どうでも良い事ですけれど、
最近「〜なのです」っていう言葉を好ましく感じるのです。
だから無駄に「〜なのです」調を多用していたのです。
あーあと「〜だけれど」「〜ですけれど」ってのも好き。素敵な感じ。
まぁそれはともかく。
オンライン版である以上、読む人(どれだけいるのか)の事も考えねばなりますまい。
つまり多用しすぎるな俺ってこと。
「リップルアイランド」っていうゲームをプレイしてたよ。
ファミコンのゲームなんだけど、PSでも出たそうだ。
ジャンルはアドベンチャー。
もう16年近く前のゲームなんだって。
つまり「サラダの国のトマト姫」みたいなものかな。
ストーリーとかについては、上のリンク先を参照してください。
6,7年くらい前に買った何かのゲームの本で存在を知ったの。
もはや内容も本の名前も覚えてないけれど、
リップルアイランドがとてつもない名作みたいに紹介されてたのは覚えてる。
あと最初に紹介されたのが「ゲバラ」だった事も覚えてる。
それはともかく、その本で興味を持ちました。
で、プレイ→クリア。
いや簡単に書いたけど、途中でどうしても分からないところがあった。
例えばエリア2のふくろうがそれ。
木の実をあげなくちゃいけないんだけど、その木の実の場所がノーヒント。
しかもその場所に行けば一目で分かるという類のものでもなくて。
俺は頑丈イルカっていうサークルの攻略マンガ同人誌を持ってたので、
それを探し出してきて、どうしても詰んで進めない時にだけ読んでクリアしたよ。
しかしさすがに昔のゲームだけあって、言葉がストレートだなぁ思った。
無駄な事を言わずにストレートだから怖いっていうか、逆に笑えるっていうか。
ツッコミが厳しい。
容量の都合とかもあるんだろうけど。
例えばこんな感じ。
・木の実を引っ張ったら、
「あっ つぶれちまった」
・知り合いを叩けば、
「イタッ オイラに なにか うらみでも あるのか」
・空を掴もうとすると、
「ずっとやってたら」
・木を叩けば、
「きが どうかしたの」
・男の子に木の実をあげようとしたら、
「なにするんだー こどもだと おもって あまくみるなよ」
・雪山で迷ってしまうと、
「カイルとキャルは ゆきやまで みちに まよってしまいました GAME OVER」
ストレートすぎ。
それからクリアするための道筋が、いかにも「クリアするための道筋」らしかった。
つまりなんていうか、
「何でそんな都合良く物語が進むの?」っていう感が露骨にあった。
どうして井戸の中に降りるためのロープが、すぐそこに落ちてるのか。
どうして汚れた巻物を洗ってくれるアライグマがいるのか。
どうして都合良く槍をくれるタヌキが敵の城の中にいるのか。
どうしてそのタヌキの好きなつまみをゴミ拾いするともらえるのか。
他色々。
こういう点も昔のゲームっぽくて懐かしさを感じたけど、
やっぱり「強引な展開だなぁ」とも感じてしまった。
全体の感想としては、ものすごく純粋で綺麗なゲーム。
名作だと紹介されていたのもよく分かるよ。
最近のゲームみたいに人間の嫌な面がメインに出てくるのではなく、
ただ綺麗な面、純粋な願いだけで構成されていた。
みんな良い人。
オコジョとか違うのもいたけど、本気で嫌な奴なのではなくて。
ラスボスも純粋な願いが動機であって、「人間滅ぼしてやる」とかそんなんじゃなくてさ。
なんつーかね、嫌いになる点が少ないの。
上記の「攻略本が無いと詰まるかも」「強引な展開」はちょっとあれだけど、
それ以外は本当に嫌がる点が無い。
童話かな。例えるなら。
童話みたいなゲーム。っていうか童話そのものかも。
ほのぼの系。
「裏切り」「絶望」「嫉妬」「嘲り」とか、そういう事とは無縁の世界。
もしこのゲームが嫌いな人がいたら、
それはもう、単純にこういう「綺麗な世界が嫌い」ってだけだと思う。
人間の性悪な面が前面に出てきてる系が好きなんじゃないかな。
そういう人には向かないと思う。
あと、リメイクとかじゃないから、グラフィックはファミコンのまま。
だから「初めてのゲームはプレイステーションです」って人にも向かないかも。
まとめると、
・ファミコン世代
・綺麗な物語が嫌いじゃない
・童心を失ってない
これら3つの条件を満たしている人にはかなりお薦めのゲームでした。