・さてさて今週の 『生徒会役員共』 は、桜才柔道部がオールスターで登場だー。
三葉ムツミやトッキーや津田コトミは登場するし、中里チリは扉絵だし久しぶりに海辺さんの名前も作中に出てくる。
っていうか柱の登場人物紹介に中里チリの紹介が追加されてるよ!
紹介文は次の通り。
中里チリ(高2)柔道部部員
ショートカットが特徴的なムツミの親友。ムツ
ミ、タカトシらと同じクラスのツッコミ役。
うわー感慨深い。
中里チリは 『生徒会役員共』 が週刊少年マガジンに移籍する前からいる登場人物だ (初登場は五十嵐カエデよりも先!)
そんな彼女が名前を得て、柳本ケンジとも絡むようになって、今週はいよいよ扉絵にも単独カットで登場だ。
すげー出世してるよね。
もしかして、劇場版の影響か?
劇場版では天草シノたち主要登場人物と同じくらいに活躍してるから、みたいな理由があるとかでさー。
というかこれなら、単行本15巻の登場人物紹介ページに中里チリもようやく追加されそうですね。
そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#431」 は、柔道部の面々がゲームセンターで遊ぶエピソードだ。
完全に柔道部がメインのため天草シノたちがほとんど登場しない。
萩村スズとかスズヘッドが1コマあるだけで、役員共ともあまり絡まない。
「柔道部のみんなって普段どういう日常を過ごしてるの?」 ということが丸分かりな一話になってる。
小ネタとして、今回は何故かサブタイトルのフォントが違うのよな。
普段と違って、丸文字っぽい字体が使われている。
柔道部が主役だから、とか関係するのかなあ。
開幕 【本来の自分】 、三葉ムツミの津田タカトシに対する好意とか周囲の事実みたいな扱いだ。
津田コトミは三葉ムツミの恋心とか分かった上でこの発言してるのだろうし。
当の津田タカトシは、どう思ってるのだろう。
「無双している自分を見てほしくない」 というのが男子全員に対するものと捉えてるのかも。
つーか津田タカトシが誰とくっついたら良いかってことを、津田コトミが考えたりするのかどうかも気になるところ。
2本目 【バトルライフ】 はレッツゲーセン。
柔道部の中でも三葉ムツミと対等に仲良く接してる中里チリの提案でゲームセンター編の幕開けである。
つーか同じ部活以前に同じクラスメイトだしな。
中里チリと三葉ムツミが初めて出会った場面は描かれていないから、実は中学や小学校からの仲って可能性もあるのかも。
さてさて、格ゲー好き的には嬉しいコマがやってまいりました!!
氏家ト全先生の手による格闘ゲーム描写である。
『生徒会役員共』 における格ゲーのカットはたしか2度目。
1度目は津田コトミとトッキーが対戦していた格ゲー (単行本11巻 「#298」) でしたが、今度はゲーセンで対戦だ。
こうして見てみると、氏家ト全先生は実際の格ゲーの画面をきちんと資料として描かれたっぽいね。
左のコマ、超必殺技を撃っている方では超必ゲージが画面内にちゃんと存在する。
あと右と左のコマでやられているキャラは同キャラっぽくない? キャラカラーは違うっぽいけど。
同じキャラが出ているなら同じゲームなのか?
でも同じゲームだと捉えるには、ゲージやタイムカウントのデザインが違うのだよな……
同じゲームではなく、片方は同じシリーズの新作なのかもしれないですね。
あるいはこのハゲマッチョが、片方の格ゲーからコラボで参戦して別ゲームでも使用可能になっているのかもしれない。
トッキーや津田コトミも格ゲーをプレイしたことがある、という事実はさておき。
【ガラス越しの彼女】 のロマンティックな雰囲気さえ漂うサブタイトルとは裏腹に、オチのトッキーは酷いお顔になってる様子。
その顔を確認できる津田コトミの立ち位置は特等席じゃないです???
"ガラス越しのキス" とかオシャレなイメージだけど、上手くやらないとこのように鼻フック状態になってしまうのかーとか学びがある。
トリプルブッキングが "ゲーセンに置かれたパネル" と言う形でのご登場。
【夢の競演】 、トリプルブッキングの出番は最近増えつつあるような気がする。
やっぱこの時期だと劇場版の公開と関連があるのかなとか勘ぐってしまうぜ。
この 『Dance Dance Revolution』 風の音ゲーの名前が 「R-Dance II」 というのは、こだわりを感じる。
音ゲーだと分かれば良いだけなら わざわざ 「II」 を付ける必要が無いわけじゃないですか。
それを現在ゲーセンで稼働している機種らしくあるよう 機種名の後ろにナンバリングやら施しているってことだよ!
やっぱ下調べをきちんとしてるのだなあ。
次の 【メガトン加工】 の主役は、かつて 「アニメのオリキャラ」 と紹介されたアニメ版から逆輸入の柔道部部員たち。
その紹介通りにTVアニメ版1期で登場した彼女らだけれど、もはやすっかり柔道部部員としておなじみの顔ぶれみたいだな……
"普通に氏家ト全先生の原作からいたのでしょ?" とか思っている人も多そう。
ちなみに今のプリクラは、シールがプリントされずにスマホ管理用データが出てくる機種もあるのだとか。
"プリ帳" という言葉も死語になる日も来るのかもしれないらしい。ヤバイな。
そんなプリクラの変遷とか無関係なところに三葉ムツミはあるようだ。
女子で連れ立って行ってるのにギャグでなく、平然とパンチングマシーンをチョイスする三葉ムツミのゲーセン観もすごい。
ラストは8コマ漫画で 【すっきり爽快】 。
三葉ムツミを元気づけようと気遣った中里チリが三葉ムツミにぶん投げられまくるENDである。
いや、結局三葉ムツミが万全の調子に戻ったのだから中里チリたちにとってもハッピーエンドではあるか。
その割には死屍累々な絵面のオチだけど。
スランプの原因である津田コトミはぶん投げられずに元気いっぱいな笑顔なの、真っ当なギャグマンガっぽさがある終わり方だわ。
感想終了。
さて、いよいよ07月21日 (金) には、劇場版が公開!
そんな訳で次号の 『生徒会役員共』 は、センターカラー付きで一挙2話掲載だ!
更には主演声優4人へのインタビューもあるそうですが……10周年記念特集企画は無いのかなあ?
週刊少年マガジンでの 『生徒会役員共』 連載10周年記念の特別企画、掲載があると思っているのだが……
この劇場版公開のタイミングではないのだろうか……それとも再来週号でやってくれるのかなあ。