今月の 『八乙女×2』 第43話 感想

・今月の 『八乙女×2』 感想。

第43話 「修学旅行のお話・後編」 の感想だ。

前半4コマパートが6ページ、後半ショート漫画パートが6ページ。普段通りのページ配分だ。



前半4コマパートは、修学旅行での夜の女子部屋エピソード。

次回予告にあった内容だ。後半ショート漫画パートに来るかと思っていたら、予想が外れた。

開幕のシーンは、八乙女ハルルたちが大浴場で入浴。昼間は一緒に班行動してた川村さんは、ここでは一緒ではないのだな。


2本目 【パワフル女子】 からが、夜の女子部屋エピソード。

男子は途中の1コマ除き、4コマ漫画パートの最後になって初めて登場する。後半も出番が少なく、女子メインの回と言える。

タイトルのパワフル女子とは泉ルイのこと。就寝時刻を過ぎてもおしゃべりで声を張っちゃう体育系っぷりのことだった。

3コマ目で声の大きさを注意する八乙女ハルルが可愛い。えっ、これ何だか八乙女カイの前ではしない表情って感じじゃない!?

表情だけでなく、規則破りして見付からないようするシチュエーション自体が本作でレアだしな。地味に眼福なカットだ。


【飲みものトーク】 【加速する夜】 は、本木アユムの天丼ネタ。

次第に下ネタ側ポジションになってきていた本木アユムが、下ネタに爆笑する!

オチが天丼だし爆笑する本木アユムは2本とも同じ構図だが、作画自体はコピペではない。

見比べれば眉毛の角度は違うし、2本目はテンションあがったのか顔も紅潮している。微妙な描き分けによるこだわりを見よ。

こうしたぱっと見で完全同じに見えるコマでも、滅多にコピーを使用しない。氏家ト全先生の漫画の特徴の一つだ。

ちなみに本木アユムは爆笑だが、川村さんの反応は描かれなくて一切不明。

川村さんも八乙女ハルルの下ネタっぷりはご存じだろうが、素直に笑う側なのかツッコミポジションなのか? どうなのだろ。


川村さんの新情報が判明だ。

次の 【実は奥手】 、「川村ヒカリ」 とのフルネームが欄外で初登場。

川村さんこと川村ヒカリ、小学6年生の時代から登場してきて、連載4年目にして下の名前が判明だ。

『プチプチたんたんプチたんたん』 の登場人物 「片岡ヒカリ」 と同じ下の名前だな。特に意図は無いだろうけど。

そして、川村ヒカリは富谷君と付き合っているとの新情報も判明だ。マジかよ。富谷君とも小学生時代からの仲だものなあ。

八乙女ハルルからの質問にも余裕しゃくしゃくで返答してるの、進展度合いを感じさせるぜ……


次の 【カウンター】 では八乙女ハルルたちが恋愛事情を質問し返されるわけですが。

夏休みにお泊り合宿した八乙女カイとの仲を怪しんで追及する相手が、泉ルイなのかー。

川村ヒカリ的にはこの3人の中だと同じバレー部だった泉ルイが一番仲が良くて聞きやすかったのかもだが。

いの一番に八乙女ハルルを問い詰めるわけではないのだな。その時間差のせいか、八乙女ハルルがボケてオチとなってしまった。

2コマ目時点での八乙女ハルルのリアクションが描かれていないけど、このとき八乙女ハルルはどのような顔をしていたのか!?

そこが気になっちゃう。


ついに【壁】 では就寝時間を迎えてお喋りしてたとバレてしまう。

佐久間サクヤ先生による柔らかな注意だが、返ってきたのは容赦ないジェネレーションギャップだった。

八乙女ハルルがきちんと読者向け説明をするあたり、これマジで死語なのだろうな……と思えて爆笑したけど同時につらいな。


次の 【夜のテンション】 、今は 「ABC」 ではなく 「HIJK」 だと本木アユムが話題を繋げる。

検索したら2012年にHIJKの意味を解説しているサイトが見付かったが、俺としては初耳のワードであった。老!

