生徒会役員共 「#300」 感想

・ついに話数カウントが1話ずれたまま 「#300」 に到達 (週刊少年マガジン誌面では 「#299」 ) 。

来週号に "300回到達!" みたいなアオリ文が載っちゃったらどうしよう!?

でもこないだ連載300回直前記念をやったから、次回は特に言及しないだろうか……? 気になる。


そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 感想。

1週休載を挟んで、前回から引き続き 「桜才と英稜の交流行事 生徒会長を一日交換」 編!

後編となる今回は、天草シノが単独で英稜高校の生徒会長を経験するエピソードだ。


先に書けば、氏家ト全先生の過去作 『濱中アイ』 の登場人物は出演しなかった

濱中アイ』 には進路を英稜高校とした登場人物がいたので、これはゲスト出演あるか? と予想してたのだけども。

それらしい姿さえ無かったよ。

登場するなら学年的には高校1年生だけど (単行本5巻の巻末おまけ:英稜文化祭追加エピソードからするに) 、

津田タカトシも入学早々副会長だったし、登場してもおかしくないよなーと思っていた。


さてさて本編感想。

開幕 【気合を入れよう】 では、英稜生徒会に挨拶する前から天草シノの変な行動が見付かってしまう。

第一印象から不審者かよ と思われかねない場面だ。

まあ天草シノについては聞かされていたのだろうし、つつがなく次のネタに続いた。

これが七条アリアだったら 他校で公開一人スパンキングプレイしてる!? と思われた危険性があるな。


2本目 【育む青少年】 では、新たなる登場人物の登場だ!



英稜生徒会2年副会長の森さんが初登場

どのような人かと言えば、発育の良い人であった (巨乳) 。

胸を横から映した4コマ目を見るに、何やらめちゃくちゃでかいよ。七条アリア並っぽく見える。

肩もめちゃくちゃこりそうだ。

ちなみに以前の学園交流会 (単行本9巻 「#220」) に来ていた英稜高校生徒は、森さんとは似ても似つかず性別も違う。

森さんの代理で来ていたのだ とか思っておきたい。


巨乳に対して天草シノは 特に目立ったリアクションせず。

あまり面識の無い相手だろうしそりゃそうかー、と思っていたら直後の 【×2】 は疑似巨乳的な下ネタのオチだった。

まさか張り合ってきたのか……?

森さんがきっと天草シノについて聞かされていただろうように、天草シノも森さんが巨乳だと聞かされてそうだから、

わざわざ体温計を用意して来たのかも。


英稜生徒会にはもう1人のメンバー (ウオミー初登場回などにも登場したモブ女子生徒) がいるけれど、

そちらは特に自己紹介なし。名前も役職も不明のまま。

一応今回、 【いい話】 で初めてセリフがあった。脳内ツッコミだけど。

このモブ女子生徒の非デフォルメ顔を見るのも久しぶりのような気がする。

ついでに書けば、英稜高校の校長も登場。

桜才学園の学園長が登場するまでにかかった話数と比べれば驚異の早さだけど、こちらはただのモブ登場人物だった。


ラスト2本の見所は、普段は見せないような天草シノの表情だと思う次第。

顔を大きく描かれた全3コマとも、桜才生徒会にいる時はしない顔をしてるよ! こういう顔を見れるとは思わずー。素晴らしい。

それにしても、高所恐怖症っていつの間にか克服したのかな……

【フラグ建設地】 は、これで森さんと津田タカトシとのフラグが立ってるの? 初登場のその回で!?

