『生徒会役員共』 「#592」 感想

・うかうかしてたら1週間遅れの感想となってしまいました。

この回の 『生徒会役員共』 は、畑ランコと行くキャンプ回!

食事をしたり夜空を観察したり、秋のキャンプを満喫しておる。

1つ前の回 「#591」 からの続き物でもあるけれど、ここから読んでも楽しめる作りだ。

そういう 「#592」 の感想。



この回の扉絵は、あらすじ説明を兼ねた1コマ漫画。

「UFO撮るぞーっ」 と宣言する畑ランコに、星の観察と思って引率してきた小山リカ先生はビックリである。

秋の星座とか教える準備をしてきてそうな先生ですのに。

真相を明かした畑ランコは、小山リカ先生にどう釈明したのだろうか?

いや、釈明とかしなさそうか。

てへぺろーくらいで済ませてそうに思う。

つーか畑ランコがてへぺろするの見てみたいな。


開幕 【星を見よう】 では、早速キャンプ場に到着だ。

後のネタであるように、キャンプにハマっている畑ランコだけあって、キャンプ場に人が多い近況も把握済みだった。

人が多い理由はキャンプデートが流行ってるからとのことで、キャンプデートからの下ネタに連結だー。

「星を見ながらデート」 が、この下ネタに着地するとか予想付かないよね、笑った。

七条アリアがウケてる様子は大変かわいい。

恥丘を抑えているのは "ちきゅう" の説明もあるのだろうけど、思わずそこを手で押さえちゃうこともかわいいな……!


2本目 【キャンパー畑】 では、畑ランコとキャンプの関係が語られたり。

キャンプ記事を書いたらキャンプにハマったそうで、ここでは関連知識のダコタファイアーホールなる技術をお披露目だ。

畑ランコはアウトドア関連のエピソードが何気に多いものなぁ、うなずけるー (単行本16巻収録 「#433」 など) 。

そしてオチは野外のトイレ。

公衆トイレとか無い場合、マジでこういう風に穴を掘ってトイレとすることもあるようだ。

なお、この穴が実際にトイレとして使用されたかどうかは、作中では描かれなかった。

氏家ト全先生が読者の想像に任せてきた、ということかー?

皆はどう思うのか!?

そうですね、俺は思うに、まあ天草シノたちが携帯用トイレを持参してきて穴は使われなかった、かな。

でも畑ランコが一人でキャンプに来たときは、実際こうやって穴を掘ってトイレとしたことあるのだと思う。


3本目 【エコ精神】 では、今度は小山リカ先生がキャンプノウハウをお披露目だ。

キャンプというより生活の知恵って気もしますけど、まあこれはこれで。

こういう知識がさらりと組み込まれてくるところは 『生徒会役員共』 の魅力のひとつだよね。

昔の週刊少年マガジンに載っていたルポ漫画の血脈みたいな雰囲気があって良いのだわ。

そしてオチは、生活の知恵……というわけではないな。

七条アリアでも全身ラッププレイは理解の及ばぬ範疇、という描写でもありますね。

七条アリア的には脱ぎたい露出したいという欲求が強いから、全身ラップは縁遠いプレイなのかもしれない。

それにしても、ラッププレイならその後のシャワーは不要という推察、たしかに難易度の高すぎる会話だ。

ていうか外からは汚されなくても、発汗とかあるし結局シャワーを浴びる必要があるのでは……?

いやまあ、そういうツッコミを入れるボケではなかろうけど。


4本目 【信じないぞ】 は、萩村スズのターン。

怖がりの萩村スズにとっては、宇宙人も幽霊と同じ怖い物カテゴリに入ってしまったようだ。

もしも空飛ぶ円盤のUFOが実在するなら、必然的に宇宙人も実在することになるわけで、ますます怖い。

眠気覚ましに読んだ本のおかげで、怖くて眠れないことになるという、何か新聞4コマみたいな感じの4コマだ。


次の5本目、【キャッ キャッ】 は笑った。

UFOを信じないことと流れ星に願いごとをすること、これらが同時に成り立つとは?

ロジックで考えるなら、たしかに畑ランコの思う通りであり笑った。

畑ランコはロジカルな少女なのですね……!

