1話目と2話目の感想だー。
「#1 あまてら荘の人々+犬」 感想
登場人物のアップから始まるという、氏家先生のマンガにしては珍しい新連載1コマ目だな。
舞台設定や登場人物紹介は特になく、即座に物語がスタートだー。
この辺りは巻頭カラーページに書かれた、
「男子禁制の聖域にオスが一匹やってきた! 合言葉は女子寮×犬。」 のアオリ文のみで説明を済ませたってことだろうか。
第1話目の登場人物が4ページ目までで出揃った。
片岡ヒカリ (15歳) 、山田コンスタンツ (15歳) 、犬、花園ハナ (15歳) 、寮母の朝宮さん (2X歳、独身) だ。
この4ページ目で放たれた下ネタ 「子供じゃないよ毛生えてるし!!」 は、『ハナとプチ』 の最初の下ネタと同じじゃあないか!
片岡ヒカリのツッコミに至っては、『ハナとプチ』 でのツッコミと一言一句同じ。
氏家先生お気に入りのネタなのか?
そして場面は異質な入浴シーンへ。何が異質かは先述の全体の感想参照。
それにしても、4コマ目でプルプルしている犬が可愛い。
山田コンスタンツと片岡ヒカリも捨て犬との共同生活を決意して、犬の好物がひじきと判明したところで1話目終了。
花園ハナが捨て犬を再度捨てることに強く抵抗を見せるのは気になるところ。
辛い別れをした過去とかあるのだろうな。
「#2 チート金髪」 感想
今度の主役はサブタイトル通りに山田コンスタンツだよ。
生活指導員である雨雲先生の持ち物検査にて、捨て犬を拾ってきたことがばれてしまってさあ大変! という話。
この 「#1」 「#2」 で、いきなり朝宮さんがいじられキャラを確立している。
2話目から新登場の雨雲先生についてはまだ謎だ。明かされたのは、"オリハルコンの仮面" とあだ名されていることくらい。
6ページ1コマ目、雨雲先生と花園ハナとの身長差がはっきり描かれているコマは何か好みだ。
大きな声の挨拶や、よく見れば背伸びしている花園ハナが力入れて持ち物検査に臨んでいる様子を感じられるからかしら。
そして明かされる山田コンスタンツの家庭環境。
なんと山田コンスタンツは陽汝学園学園長の孫娘でありました。
そういや "日本人とイギリス人のハーフ" である山田コンスタンツだけれども、学園長がイギリス人って方の可能性もありそうだ。
胴上げされたりちゃっかり化粧品を隠してもらおうとしたり、最初から最後まで山田コンスタンツがメインで終了。
っていうか、何気に犬の名前が決まらないまま2話目まで終わったぞ!?
そりゃきっと名前は 「プチ」 になるのだろうけど…… まさか名前が無いまま終わるとは。呼びづらいー。
以上、そんな感じ。
とりあえずは氏家先生の新境地を毎号楽しみに待つ様子見である。
気になる次号のマガスペは、発売日が1日早まって5月19日 (土) 発売。気を付けようぜ。