プチプチたんたんプチたんたん 「第12話」 感想

・花園ハナたちが女子寮を飛び出して、ペット同伴で宿まれるコテージにやってきた。

今回と次回は夏休みのコテージが舞台だとさ。

そんな訳で今月の 『プチプチたんたんプチたんたん』 、第12話 【夏だ山だ温泉だーっ(棒)】 感想。


開幕 山や温泉をバックに 「夏休みです!! 暑いです!!」 とナレーションが入り、

「って何だ この 季節に似合わんナレーションと背景!!」 と片岡ヒカリがツッコミ入れる。何故かメタネタ。

今回のタイトルも 【夏だ山だ温泉だーっ(棒)】 と、話の内容を表すだけでなく、それをいじる感じになっている。

氏家ト全先生の漫画は、年度が進まなくとも作品中の季節は実際の季節と連動している作品が多いから、

季節が連動しない 『プチたん』 で、このネタをやっておきたかったのだろうか。


今回の舞台が陽汝学園あまてら荘じゃあないのは、寮母の朝宮マミさんの思惑みたい。

夏休みに皆で出掛ける相談をしていた花園ハナたちに、朝宮マミさんの父親が経営する ペット同伴で泊まれるコテージの情報が。

身内の紹介なら割り引きもあり、「というわけでホイホイやってきたワケです」 だとさ。何と言う営業努力…… (妄想)

こりゃあ、朝宮マミさんの営業トーク (言いがかり) でホイホイやってきた他の寮生たちの登場も期待できるな! と思ったら、

いきなり3ページ目にして田隈カオルが登場だー。でも理由は朝宮マミさんとは関係なかった。

夏休みの間は、おじさんのところでバイトしているのだとさ。


「朝宮さんの父親がペット同伴で泊まれるコテージ経営」

「田隈カオル(15)朝宮さんの甥っこ」

「夏休みの間おじさんのトコでバイトしてんだ」


_人人人人_ >おじいさんでは<  ̄Y^Y^Y^Y ̄


それともこういう事か……?

朝宮マミさんの兄弟姉妹は、田隈カオルの親の他にもいて、その人が父親と一緒にコテージ経営をしている、と。

合う! ツジツマが!


コテージという言葉から殺人事件を連想してしまうのは紛れも無く 『金田一少年の事件簿』 の影響ですが、(超余談)

このコテージ付近には熊が出没するし猟友会が組織されているしで、これは殺人事件に繋がる要素か!? そんな訳が無い。

閑話休題

コテージのフローリングはペットのために滑りにくくなっており、ペット専用の温泉が付いている。

外にはドッグランもあるとか、今回は正にプチのためのエピソードだな。

しっぽ振って喜んでるしうれションしそうとか、犬同士がおしりの臭いを嗅ぐのは犬流の挨拶とか、犬用プリンとか、

犬知識がいろいろ詰まった回に仕上がっているじゃあないですか……!

氏家ト全先生が動物関連の本を読んで得た知識がどんどん投入されてきている。

特にネタとされていないコマにも、犬を飼っている人が見たら あるあると思う仕草とか描かれているのかも。


これを書いているのは1月25日だから 『生徒会役員共』 「#216」 を既に読んでいるのだけど、

その 「#216」 に出てきた足湯というネタが、何とこちら 『プチプチたんたんプチたんたん』 でも登場。

同じ場所の足湯という訳ではないです。『生徒会役員共』 側が後での登場。偶然、じゃあないよなあ。

「筋肉痛&棒になった足にはサイコーだね」 のセリフを受けて、「略して肉棒ね」 と山田コンスタンツがボケる。

そうか、タイトルの 「(棒)」 はこれを表していたのか! 多分違う。

コンスたんの下ネタが少しずつ直接的な方向に変わりつつあるような。何かの伏線かしら、と考えるのは深読みすぎるか。


ラスト。てっきり田隈カオルが特殊プレイと勘違いして鼻血出すかと思ったら、花園ハナの姿勢に感動して泣くオチとは!

三角木馬作りに参加したかったと言ってた田隈カオルではなく、コテージスタッフとしての田隈カオルがここにいる。

田隈カオルの成長に俺も感涙しそうです。しないけど。

でも、"夏休み明けの田隈カオルは一皮剥けているのかも" って想像させてくれるオチだよね。上手だなあ。


そして次回も夏休みコテージ編。

「次号、このコテージで温泉入って色々出ちゃうらしいです♂♂」 とのこと。

温泉で出ちゃうと言えば、『生徒会役員共』 の津田コトミ的なお漏らしか!? と思ってしまったけれど違うよな。

今月の内容が伏線だとすれば熊が出没だけど……これじゃあ殺人事件じゃあないとはいえ大事件だ。

"色々ポロリと出ちゃって連載1話目並みの露出度" って事だったらどうしよう。