この手の水を差す指摘って、描き方次第では作中だけでなく読者も盛り下がる要素になりかねないポイントだ。

でもここは純粋に面白さだけ引き出せてるし、畑ランコの人物像も伝わる描写となっておる。

上手だよなー、氏家ト全先生の漫画が上手い。

つーかこうして秋の夜空を眺めているなら、小山リカ先生が準備してきたであろう星の観察も行えてそうですね。

一安心である。


最終ページの 【そして夜が明けた】 は、久しぶりの8コマ漫画だ。

何ヶ月か前まで多くあった (近頃は無かった) 8コマ漫画が、久しぶりにご登場だー。

長尺で描かれるのは、UFOが現れず撮影に失敗した次の日の朝。

徹夜で観察してたのかなー、萩村スズは顔も思考も眠気でいっぱいだ。

これまでも畑ランコの泊まり込み取材って、河童や獣人を撮影できずに終わっていた。

残念な結果と言えよう。

撮影結果だけ見ればまた同じだけれど、でも今回は前向きな形に終わるエンドだよ!

まさかの津田タカトシがUFOに憧れていて、また誘ってくださいと畑ランコに自らアピールだ!

これって気の毒に思ってのフォローとかお世辞ではないだろう、本心からの発言であろう。

これには畑ランコもニッコリだ。

最後のコマでは畑ランコが笑みを隠し切れてないぞ!

いや隠そうともせず、むしろ笑みを見せつけているのかも。

言ってる相手が 「非科学的なものは信じません」 と発言してた萩村スズだしな。

わざわざ笑みを作ったのでなく、嬉しさから漏れた自然な笑みを見せつけているのだったら良いなあ。


感想終了。

この回の 『生徒会役員共』 もまた、幽霊とか獣人とかUMAの実在可能性を感じさせない締め方だった。

でも例外的に、単行本17巻収録 「#482」 では、座敷わらしの存在を匂わせるエンドだった。

どういう違いだろう? UFOはNGだけど座敷わらしはOK、って基準ではあるまい。

畑ランコが関わるかどうか、正体を暴こうとしてるかしていないか、という違いなのかなあ。

今週の 『生徒会役員共』 「#591」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、畑ランコが主役のエピソードだ!

扉絵から畑ランコだし、オチと関係しない4コマでも全部畑ランコが関わってくる。

こういう一面もあったのかー、って新しい畑ランコを見れる回ですよ!



そんなわけで今回の 「#591」 感想。

開幕 【かまってちゃん】 は、まさにかまってちゃんとしか言いようがない態度で笑う。

自身の投稿写真が載った雑誌を見てもらうために、こういう態度を取れるのか……!

オチを見てから1コマ目に戻ると、おろおろするフリしてる畑ランコの演技に笑顔になっちゃう。

もうこのおろおろする様子を動画で撮影しておいて畑ランコ自身に見せたくなる素振りでしょ。

雑誌を隠す様子の動画を畑ランコと一緒に鑑賞したい。


そんなわけで2本目 【畑さんの証言】 からは、畑ランコの撮影したUFO写真がテーマだ。

「激撮!UFO 11月号」 なる雑誌、月刊誌なの?

過去にも畑ランコは、河童や獣人などのUMAを撮影しようとしてたことがあったっけ。

単行本8巻収録 「#200」 、単行本16巻収録 「#433」 )

畑ランコに言わせれば、「呼んでいるの 未知の存在が私を‥ね」 とのことらしい。

これはジャーナリスト魂的な意味であって不思議ちゃん的な意味ではない、とも言ってたけれど。

でも、今回の雑誌に載った畑ランコのコメントは、「お星様にお願いしようと夜空を眺めていたら」 とかあるぞ!

猫を被りすぎていて笑う、他人からどういうイメージで見られたいのか畑ランコは……!

不思議ちゃんと思われたくはないけど、夢見る女の子系女子だとは思われたいのだろうか。

というか、こうやって友人に見せてツッコまれるまでを想定した、ギャグとしてのコメントなのかもしれない。

君はどういう畑ランコ像がお好みか?