本当に立ったなら驚異的な早さだ。英稜高校で許されてるプラトニックな付き合いの恋愛どころではない。


ラストの 【おかえり】 では津田タカトシたちが僅かに登場し、これにて津田タカトシの皆勤賞も継続。

津田タカトシは、全話に一度は登場している唯一の登場人物! ……のはず。

読切ショートや単行本巻末おまけには登場しないケースもあるけどね。

OAD 『生徒会役員共*』 第15話感想

・さて続いては、『生徒会役員共*』 OVAの感想だー。

つーか、今リンクを貼ろうとして気付いたけど、公的なOVAの紹介ページが無いのな。

1期の頃はOVA専用ページがあったのだが。


先にアニメ以外の話をすると、OVAのOPにて氏家ト全先生の担当編集者さんが1名代わっていた事が判明。

今村祐介さんが抜けて、小山淳平さんが新担当となった。

今村祐介さんは、『プチたん』 のメイン担当だったと思われる編集者さん。

小山淳平さんについては、検索しても情報がほとんど無い。

かつてマガジンSPECIALで連載されていた 『Swing JOKER』 という漫画の担当をしていたらしい事などが分かる程度。


さてさて、OVAの収録時間はおよそ30分。

生徒会役員共*』 第15話と銘打たれているOVAだけあって、TVアニメ1話分だ。

TVアニメのBD/DVDには ピュアver.(P音あり) と思春期ver.(P音なし) の2種類があったが、

OVAの内容は思春期ver.のみにつき、OPの轟ネネのバイブのモザイクは無いし、ピー音で伏せられていない言葉も多い。


アニメ化されている範囲は、単行本4巻〜6巻。

メインを占めるのは、高総体のエピソードだ (単行本6巻 「#134」 「#138」 「#139」 「#140」 )

そういや 「これな〜に?」 等のコーナーは無かったな。


付属のブックレット 「生徒会記録ノート! OVA」 は、BDでもDVDでも同じ。

設定紹介は、出島さんと桜才学園グラウンド。インタビュー記事は無かった。


感想としては、正座してる七条アリアのもじもじとした動きたるや!

七条アリアがそこを自らいじるシーンが動き付きで見れるとか、これはR-18ではあるまいか (過言)

くさいセリフのネタでの七条アリアの喜びようも素敵だ。

元々両手は握りしめていたシーンなものの、大きな動作が付いて 喜びっぷりがえらいこと強調されてる。

これは素晴らしいわ……!

七条アリアの魅力の1つは、七条アリア自身がそういうプレイを好きなだけにとどまらず、

それが楽しい行為だと信じており 仲の良い友人たちにもその快感に目覚めて欲しい! と考えてるだろうところだよね!

だから 「ついにスズちゃんもこっち側に来てくれたんだね」 (単行本5巻 「#115」 ) とかセリフが出るわけだろうし、

七条アリアの感情の高ぶりをさー、こう物凄くプッシュしてくれてるのは嬉しいね。


とりわけスポットライトが当たってたのは、トッキーだと思ったよ。

トッキーは高総体関連エピソードで猫耳付けたり試合に出たりと印象的なシーンが多かったけれど、

OVAでは柔道シーンが増えて、高総体ポスターもパワーアップ (三葉ムツミに投げられるトッキーの表情をしっかり見せてきた!) 、

表彰状のシーンでの 三葉ムツミとのアニメオリジナル掛け合い (過去の行動についてを回収するようなセリフ!) とか、

細かい所によくぞ詰め込んだなぁ という工夫が多い。


そして何より、最終パートのアニメオリジナルな出島さんと七条アリアお嬢様の絡みだよ! だよ!!!

出島さんに感情移入して視聴しても美味しく、七条アリアお嬢様に感情移入しても美味しい、傑作シーンではないでしょうか。

出島さんがベッドの上で転げまわるところを見ていたいし、俺が出島さんにベッドの上で転げまわるところを見られたいし、

出島さんが七条アリアお嬢様に見られるところも見ていたい……そういう欲望を一分の隙も無く回収する最終パートじゃあないか!

七条アリアが出島さんに態度を変えない (突き放したりも必要以上に優しく接したりもしない) ところも完璧だ。

マジで何と言うか、七条アリアお嬢様の対応は氏家ト全先生考案なのではないか? と思った。


フィーリングを直接垂れ流す意味不明な感想になって申し訳ないが、この最終パートはもう何と言うか、円だと思う。完全無欠な円。

大小はともかく一ヶ所とも途切れず凹凸も無い、永久機関が姿を変えた円のような、圧倒的な美がここにある。

頭の中の男子中学生が "インド映画では規制が厳しくラブシーンの代わりにダンスシーンが挿入される" との雑学を囁くけれど、

その雑学さえも不純物だ。


意味不明な感想を垂れ流す段落終了。

多分ここ、後で自分で読み返してもよく分からないと思う。

それはさておき、テニスの試合パートで密かに矢野アキっぽいなと思ってたモブ女子が黒髪になって別人になってたのが気になったり。

あと、もしや高総体の賞状が見えるシーンにトッキーのフルネームが映っているのでは!? と息を飲んだが現実は残酷だった。



「時 トッキー」 って! なお、三葉ムツミの賞状に記された名前は 「三葉 ムツミ」 。


かつて苗字でだけ呼ばれていた登場人物に下の名前が付いたのは、

"アニメではフルネームが無いと都合の悪いシーンが生まれるかもしれないから" みたいな理由と推察してるのですが、

今回まさに、下の名前が付いていないと都合の悪いシーンがあった!!

