プチプチたんたんプチたんたん 「第30話」 感想

・さてさて 『生徒会役員共』 感想に続いては、今月の 『プチプチたんたんプチたんたん』 感想。

第30話 【あまてら荘のY談】 は、修学旅行の夜にダベる話。

舞台は宿泊先で、プチは一切出てこず、しかも語り手が田隈カオルなので、

「女子寮×犬」 という 『プチたん』 のキーワードを全無視した珍しいエピソードとも言える。

とはいえ語られる内容はあまてら荘での出来事につき安心?だ。


陽汝学園の男子生徒たちしか登場しないというレアな開幕1ページ目。

あまてら荘であったエロいエピソードを求められて語る田隈カオルだけど、

血の繋がってない妹が眼前で全裸になる話 (第21話参照) が一番のエロエピソードだと思う。

まあいくら田隈カオルでもこの場でそれは語らないよね。

男子たちがエロ話をするってシチュエーションは、氏家ト全先生のマンガだと初期の 『妹は思春期』 以来かも。

けどそういう状況 『妹は思春期』 でもそうそう無かったので、懐かしいって雰囲気は特にはナッシング。


少年誌マンガでのお色気シーンのお約束、"女子同士が入浴中にいたずらで後ろから胸を揉む" などの行為が、

とうとう氏家ト全先生のマンガで描かれる日が来てしまった。

ただし、あくまで田隈カオルの妄想として。ああ良かった。このシーンで一番良い点は背景が薔薇のスクリーントーンなことの面白さかな。

それにしても、山田コンスタンツが語る女子風呂の実態に 「トイレ貸してくんない?」 と返す田隈カオルに驚いた。

ナニをしにいくって告げてるって事だよね? 堂々とそれを言うのか。意外だ……

トイレに行くって堂々宣言する田隈カオルと 田隈カオルの前なら全裸で気にしない田隈サトリが2人で暮らしてるとき (普通にあるはず) 、

一体どんな生活になってしまっているのか。物凄く気になるのですけど。


陽汝学園の校則には派手な下着の着用を禁ずるものがあるらしい。

その校則に違反した生徒を見付けるため、落し物のブラを寮生1人ずつ着用させてまで捜す雨雲先生の追及は結構厳しいな。

それよりも、"ブラを着けるだけ" というシーンにいやらしげな表情集をねじ込むとは何か凄い手腕だ。

語り手の田隈カオルが話を盛ってるっつー描写なのかしら。


結局あまてら荘にHカップのブラが合う寮生はいなかったそうな。

『プチたん』 では今まで巨乳ネタも無いし、Hカップでは小さかったって寮生はいないと捉えて良いのかしら。

そういや今回、"猥談" の表記が全部 "Y談" になっている理由は謎のままだ。

"Y" だけれど局部に関する下ネタ縛りってわけでもなかったし。

"猥談" 表記だとマガスペ編集部の自主規制とか何かに引っ掛かるのかねえ。


最後の最後で女子生徒サイドの修学旅行夜話が。

折角始まったY談も、"いつもの下ネタトークと変わらないな!" 的なオチでお開きになってそうな予感。


感想終了。

次号予告は 「次号、ヒカリが××小説で汗ダク♥」 とのこと。

×× (チョメチョメ) 小説とは、官能小説なのかBL小説なのか。はたまたドリー夢小説か?

いずれにしても小説の入手元はコンスたんになりそうな気がする。