そうですね、俺としては知らない人からは夢見る女子系と思われたい畑ランコ像を推すかなー (知らんがな


3本目 【アリア「ん?」】 では、雑誌が七条アリアに見付かるぞ。

これって普段の氏家ト全先生の漫画だったら、1コマ目から七条アリアが登場していそうな気がする。

天草シノの発言をオチとするために、七条アリアの気付きから合流までをコマを使ってゆっくり描いた感じある。

それはさておき、この言い表し方は笑う。

「畑の秘蔵写真が素人投稿誌に載ったのだ」 、何ひとつ間違ってはいないコメントだけれど……!

よりによって七条アリア相手にその言い方は誤解しか招くまい、いや分かってて言ってるのだろうけど。

むしろ畑ランコと天草シノと七条アリアの間では、この言い方で事実が通じているのかな?

いや事実が伝わってなくて、3本目と4本目の間に七条アリアの誤解でもう1ネタ作中ではあったのかもしれない。

七条アリア自身は投稿してないだろうけど、出島さんの投稿エピソードとか語られたりしても良さそう。


4本目 【ゆーえふおー】 は、七条アリアの下ネタ空耳だ。

「UFO」 の発音 「ゆーえふおー」 が 「ゆーえむお」 として 「YOU M男」 に変換されてしまう。

このネタ空耳自体よりも、直前の 「津田君の前で本当のこと言っちゃダメだよ」 の方が見所だろうよ。

"津田タカトシがM男なのは周知の事実だけれど皆の前で公言することではないよ" ということだろう。

七条アリアにとっての津田タカトシ観、個々人の性的嗜好のプライバシー観が描かれておる。

他の可能性としては、"津田タカトシはM男だと自覚してないよ" みたいな理解でこう言ったのかなあ?

でも大丈夫、津田タカトシ単行本1巻#4」 で自身のM体質を発見しているので。


5本目 【ロマンを求めて】 、これは目から鱗が落ちたし、今回一番笑った。

ここまで読んで、昭和ならいざ知らず21世紀の令和時代にUFO写真って……など思っていたから驚いた。

21世紀だからあり得る 「UFOの正体」 、それはインフラ調査で空撮しているドローンの見間違いという説!

これは目から鱗が落ちた。

たしかに実際ありそうだ、知識がドローン誕生前でストップしている人が目撃したらUFOだと思うだろうものな。

そしてこの2コマ目までも良いのに、オチの七条アリアの発想は完全に予想外だった。

「自宅庭で露出プレイを撮影される可能性が!?」 って、そんな心配が成立しうるのか……!

横方向からの覗き見はされないだろう広大な七条家の庭でも、上空へは無防備だ。

これも21世紀ならではかー。

というかその心配への畑ランコも、それで良いのかと大変秀逸。

1コマ目と対になるコメントだけれど、投げやりなのかフォローしてるのか、もう何か分からない良さがある。


6本目 【スズちゃんは現実主義】 、このサブタイトルと同様に萩村スズがかわいい。

1,2コマ目ぶち抜きで枠線の手前に来ているスズボディは、若干描き込まれている気がするし。

陰影のつけ方が普段とは違うのか?

この 「非科学的なものは信じません」 発言に対する畑ランコの返しは傑作でしょ。

追随しているようで萩村スズを揺るがしにかかる畑ランコ、もうここは完全に普段の畑ランコって感じだ。

これ次の4コマで起こす行動のために、浮かれ気分だった畑ランコが冷静に戻ったって味わいがあるな。

もうここの畑ランコは、今回の1本目の1コマ目みたいに演技でもおろおろとかしなさそう。


ラストの7本目 【次回予告】 は、サブタイトル通りに次回予告を兼ねたネタだ。

生徒会役員共』 で最多となるサブタイトルって、間違いなくこの 「次回予告」 だろうな。

何気に、小山リカ先生の担当教科が化学であるとも判明。

小山リカ先生って化学の先生だったのか、何となく国語というか現代文の教師だと思ってた。

そしてこのUFO撮影する夜間外出のために、小山リカ先生の引率許可を引き出すテクニックが良いよなあ。

「物は言いよう!!」 のツッコミは、まさにその通りだ。

教師に対して適切な態度を取れる畑ランコも良さがあろう。

畑ランコって、小山リカ先生とか教師陣からはどういう生徒として映っているのかなあ。


今週の感想終了。

そして今回の欄外にも告知がある通り、『劇場版 生徒会役員共2』 の応援クラウドファンディングの実施されている。

詳しくは、応援クラファンのサイトにアクセスだ。

【特設ページ】絶頂1919人 「劇場版 生徒会役員共2」応援クラウドファンディング - アニメファンド(animefund)

