生徒会役員共 「#385」 感想

週刊少年マガジン公式アプリであるところの 「マガポケ」 こと 「マガジンポケット」 が一周年を迎えるそうだ。

これを記念して、7/30 (土) 〜 7/31 (日) には、アプリ内で描きおろしのお祝いイラストも配信されるらしい。

氏家ト全先生による 『生徒会役員共』 のイラストもきっとあるはず。

ぜひともチェックしたい。


・ぶっちゃけ1週間以上経ってからこれを書いているわけですよ。そういうときもある。

そんな訳で、7/20発売号の 『生徒会役員共』 感想。

この回 「#385」 (マガジン誌面では 「#384」 だが) は、『アイドルのあかほん』 からトリプルブッキングがやってきた話の2本目。


さてさて前回、トリプルブッキングのライブを楽しんだ天草シノたち。

握手会で手紙を渡すのが目的の1つだったわけですが、今回は握手会も終わった後のホテルが舞台。

扉絵もホテル、っつーか扉絵のスペースが開幕 【ばったり】 の1コマ目として状況説明に使われている。


天草シノたちがライブ帰りに外泊する必要があったってことは、割と遠出してきたようだ。

氏家ト全先生の漫画って、たまに 「主人公たちが繁華街へ繰り出すために遠出する」 って感じのシチュエーションあるよね。

明示はされていないけど、各作品の主人公たちは郊外に住んでいるイメージで作品が描かれているのだろう と思ってる。


漫画とかで 「ばったり芸能人や有名人と出会って、トラブルに巻き込まれて問題解決して仲良くなる」 って展開あるじゃんよ。

個人的にはどうも平成初期とか昭和とかに流行った懐かし展開っつーイメージがあるのですが、今回の話は正にそれです。

握手会で渡すはずだった 文化祭への出演依頼の手紙を渡しそびれた天草シノ。

直接対面する機会とかもう無かったはずだが、泊まるホテルでトリプルブッキングにばったり遭遇。

この時の如月カルナは完全にオフの状況であるわけですが、その表情は普通に芸能人モードだよ。

素の不愛想な表情を見たい方は 『アイドルのあかほん』 単行本を参照! ってことなのかー?

生徒会役員共』 のトリプルブッキングは芸能人としての姿で、オフの姿は 『あかほん』 でと分別されてるのかなあ。

まぁ、飯田シホと有銘ユーリはどっちでも変わらないけど。


トリプルブッキングのメンバーの名前が本編中では下の名前しか出てこないのも、オンとオフの分けているためなのかもしれない。

(柱の登場人物紹介では苗字付きフルネームで紹介されているけど)

そうするとこの感想でも、『生徒会役員共』 でのトリプルブッキングのメンバーは、苗字を付けない方が良いのかなあ。


今回もまたトリプルブッキングの3人がメインとなる4コマが1人1本は確保されてて、夢のコラボって感じ半端無い。

少なくとも氏家ト全先生やマガジン編集部はそういうつもりで展開してるよね、これ。

濱中アイ』 から天野ミサキが 『児童会役員共』 にゲスト出演したときよりもプッシュしてる印象さえある。


2本目 【おしかけアイドル】 は、飯田シホのネタ。

飯田シホがネットの評判を気にするようになるとは……! そういうの気にしないタイプだと思ってた。

そういう素行がネットに書かれると、他のメンバーや事務所のレイ・プリンセスから注意されるからそれが嫌で気にしてる、とかかも。

ちなみにセリフで存在が語られてるだけだけど、マネージャーの井戸田ヒロキもちゃんと着いてきてるみたい。

今回登場するのではと予想してたけれど外れてしまった。

マネージャーはどういう人物なのか? それは 『あかほん』 単行本で確認だ。


3本目 【え】 は如月カルナのネタ。

七条アリアと如月カルナが同じ4コマに登場しててもきちんと見分けつくものだな…… (酷すぎる感想)

芸能人と出会ったとき、あわよくばと願うものは写メやサインだろうに、物に即行ける七条アリアの発想は流石だった。

平素から出島さんに使用済みのモノとか狙われているから出た発想かもしれない。


おっと有銘ユーリがネタの 【アイドルとつながろう】 は、ともすれば下ネタとも解釈できそうなサブタイトルだー。

津田タカトシがベッドの上の有銘ユーリとしっかり繋がる。

まぁメインはそこよりも、萩村スズの態度ではないかと思ったよ。

萩村スズは、同年代に見えるけれど実は圧倒的に年下という人物と接したときどのような態度を見せるのか?

そのとき特に傲慢も自虐もなく、普段通りの態度である萩村スズに良さを見た。


次の 【寛大な心】 は秀逸だよ。

『あかほん』 で飯田シホが帯びていた豪快なエロさが、今なお健在であることが伝わってきた。

笑顔で 「よくエロコラされてるし」 と赤裸々に明かせる様子って謎のエロさがあるよね……

『あかほん』 の頃からさ、ちょっとエロい方向に突き抜けてるよ飯田シホは。


それにしても 【救いの手】 、飯田シホがそんなピュアな妄想を信じていたとは!?

握手を求められたファンの少年に 「手はちゃんと洗わないとイカ臭くなっちゃうよ」 と言い放った飯田シホが!!?

人は変われば変わるものだなあ。

それとも内心、握手会のときにも同じことを思っていたのかもしれないけど。


そしてラストは 【ブッキング】 ですが!

げぇーっ!? 何と次回は英稜高校も関係してくるらしい! 一体どうなってしまうのか!?

まぁこの感想を書いてるのは次の話を読んだ後なわけですが。

でもこれ読んだときにマジに驚いた。

今でこそ英稜高校に通う登場人物と言えば魚見さん・森さんですが、最初に英稜高校の名前が出たのは 『濱中アイ』 だったわけで。

この夢のコラボ展開、実は氏家ト全先生の作品から登場人物が集合するオールスター展開で、

時系列の整合性とか敢えて無視してでも、『濱中アイ』 の登場人物まで英稜高校の生徒としてゲスト出演するのでは、と思えたわけで。


もしそんなオールスター展開という豪華さなら、これって最終回の前触れじゃあないのか? と妄想が膨らんだわけですよ。

だってもうすぐ、「#390」 の話を迎えるわけですよ!

生徒会役員共』 の単行本は1巻あたり30話を収録しているので、連載が終わるときは単行本にきちんと収録しきれる話数のはず。

つまり30の倍数の数の話付近 (390、420、450、480……) になるって推測が成り立つわけだからねー。

もうすぐ30の倍数である390話目を迎えるタイミングで過去の作品からゲスト出演祭りみたいな展開が起きるとしたらさ、

それって最終回を迎えるからではないの? と思ってしまうじゃあないですかー。


とりあえず今週の感想は終了。

最終回かどうなのかってことは、現状とりあえず判断のしようがないのよなあ。


ちなみにこの日は20日なのでマガジンSPECIALの発売日でもあった。

でも当然ながら、連載終了した 『プチたん』 関係のページはもうどこにも無かったよ。

単行本3巻表紙が広告として裏表紙をめくったところに小さく載っている程度だった。