・やったぜ。
2016年第10号の週刊少年マガジンでは、『生徒会役員共』 が一挙2話掲載!
扉絵のアオリによれば、「新作OAD付き限定版第13巻 申し込みしめ切り迫って一挙2話!」 とのこと。
同時掲載って単行本発売記念でやるように思うが、『生徒会役員共』 では以前からこのタイミングでやっている。
たしかに単行本発売時に一挙2話やっても遅いものね。
受注生産販売の限定版を出す作品ならではのタイミングということかー。
そういうわけで、『生徒会役員共』 第13巻限定版の予約締切は2月15日 (月) までだ。
予約を忘れたら新作OADを入手できないかもしれない! まだ予約されてない方はどんどん予約すると吉である。
さてさて今週の 『生徒会役員共』 感想。
一挙2話の1話目 「#361」 は、萩村スズ主役回。扉絵は朝の身支度中でパジャマ姿な萩村スズだよ。
開幕 【背伸び少女】 も萩村スズネタだけれど、ピュアそうな発言をする七条アリアに笑った。
そして天草シノが萩村スズの背の低さをどう見ているのかについても笑った。ひどい見方であるw
天草シノは、"自身が萩村スズくらいの身長だったらどういうプレイが出来るだろうか?" とか考えていそうな気がする。
さて2本目の 【ハプニングスズ】 からはラストまで1つのエピソード。
畑ランコのカメラに萩村スズのスカートの中が撮影されてしまってさぁ大変。
つーかこの2コマ目の萩村スズは、カメラに向けて自然な笑顔で手を振る、この畑ランコに対する距離感珍しい気がする。
他人行儀でも親しすぎずもなく、あぁ畑ランコに対してこういう普通のリアクション返すこともあるのかー!? っていう。
生徒会役員としてじゃなく上級生に対してでもない友人同士みたいな態度なので何かスゲェ新鮮。
よそ行きおしゃまさんって感じの趣があるよね。個人的には1話目でベストのコマだ。
萩村スズと畑ランコの関係性って 【追いついた】 の会話みたいな感じだと思っていたのだけど、
それはそうとオチの泣いてる畑ランコも意外な一面って感じだ。
まぁ以前にカメラは身体の一部とか言っていたしな……
いや今回は直前までけろりとしてるわけで、萩村スズに見せるための泣き仕草なわけだけど。
萩村スズが走らずしっかり歩いている細かい描写も見逃さないようしておきたい。
次の 【理想と現実】 は、女性の胸だけでなく男性の胸もまた欲情の対象になりえるという話……では全然無いな。
【マニュアル対応】 、萩村スズが過去最高に焦っているよ。
トイレを我慢できなさそうなときでも ここまでは取り乱さなかったのに!?
萩村スズが過去最高にテンパってる理由は 【あとのり】 の通りなのだが、おぉっとこれは意外な理由だったわ。
萩村スズでも、天草シノたちに "ダサいファッションは隠したい" みたいな欲求があるのだなぁ。なるほどなー。
七条アリアだったらダサいファッションしてきたことも (恥ずかしそうに? 嬉しそうに?) 天草シノに明かしそうだけど、
萩村スズにとっては、絶対に隠したい事柄だったのか。
かつて七条アリアに動物のプリント入ってる下着はいていると明かされたときとか (単行本1巻 「#5」) 、
あれ心底恥ずかしがって怒っていたのかもしれないな。
単にダサい格好が嫌なのでなく、萩村スズにとって大人の理想像は身なりがきちんとしている人というイメージもあって、
実利があろうと人に見られたら恥ずかしい格好をするというのは、理想から逸脱した行為だから嫌なのかも、と妄想した。
オチのこの得意げな顔はそういう顔ですよ!
ちなみに氏家ト全先生の別作品 『プチたん』 ではフワーリした毛糸のパンツが見事に描かれたけれど、
萩村スズの毛糸のパンツが丸見えの描写は一切無し。
週刊少年マガジンとマガジンSPECIALでの規制の差なのだろうか? もしくは担当編集者さんの好みの違いとか。
まぁそれよりラスト 【うそだけど本当】 2コマ目の戸惑う萩村スズの表情や、
「ごまかし方がクソすぎる!!」 って あぁ「クソすぎる」 という言葉遣いも出るのかという点を堪能しておきたいね。