目指せ!絶頂1919人 「劇場版 生徒会役員共2」応援クラウドファンディング - アニメファンド(animefund)

これ一番特典の豪華な 「桜才学園生徒会 会長コース」 は、実施開始当日の夜には既に300人の定員に達していたよ。

定員無制限で売り切れの無いコースもあるので、記念にぜひ応援してみたりすると良いかと。

劇場版2クラファンと、今週の 『生徒会役員共』 「#590」 感想

・これは感想を書いている10月30日(金)に発表されたニュースですが!

劇場版 生徒会役員共2』 の応援クラウドファンディングの実施が決定となった!!

詳細は、以下のツイートを見てほしい。

見れない場合はこちらのリンクで → https://twitter.com/seitokai0428/status/1321829146058739715



マジかー。

まさかこのような企画が温められていたとはねえ。

てっきり特典付き前売り券で企画は打ち止めかと思っていたよ、盛り上げてくれるじゃあないの!


それとこの応援クラウドファンディングのためにプロモーションビデオも作られてるのだけど。

何気にこのPV、劇場版2について初出しとなる映像が含まれているじゃあないか!?

こちらも見るしかないだろう。



応援コースによっては、ごく少人数しか受け付けていないコースもある。

これって絶対すぐ定員に達してしまうやつだろうよ!?

おいおいおいおい、11月4日の午前ゼロ時 (11月3日の深夜) になったら即座に申し込まないとな。

世の中やることいっぱいあるな。


・応援クラウドファンディングについては、来週のお楽しみとして。

それはそうと、今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#590」 は行事とかの無い日常回ですが、何だか粒揃いの回、秀逸なネタが揃った回だよ!



扉絵は私服姿の萩村スズ。

私服姿でコートのはずだが、白衣を着ている博士姿のコスプレにも見えて賢そうな雰囲気が出ておる。

それに扉絵のアオリ文句も、何だか良い感じだよ。

「生徒会の知性!! 生徒会の良心!! 伸びしろもいっぱいかな?」 、これ最後のセンテンスが優秀で優勝。

普段なら最初の2センテンスで止まってる気がする。


開幕 【会長の小話】 は、トイレの便座のお話だー。

誰が使ってどれだけ汚いか分からない公衆トイレの便器に座りたくない、という気持ちの話。

「気持ち分かるかなー」 と相槌を打ってるのが七条アリアなのは、ちょっと意外な印象かも。

七条アリアなら野外とか公衆トイレとかでも特殊なプレイをしてる経験がありそう、と思っていたので。

出島さんや横島ナルコ先生ならそういうプレイをしても、七条アリアはしてないのかな。

やはり腐ってもお嬢様、衛生面はきちんと管理された場所でしかプレイは致しません、ということなのかも。

妄想が膨らみすぎたな。

オチは便器の上に座るのでなく、便座を踏んで乗る形でのエロ蹲踞のプレイである。

全然関係ないのですけど、過去にskebで似たようなリクエストをしたことがある身としてはふふっとなっちゃった。

全然関係ないついでに書くと、マジで靴で公共のトイレの便座に乗って用を足す人がいるらしい、勘弁してほしい。

本編に戻れば、生徒会室のPCでこの画像を出しているらしいことは笑う、一体何を検索しちゃっているの。

漫画の上ではエロ蹲踞はイメージ映像として記号化された人間だけれど、作中ではマジのエロ画像なのかな?

もしそうだっなら天草シノは津田タカトシに、PCでエロ画像とか見せつけてることになるが……

いやそこは作中でも、こういう記号化された人間でエロくないイメージ映像だろう、と思うかな。


2本目 【属性耐性】 のオチは笑った。

津田家でゲームに興じる津田コトミと時カオル。

場所が津田家だと分かるのは、津田家の飼い猫:ムラサメ君がトッキーの股ぐらに鎮座ましましているからだ。

ていうか、ムラサメ君はトッキーにめっちゃなついてるな!?