何てこった。

しかし実際そういう場面が来てさえ、トッキーに下の名前が付かなかった。

もうこれ、"下の名前が必要だろうシーンが今後あろうとも命名はしない" という氏家ト全先生の強固な意思表示なのかもな……

流石にアニメスタッフさんもトッキーの名前を再確認に行っただろうし。

『生徒会役員共の楽曲が全部分かるラッキーなCD、略して、全ラ。』 紹介

・最後。『生徒会役員共の楽曲が全部分かるラッキーなCD、略して、全ラ。』 について。

収録曲目は『生徒会役員共*』 公式サイトにもあるように、次の通り。


 01.大和撫子エデュケイション (TVアニメ1期「生徒会役員共」OP主題歌)

 02.情熱の花 (TVアニメ1期「生徒会役員共」挿入歌)

 03.蒼い春 (TVアニメ1期「生徒会役員共」ED主題歌)

 04.花咲く☆最強レジェンドDays (TVアニメ2期「生徒会役員共*」OP主題歌)

 05.青春爆走☆LOVE TRAIN (TVアニメ2期「生徒会役員共*」挿入歌)

 06.ミライナイト (TVアニメ2期「生徒会役員共*」ED主題歌)

 07.アイドルのすゝめ (TVアニメ2期「生徒会役員共*」挿入歌)

 08.桜才学園校歌『桜の空』 (TVアニメ2期「生徒会役員共*」挿入歌)

 09.花咲く☆最強レジェンドDays(男祭りver.)

 BONUS TRACK.KOBAYASHI Teacher ENGLISH2


「花咲く☆最強レジェンドDays(男祭りver.)」 は、

男性声優3人組ユニット (浅沼晋太郎さん、白石稔さん、利根健太朗さん) のテリブルルッキングが歌い上げるバージョン。

歌詞の変更が一部あるとはいえ (女→男、シノちゃん→タカトシ etc.) 基本は真面目に歌い上げる。

聞く前は冗談半分なのかなーと不安感を覚えてましたが、いざ聞いてみれば普通に聞けて、

「花咲く☆最強レジェンドDays」 ってやっぱ名曲っすわ……と改めて理解した。

雨模様の空に晴れ間が差し、太陽きらめく晴天へとどんどん変わるような曲調が好きなんだよ……!


どうでも良いけど、この男祭りver.でスッキリした事が1つあった。

1番にある 「銀河の果てで How are you?」 って何度聞いても 「豊かな胸で How are you?」 と歌っているよなあ、

実際、他にもそう聞こえている人がいるし……と疑問を抱いてたものの、

男祭りver.を聞けばハッキリ 「銀河の果てで How are you?」 と歌っており、空耳だったと判明。


「KOBAYASHI Teacher ENGLISH2」 は、9分46秒のトラック。

小林ゆうさんが1人複数役で盛り上げるコント。コントか?

楽曲CDに収録されているためか、テーマは 「花咲く☆最強レジェンドDays」 。


付属品などでの描きおろしイラストは、ジャケットの生徒会役員共×トリプルブッキングのコラボのみ。

このイラストでの津田タカトシは、初回プレス分限定特製外箱ケースの側面でしか確認できないぞ。

まぁ隅っこにデフォルメ顔で小さくいるだけだけど。


そういやこのCD発売と同じ日に発売のマガジンに載った 『生徒会役員共』 は、天草シノが英稜高校の制服を着ている扉絵だ。

他校の制服を着ている理由は、前回からの続き物の生徒会長一日交換編のためであり、このCD発売に合わせた訳でないだろうけど、

結果、天草シノの3種類の制服姿 (桜才制服/英稜制服/トリプルブッキング基本コス) を目にできる日となった。

面白い出来事だ。


歌詞ブックレットやCDケースには 『生徒会役員共*』 の様々なカットが散りばめられており、にぎやかだ。

そのカットもテーマ別 (各登場人物のデフォルメ立ち絵/表情アップ/お色気シーンなど) に選出されている。細やかな配慮が嬉しい。

初回プレス分に付くポケットティッシュは、ごく普通のティッシュ

そこに天草シノのカットが載った紙が封入されている。描きおろしでは無かったよ。「津田専用」 の文字が妙にでかいのは何か面白い。