今週の 『生徒会役員共』 「#598」 感想

・2021年一発目の 『生徒会役員共』 !

今回 「#598」 は、新年最初ということで初売りに関するエピソードだよ。

正月早々、津田家に集まる天草シノたちである。

そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。



扉絵は私服姿の天草シノ。

一見本編とは関係しない薄着に見えますが、実は最終ページのワンシーンであると後で分かる。

分かってから読み直すと、アレを穿いてるだろう部位に視線が行っちゃう。

ちなみに『劇場版 生徒会役員共2』封切り直後とあって、アオリ文句は劇場版2の告知がデカい。

生徒会役員共』 のタイトルロゴが極小で、劇場版2公開中という告知アオリがめちゃデカい。

若干ウケる。


開幕 【どやどや】 、津田タカトシが見るテレビに映し出されるは初売りの光景。

関係ないかと思いきや、そこに初売りから帰ってきた天草シノたちがどやどや戻ってくる導入だ。

過去には津田タカトシも 「#166」 (単行本7巻収録) で初売りに並びましたが、今回はお留守番だった模様。

しかしまあ、2021年にもなって今更だけど皆津田家に集まりすぎだよな。

桜才学園まで交通の便が良いそうだけど (単行本1巻#1」 ) 、集まるに便利な場所なのかな。


2本目 【幸せのつめ合わせ】 からは、テレビで見た福袋の中身交換会が早速催される。

安物買いの銭失い、なんて諺は気にせず安いからと沢山買っちゃう天草シノたちの若さ! 青春を感じる。

オチは七条アリアの空耳……ではなかった。

"福" と "服" をかけて上手いこと言うダジャレであった。

露出好きな七条アリアにとって 下着はそのまま外へ出られる "服" にカウントされそう、など思ったが違うわ。

下着姿はそのまま外へ出られない格好、というちゃんとした認識があるからこそ露出で興奮するのだろう。

うっかりしちゃった。


続く 【まるみえ】 は、そんな七条アリアと露出のネタ!

最初から中身が分かってる福袋の話題が、大人のネグリジェとしてスケスケな服に繋がろうとは。

ていうか、中身が透けて見える福袋を買うのが萩村スズなあたり良いですね。

堅実な性格が出ているというか。

萩村スズの場合、適当に買った福袋だとサイズの合わない服ばかりになるから、って理由もありそう。


次の 【肌面積】 もまた、新年早々七条アリアの露出プレイ絡みのネタである。

折角の裸マフラーも、毛糸のマフラーのちくちくに気が散っちゃうなら台無しですよねー。

七条アリアの実体験に基づく話題、って雰囲気が良い。

そして津田家の飼い猫:ムラサメ君が、デフォルメ顔でなく普通のお顔で登場だー。

こういうシーンの猫って、漫画だと下着との組み合わせでよく登場してるイメージが何かある。

というか漫画のサービスシーンで下着を登場させるアイテムとして、猫が使われているのかも。

ここではマフラーの交換シーンを2コマ連続同じ構図とさせないために、ムラサメ君が登場してそう。

見上げるお顔は素直にかわいい。

氏家ト全先生の工夫を感じられる構図だ。


5本目 【大と小】 は、萩村スズと津田コトミの福袋の話。

津田コトミから交換でもらったレッグウォーマーを萩村スズが穿いたなら、ニーソックスに早変わりだ。

サイズが合わない服を危惧してただろうに、まさかの誤算である。

事情を知らない津田タカトシが褒めてくれてるのが意図せずダメ押しになってしまっとる。


最終ページ 【きまったぜ】 は、8コマ漫画だ。

「戦利品でファッションショー」 として、天草シノたちの華やかな姿が半分を占めるぞ。

三者三葉ならぬ四者四葉、皆どの服装も似合っておる。

扉絵の天草シノの格好は、このときの服装だったわけですねー。

そしてオチは、天草シノのこの着衣。

2本目のオチに登場した紐パンがここに繋がった。

読み返せば天草シノは 「ちょっとスースーする」 と言っている。

氏家ト全先生の漫画で "スースーする" といえば、パンツを穿いてないか紐パンを表すフレーズなのだよな。

紐パンを手に唖然としてた天草シノは、言葉通り下着福袋に驚いてただけで紐パンは受け入れてたと判明するオチ。


今週の感想終了。

今週号の欄外でもめっちゃ告知されている通り、劇場版2を見に行くと入場者特典がもらえるぞ。

舞台挨拶は中止となってしまったが、入場者プレゼント企画は継続中だ。

ぜひ見に行こう。

<2021.02.08追記:マガポケへのリンクを追加>