漫画としては、ムラサメ君とトッキーが触れ合うシーンは今回が初のはずだけど、作中では以前から交流があるようだ。

そりゃトッキーは以前から津田家を頻繁に訪れているしな。

漫画では描かれてないけど、津田コトミも時家を訪れたりしてるのだろうなあ。

本編に戻れば、「火属性の敵に火の攻撃は効かないだろ」 のセリフをトッキーが言うのは良いね。

トッキーは津田コトミよりも格ゲーが上手いような描写もあったし、普段から割とゲームしてるのだろうな。

ドジっ娘トッキーならこういうミスをして津田コトミからツッコミ入れられるとこなのに、ここでは逆だ。

新鮮な感じがある。

そしてオチの津田コトミの理解と、トッキーの無気力なツッコミは笑った。

津田コトミは津田タカトシの好きなジャンルとか知ってそうだし、妹モノが無いとかも調べて気付いたりしてそう。


ちなみにこの2コマ目のゲームキャラにも注目だ。

氏家ト全先生がこういう作中ゲームなどのキャラとしてよく描く、金髪ツインテ少女というパターンに当てはまっている。

そしてこのコマはある意味、氏家ト全先生が描いたファンタジーバトルのワンシーンとも言えるかもしれない。

氏家ト全先生は、熱血ファンタジーバトル漫画を描いてみたいとも過去に言っていた。

もし描かれていたらこういうシーンもあったのかな、と思いを馳せてしまうカットでもある。


3本目 【出島さんの思い出】 は、出島さんのターン。

先に細かいことを書けば、"ゴキポイポイ" という実在の商標に引っかからない言葉選びがちゃんとされているな。

ていうか七条家にもGを捕獲するアレが設定されてるのだなー。

広大な庭園の中にあるのだし、虫やらだって生息しており屋敷に入り込むか。

個人的には1コマ目の出島さんがお気に入り。

だってこの1コマ目、完全に素の出島さんって感じじゃあないかよ!

誰かと接してるでなくしゃんとしてるでなく、マジで完全に自身一人の "個" っていう感じの行動っていうか。

どうにも言葉で言い表せないが、何とも良いぜ……

まあ一般的には、普段より描き込まれた3コマ目の橋高さんが見所なのだろうけど。

多少とはいえ、過去に橋高さんの顔がここまで描き込まれたことってあったっけ?

ビックリする橋高さんにこっちもビックリだよ。

橋高さんが思う出島さん像は、駆除されるGを思って涙を流す博愛精神に溢れた女性の可能性があったことにも驚く。

メイドとして働いている最中の出島さんは、そういう博愛精神のかけらを見せていたりするのかな?

まあ、とりモチプレイが痛かった思い出で涙を流したという答え合わせで、橋高さんの幻想は砕けてそうですけど。


4本目と5本目 【そっちかな】 と 【そっちだね】 は、ただでさえ面白いのに、合わせ技で一層面白い。

津田タカトシや萩村スズのちょっとした困りごとに、解決するアイテムを差し出す天草シノと七条アリア。

お腹の不調には、胃薬とア〇ルプラグを!

トイレの近さには、レモンティーの空きペットボトルとオレンジジュースの空きペットボトルを差し出すぞ!

はぁ~、これスゲェ良いな。

胃薬を引っ込めるときも、空のペットボトルを抱えたままのときも天草シノの表情とか特に良い。

無言で通じる天草シノと七条アリアの仲の良さが描かれておる。

もうこの天草シノと七条アリアの阿吽の呼吸は傑作だ。

生徒会役員共』 の傑作選とか出てこの2人の特集パートがあるなら、確実に選出されるだろう4コマ2本でしょ。

津田タカトシのツッコミとかも好き。


6本目の 【いいコトずくめ】 、五十嵐カエデの姿勢が崩れるネタである。

正しい姿勢の効能を真面目に説く天草シノによって、とっておきの効能は膣のしまりが良くなることだった。

五十嵐カエデにとってはズッコケのリアクションに相当するし、そういう目的ではないからと姿勢を崩したともとれる。

シンプルにまとまった良い4コマって感じだ。


ラストの7本目 【上級者コンテンツ】 は、轟ネネが大暴走かよ!

