生徒会役員共 「#405」 感想

・劇場版アニメの話題が長くなってしまいました。

さてさて、今週の 『生徒会役員共』 感想。

今週は劇場版アニメの全国ロードショー決定記念ということで一挙2話!

前回の予告通り、今回 「#405」 「#406」 は雪合戦大会関連のエピソードですよ。


1話目 「#405」 は扉絵から出島さんだぜやったー!

私服姿の出島さんで実に至福。メイド服を着用してることが多いからさー、こういう私服は貴重なの。

不機嫌そうな表情でも美しくてゾクゾクしてしまうね。


今週の週刊少年マガジンには 「全作品あらすじ紹介」 という企画がある。

しかし 『生徒会役員共』 など4コマ漫画には、あらすじ紹介が無かった。

とはいえ開幕 【アレンジ】 を読めば、これがどういう漫画で七条アリアがどういう性癖なのかまるわかりである。

これが親切設計だ。

逆に親切すぎて、アオリ文が 「は〜〜い、ア〇ルビーズを根元まで挿れられたい人は、全員しゅ〜〜ご〜〜!」 とかだったらどうしようかと思った。


2本目 【あと3人】 の出島さん! 普段と違って若干くだけた口調でしょこれ!?

セリフが 「気楽にやりましょう」 ではなく 「気楽にやりましょ」 と1文字無いだけで、今回はオフの日モードなのだろうなと窺える。

氏家ト全先生が今まで描き上げてきた出島さん像あってこそ、たった1文字の違いで素が出ているのだと汲み取れる。最高。


天草シノたちが出場する雪合戦大会は、どういう大会なのか?

きっと町内会で開催されるような小規模なものだろうと予想していたのだが、意外とガチっぽいね。

出島さんは 「ライトな大会」 と評しているが、ルールブックが配られてたりする規模みたい。

こういう色々なイベントに挑戦していく展開って良いよね……

週刊少年マガジン伝統の体験ルポ漫画 ( 『ちょっと盛りました。』 とか) の風味も入ってる感じで楽しい。


3本目 【はつらつスズ】 は2コマ目と4コマ目も見所じゃないの。

「もらったー」 と敵陣のフラッグに飛び込む萩村スズの構図は迫力抜群だし!

出島さんの脳内独白は、100%出島さん自身のためのセリフであり、確実に素の出島さんが表現されていると言えるセリフ!

下ネタ側な立ち位置の登場人物って、どういう心持ちでボケたりしてるのかな? ってちょっと距離を感じるところあるじゃないですか。

それがこういう脳内の独り言が出ると、あぁ同じような考え方をしているのだなと分かるというか、身近に感じられるわけで。

小さいとは言わない方が良いよね、という気遣い出島さんもするのだなー (※下ネタではありません) 。


この 「#405」 で一番笑ったのは4本目 【連係プレイ】 。

太字シンプルツッコミよりも、こういう津田タカトシのツッコミが実に好き。ボケの味と相乗効果が出るというか。

5本目 【カムフラージュ】 の天草シノの発案は、きちんと2話目 「#406」 にも活かされているんですよね。

出来事がストーリーの中で組み立てられていくのって良いと思う。

つまり七条アリアが露出好きなのも、こうして出島さんにおだれられて開発されたという組み立てが実はあるのかもしれない (こじつけ)


おいおい今回は出島さんの出番が多くて、出島さんファンに向けたサービス回なのかと思ってしまうな!

6本目 【気分屋】 の嬉しそうな出島さん、実は 「#405」 で初めての笑顔だからね?

出島さんに笑顔で勝手な人だと茶化されたい読者が急増する笑顔じゃないですか???

下ネタを言えるチャンスと分かったらこの嬉しそうな態度! 好感しかない。

4コマ目の下ネタを中和するような萩村スズのちんまり具合もかわいい。