2006年発売の書籍で初出なら、2025年のリアル中学生に既に通用しなくなっているのかな……など思ったが不明だ。

俺に分かるのは、「エッチ」 を 「えっち」 と平仮名で表記するのは近年の新しい表現だな、ということくらいだ……

もしも本木アユムの台詞が 「えっち」 表記なのに佐久間サクヤ先生が 「エッチ」 表記で発言してたら泣いちゃってたね。


ラスト 【朝のテンション】 では修学旅行最終日だろう朝が開始。

ここに来てようやく八乙女カイたち男子陣が本格登場だ。

八乙女カイたちも就寝時刻を守らず夜更かししていた様子だが、何をして遊んでたのだろう。絶対ビデオゲームだと思います。

オチは深夜テンションを後悔して自己嫌悪する本木アユム。100%完全に下ネタ側になった、というわけではない模様だ。

ていうか現代日本だと深夜のお色気テレビ番組が根絶されたから、子供がそれ目的で夜更かしするってあり得ないのだな。


後半ショート漫画パートは、修学旅行の最終日エピソードだ。

後半も主役は女子組という感じで、男子組の出番が少なければ、京都っぽい要素も割と少なめ。

開始早々に富谷君と川村ヒカリの会話が発生しているわけですが、もうその様子をこれまでと同じ視線で見ることはできないね。

八乙女ハルルたちはその事実を前夜に知ったわけだけど、八乙女カイや黒松君は2人が付き合っていることを知ってるのかな。

もしも富谷君が滅茶苦茶ゲスだったら付き合いの詳細を友人間であけっぴろげに語るかもだが、どう考えてもしないタイプだし。


京都で学問の神様が祀られている受験生の人気スポットに到着。北野天満宮のようだ。

A.M.のイニシャルで書かれた合格祈願絵馬 (本木アユムのものだろう) の下に 「英稜合格!!」 と書かれた絵馬もある。

第33話の絵馬にも英稜の名前はあった、八乙女ハルルたちと同じ中学の人が書いたものだろう。

皆が合格祈願の絵馬を書く中、泉ルイが書いた志望校は "星麗高校" だ。八乙女カイたちとは別の高校だ!

第40話で匂わせがあった通り、やはり泉ルイは八乙女カイたちとは別の高校への進学を考えていたのか~。

それはそうと、氏家ト全先生の漫画に登場する学校名は下ネタのもじりとなるパターンがある。亀の頭中学校とかもそうだ。

でも星麗高校は下ネタのダジャレとは違うようだ? 読み方も普通に "せいれい" だしな。パターンに当てはまらない例だ。

特に何かの意図はないネーミングと思われる。単純に、今まで出てない学校名を付けたかっただけかと思われる。


「八乙女君と一緒じゃなくていいの?」 と泉ルイに聞いたのは川村ヒカリ。

八乙女カイに向ける好意、それがバレているのは泉ルイからのものだけ、気付いているのは川村ヒカリだけ、ということなの?

読者的には八乙女ハルルから八乙女カイへと向ける好意とかが気になるわけですが、そこは今回描かれない。

"八乙女ハルルが隠すのが上手" という話かもしれないが、まあ漫画的には今回の主役が泉ルイだからであろう。

それに多分 『八乙女×2』 は高校生編にも続くと思っているので、進路との絡みはここで小休止、という意味だけかもしれない。


修学旅行に同行するカメラマンによる写真撮影、それも今回は女子組がメインだ。

八乙女ハルル・本木アユム・川村ヒカリ・泉ルイの4人で撮影した写真、今回の象徴的に差し込まれたカットで良さがある。

そういや男子組の班員の数合わせ的に出てきた鏡モブ男子ですが、今回1コマだけ出番があった。先月だけの登場と思ってたよ。


最終ページは帰りの新幹線の中。

寝てる黒松君に悪戯 (だらしない寝顔を撮影するだけだが) する八乙女カイ、いかにも男子中学生っぽさがある~。

そして大オチは進路とか無関係に、寝てても写真撮影に条件反射する女子組である。笑った。撮影に対する心構えの違い……!


今月の感想終了。

次回予告は "次回、年末。ハルル、風邪をひいてしまう!!" とのことだ。

前半4コマパートから風邪を引いているのか、後半からとなるのか? それによって登場人物の多さが変わりそうだ。

そういや今月号には単行本4巻の情報が無かったな。次号あたりで4巻の発売予定日とか掲載されるのでは、と思う。