オチは七条アリアの下ネタ空耳だけれど、むしろ3コマ目までの轟ネネのやりたい放題がメインでしょ。

図書室で津田タカトシにオススメの本を差し出す図書委員の轟ネネ!

その書籍のタイトルは、高校生向けだろうとはいえ 『清く正しい性行為』 であったわけで!

しかも差し出した理由は 「男の子は皆セックスに興味あるのかと」 と来たわけだ!

おいおいおいおい、やりたい放題かー!?

こんなの言われた津田タカトシだってどんなリアクション返して良いのか戸惑うばかりでしょ。

実際、今回だって見事に下ネタへツッコミ入れてた津田タカトシなのに、ここではもう無言で表情も感情読み取れない。

そりゃ下手なこと言ったら、津田タカトシ側が変な目で見られてしまうものな!

何も言わず大きな反応もしない、それが正しい答えなのよな、津田タカトシは賢い。

轟ネネはこの本を読んだのかなとか、そもそも轟ネネ自身は清くも正しくもない性行為をしてるのでは、とか俺は聞きてえ。

でもそのような返答は踏み込み過ぎだし、むしろセクハラ行為になりかねない。

詰みかという状況なので、むしろ七条アリアの下ネタ空耳は津田タカトシにとっては助け船だよねえ。

セックスとソックスの言葉遊びネタは単独では弱いけど、こうして使われるとネタの組み込み方が上手いなーと感じる。

氏家ト全先生の巧みなバランスで成り立ってるネタと言えよう。


今週の感想終了。

今回のネタって、ほとんどは 『生徒会役員共』 の初期からいる登場人物だけで構成されたネタだ。

連載初期でも可能なネタと言えるなのに、何というかネタを構成する上手さは過去とは段違いだなと感じる。

氏家ト全先生の技術の熟練を味わえる回でもあった。

今週の 『生徒会役員共』 「#589」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#589」 は、主に桜才学園が舞台の日常回。



ちなみに内容とは関係ないけれど、今週号では 『生徒会役員共』 がやたらと前の方に掲載されている。

巻頭掲載ではないものの、前から2番目という掲載位置だ!

生徒会役員共』 を知らずに週刊少年マガジンを手に取った人の目にも入りそう。

なお、『生徒会役員共』 本編の前には劇場版2の健康器具付き前売り券の告知がデカデカと掲載されている。

生徒会役員共』 を知らない方へも健康器具の存在を周知させる親切設計だ。


さてさて本編、扉絵はパリィ・コッペリン。

私服姿での萌え袖をお披露目だー。

ちなみに本編では制服姿で若干萌え袖気味の格好を披露しており、2度おいしいと言えそうだ。


開幕 【ずぷっ】 は、生徒会室に蜘蛛が入り込んだ話。

単行本2巻収録、『生徒会役員共』 がマガジンへと連載が移籍してきての2話目を思い出しちゃうね。

生徒会入ってから初めてたくさん褒められたのが虫退治、という過去の津田タカトシが懐かしい。

今や津田タカトシの実力は皆が知るところなので、今から虫退治をしても褒められたりはしない。

今回も同様に津田タカトシがどうにかするわけですが、それはそれとしてオチは七条アリアの空耳。

「全身の毛穴がひらいた‥‥」 という他の穴に下ネタで繋げられそうな話が、下ネタ空耳で捉えられちゃう。

萩村スズのツッコミはもっともだー。


2,3本目は畑ランコの話。

【突撃 畑さん】 にて、天草シノにインタビューを申し込む畑ランコ。

言葉でおだててダメならば、焼き芋の差し入れでお願いだー。

つーか直球の買収じゃあないか。

単に甘いお菓子を差し入れるのでなく、秋という季節にあった食べ物をチョイスするのがセンスの良さか?

というか焼き芋を選んだ理由は、次の4コマが答えとなっているのかもしれない。


続く 【固定装備】 は、畑ランコとマイクの話。

普段からマイクを持っている畑ランコについて、萩村スズが話題に上げたぞ。

畑ランコの回答は、「マスメディアに携わる者には必需品だからね」 。

どうして必需品なのかという、もう一歩踏み込んだ話になるのかと思ったら、これを踏まえたボケがオチ。

マイクが必須なのは、マイクを向けることで相手に取材中だと意識させる目的もあるのかなあ?

