今月の 『八乙女×2』 第42話 感想

・今月の 『八乙女×2』 感想。

第42話 「修学旅行のお話・前編」 の感想だ。

修学旅行は漫画でも定番のイベントだが、氏家ト全先生が修学旅行を描かれるのは結構レア。

修学旅行より、むしろ普通の漫画で描かれないようなアミューズメントを描かれてきた漫画家さんが氏家ト全先生だ。

ページ配分は、前半4コマパートが4ページ、後半ショート漫画パートが8ページ。

全12ページなのは普段通りだが、修学旅行先に到着後のショート漫画パートに尺を取っている。



『八乙女×2』 は "実際の時間、季節にあわせて進んでいきます" と進むためか、2ヶ月にわたる前後編は今までなかった。

でも修学旅行という大型イベントのためか、今月来月は2号連続で修学旅行エピソードだ。


前半4コマパートは、修学旅行前日から出発までのエピソード。

開幕 「修学旅行のしおり」 が出てきて、懐かしさ全開。

表紙イラストからしていかにもな修学旅行のしおりだが、無論実際には氏家ト全先生が描いた表紙につき、絵は整っている。

ていうか八乙女カイが修学旅行にわくわくそわそわしてるの意外。そういうタイプだったのか。

これまでの文芸部合宿や受験合宿も、八乙女カイは実は結構ワクワクしている方だったのかも。


【テンション高め】 は8コマ漫画。修学旅行の行き先は京都だと判明。まあしおり表紙イラストも京都だったけど。

亀の頭中学校がどこの都道府県にあるのかは明かされていないが、修学旅行の行き先が京都になるエリアであるようだ。

5コマ目の富谷君に話しかけられる川村さんのコマ、位置関係のおかげで川村さんが上目遣いになってて珍しい描写ですね。

欄外の 「元運動部」 の記述、そういや川村さんも泉ルイと同じくバレー部員だった。富谷君はサッカー部、黒松君は将棋部。

『八乙女×2』 ではほぼ描かれないポジションの登場人物たちなので、部活描写は皆無と言える感じだったけど。


泉ルイが腕組みポーズでオチのセリフを言う光景、読者的にはおなじみの光景だ。

しかし同じ空間にいる八乙女ハルルたちにとっては 「声でっか」 な印象の光景なのか。解像度があがった。

過去にも毎回、声がデカいと思われてたのかな、と考えると面白い。


【先生の教え】 、佐久間サクヤ先生がMっぽいとはいえ痛みそれ自体に興奮できる性質ではないようで何だか安心。

いやそれよりTバックを既に履き慣れるほど履いているという方を喜んだりしたいか。


4コマ漫画パートラストの 【出発】 もまた8コマ漫画。

修学旅行出発当日朝、八乙女カイが八乙女ナルミ (八乙女カイ母) に、行ってきますの挨拶をする。八乙女ハルルもいる。

常日頃八乙女カイ家に入り浸っている八乙女ハルルだが、八乙女ナルミに挨拶する場面は描かれない。

そのせいか八乙女ナルミに向けて会釈してるこのシーン、他人行儀というか礼節をわきまえているというか、新鮮で良いね……!

八乙女ナルミの発言が 「ハメ (を外し) ちゃ駄目」 という省略であるという解釈、八乙女カイ独自視点のものと思うがどうか?

つまり八乙女ナルミの真意は 「ハメちゃダメ」 の言葉そのままであった説だ。どうか?

むしろ絶対押すなよ的なフリである、という異論も成り立つかも。


後半ショート漫画パートは、修学旅行先の京都でのエピソード。

一般の観光旅行ではなく修学旅行として訪れている京都なので、描かれる風景は見たことある場面ばかりだ。

見よ! 1コマ目をでかでかと飾る、氏家ト全先生によって描かれた清水の舞台を。

氏家ト全先生がご自身で京都に取材へ行かれたのかなあ。まあ清水寺ならいくらでも別マガ編集部に資料写真があるか。

オチとしては本木アユムの高所恐怖症から繋げられた下ネタだけど、それより泉ルイののん気な感嘆に笑ってしまった。


自由行動では、前半4コマ漫画パートで語られた京都スイーツめぐりにいそしむ八乙女ハルルたち。

修学旅行という班行動が基本のイベントなので、クラスメイトの富谷君・黒松君・川村さんも今回登場シーンが多くて嬉しいね。

4名で1班につき、数合わせ的にメガネのモブ男子も登場していた。次回の登場予定があるのかすら分からないモブ生徒だ。

京都らしく和スイーツだけでなく、八乙女ハルルたち女子の班がレンタル着物に着替える展開も来た。健全なサービスカットだ。

「どぉカイ君?」 と、着物姿をどや顔で八乙女カイに見せびらかす八乙女ハルルの表情よ……! その態度が可愛らしい。


今月最後は、縁結びのスポットで八乙女カイと間接キスをする八乙女ハルル。本人は気付いてないのが読者の想像をかきたてる。

最終ページの次のページで八乙女ハルルは一体どのような反応を見せたというのか……!?

いやそれよりペットボトルの飲み方が凄い。躊躇なくこういう飲み方をするかね?

もしかして、このようにペットボトルを八乙女カイに持ってもらって飲むやり方自体は、日常的にしてるのか?

八乙女カイ家で2人過ごす時間の一部しか読者には明かされていないと言えるわけだしな。


今月の感想終了。

次回予告は "次回、修学旅行後編。夜の女子部屋は大騒ぎ!!" とのことだ。

後半ショート漫画パートが夜の女子部屋と予想した。最終ページは、帰る日の朝となるような展開で。