いやそれはともかく、焼き芋を食べる → おならが出やすい ということを踏まえたオチだった。

天草シノのお尻へとマイクを向ける畑ランコ、もしやここまで考えて差し入れに焼き芋を選んだのだろうか。

もしそうなら策士すぎるな。

というか続き物のネタとは思っていなかったので、予想外で笑った。


4本目 【おはなばたけ】 は、パリィ・コッペリン meets ジャパニーズスラング "花摘み" !

「ちょいと花摘みに行ってくる」 と笑顔で立ち去る轟ネネは何か良さがあるな……

"花" と "鼻" を掛けてのネタですが、納得感のある誤解に繋がった。

鼻つみというか鼻つまみだ。

フィクションだけでなく現実にも割とありそうな誤解だと思う。


5本目は、氏家ト全先生の漫画としては珍しく直球のサービスカットと言えるかも。

【背中で語る】 では、背中が開けた大胆コーデに古谷サチコがチャレンジだ!

「アドバイザーはナツキ」 とのセリフがあるけど、そういや南野ナツキの登場以前にも似たセリフがあった。

あのとき古谷サチコにアドバイスをしたのも、実は南野ナツキだったのかもなあ。

というか、北山カヤではないのだな。

読者モデルの北山カヤがファッションのアドバイスをするなら、自然な気がする。

でもここでは、子供を産んで今は人妻という南野ナツキがアドバイスをしている!

意外な関係だ。

まあ人妻とはいえ一般的に大学生の年代なわけで、ファッションセンスは若者であるわけで。

学生時代の南野ナツキがどうだったか作中で描かれていないから、意外とファッションリーダーだったのかも。

スピンオフや番外編などで、古谷サチコたちが生徒会長だった頃のエピソードとか描かれたら良いのになあ。

それはさておき、オチは古谷サチコのカバンチラである。

スカートが大きく捲れているのにパンツが見えないのは、パンツを穿いてないからなのか?

あるいは布面積が狭いパンツを穿いているのかも。

下着も南野ナツキのアドバイスを受けている、という可能性へ妄想を膨らませられるオチだ。


最終ページ、6本目の 【アウト】 は津田コトミがトイレに間に合わないネタ。

慌ててトイレに駆け寄るもドアの前でがっくり肩を落とす津田コトミが描かれておる。

そりゃ津田タカトシもこういう勘違いをしますよねー。

これ今回一番笑った、よくぞこういう面白い誤解シチュエーションを思い付かれたものだ……!


ラストの7本目、【セーフ】 は反対にトイレに間に合うネタ。

"アウト" と "セーフ" でサブタイトルが対になっている組み合わせという小ネタが光る。

慌てて学校のトイレに入る萩村スズ、校則を遵守するので走らずに早歩きしてるっぽいな、描写が細かい。

そういやトイレシーンって 『生徒会役員共』 で何度も描かれたけど、ほぼ毎回ドアからの外の描写だな。

個室内でトイレしているカットが描かれたことは、滅多に無い。

個室内が描写されても、描かれてるのは登場人物の上半身とかバストアップだけだったはず。

下ネタ漫画であってもお色気漫画でないと、いうのを徹底されてるな。

そこはともかく、オチは七条アリアの下ネタ空耳だ。

今週2度目であり、今回3本あるトイレネタのうちの1本でもある。

しかも空耳されるセリフの発言主は、1度目と同じく萩村スズだ。

今週の内容を総括した終わり方と言えるかもしれない。

今週の 『生徒会役員共』 「#588」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#588」 は、横島ナルコ先生による下ネタ回ですよ。



扉絵も横島ナルコ先生であり、「今週は女性教師による下ネタパレード回です!!」 のアオリ文句付き。

おっと内容に触れられているのは珍しいな。

でも一体どれほど下ネタ溢れのパレードなのかとページをめくってみれば、割と普段通りという印象だ。

つまり普段から下ネタパレードな女性教師という話ですが。


開幕 【ぎぶ あんど ていく】 では状況説明。

急に降り出した雨に対して、傘を持っておらず立ち往生する天草シノたち。

横島ナルコ先生が車で送ることと引き換えに、資料整理のお手伝いをするよう匂わせてきたー。

七条アリアは出島さんに車で送ってもらってたりするのでは、と思うけど毎日ではないのだろう。

むしろ都合がついたときだけ、出島さんは七条アリアを車で送迎しているのかもな。

「遠回しに手伝えと」 とのツッコミがあるけど、結構直球に近い気がする。

横島ナルコ先生は普段から他の生徒も送っていたりするのかな。

送り狼みたいな行為にも及んでいるのでは……など、薄い本の導入みたいな妄想を膨らませてしまった。


2本目 【雑談】 では、早速横島ナルコ先生のお手伝いだ。

皆もくもくとやるわけではなく、サブタイトル通りに雑談しながら資料の整理。

普段4人で座っている生徒会室の机、横島ナルコ先生が座る場所はやっぱり普段から空いてる萩村スズの向かいか。

そこはともかく、オチは 「おにぎり」 から 「おにんにんにぎり」 という突然の下ネタ。

七条アリアの下ネタ空耳でも、こうは聞き間違えないだろうレベル……!

意図を汲み取ったツッコミをする津田タカトシたちでさえ、「何言ってんのこの人」 という直球の返しだ。

読者にとっても津田タカトシたちにとっても、突飛であったっぽいな。

お疲れですか とか、欲求不満ですか とかも言われない。


そんな突飛な下ネタも、天草シノには刺さったようだ。

次の 【シノ思った】 は、「アハハ」 と笑う天草シノが1コマ目に来ておる。

これは 「おにんにんにぎり」 に笑っているのか、それとも時間が開いてまた別の雑談で笑っているのか……?

でもおにぎりの話題から時間が経っていないようなので、やっぱりおにんにんにぎりに笑ったっぽいな。

津田タカトシの 「え今の内容で?」 のセリフは、何だか普段より下ネタにノってない感じがあると思う。

どうしたの? この回の津田タカトシは体調でも悪いのか?

あるいは、笑いのツボが大きく外れた下ネタだとリアクションがこう、という描写なのかもしれない。


続く4本目 【JKにぎり】 では、いきなりおにぎりが登場だ。

3本目と4本目の間に時間が飛んで、その間に天草シノたちが宿直室を借りておにぎりを作ったのだとか。

校内にあるだろう貸し出し用とかの傘を借りて、近くのコンビニとかに買いに行った方が……というのは野暮か。

たくあんまで用意されてるが、まあこの辺は漫画的なアレかもしれぬ。

そこはともかくオチは横島ナルコ先生の下ネタであった。

すっぱいおにぎりから下ネタに繋げることってできるのだな……という感じ。

これは全然関係ない俺の欲求ですが、横島ナルコ先生は成熟してない女子を味わった経験もあってほしいですね。


5本目 【レビュー】 、萩村スズは身長が小さいなら身体の他の箇所も未発達なわけで、手も小さいというネタ。

なるほど言われてみれば、と感心した。

今までありそうだけど、こういう要素に着目したネタは今までなかったような。

氏家ト全先生も最近思い付いたのか、あるいは実際小さい子供を見ていて気付いたりされたのかなあ。

というか萩村スズの視線に気付く津田タカトシが凄いし、視線を察して適したコメントを言えるところも凄い。

何という気遣いパワーだ、ツッコミが上手いということイコール気遣いが上手いということか。


最終ページの 【くだけた仲】 は、横島ナルコ先生の親密さの感覚が気になるお話。

思えば色々な人と肉体関係を持っている横島ナルコ先生だから、仲良しのハードルも上がっているわけか。

ちょっとやそっと身体を許したくらいでは心は開かないぜ、みたいなことのようだ。

股は開いても心は開かない、という下品な言い回しを思い付いてしまった。

もっと直接的な 「肛門についているティッシュを指摘できるくらい」 より下品かもしれない。

こう、堂々と下ネタを言ってるのに下品すぎと感じない辺りが横島ナルコ先生の品性なのかもな。


今週の感想終了。

最終ページの隣にありますが、10月23日 (金) から特典付き前売り券第3弾が発売となる。

第3弾の特典は、健康器具だ。

絶対買うぜ。